新たな時代のジャポニスム旋風が巻き起こる、フランス・パリで日本の美を再発見~大規模な祭典「ジャポニスム2018」展覧会リポート!

黒木杏紀2018/08/10(金) - 11:56 に投稿
19世紀後半にフランスの芸術家たちによって見出された日本美術が、ヨーロッパに多大な影響を与えることになったジャポニスム旋風。それから約1世紀半、現代の日本が誇る文化芸術を発信する祭典「ジャポニスム2018」が開催されています。パリ内外の 100 近くの会場を舞台に、2018年7月から約8か月間にわたり、美術展、舞台公演、映画、その他食や工芸など日本人の日常生活に深く根ざした文化まで多岐にわたる日本の芸術と文化が古典から現代まで幅広く紹介するこの催しの、オープニング当初の模様をフォトレポート形式でお伝えします! 

「建築」への眼差し -現代写真と建築の位相-

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 19:43 に投稿
杉本博司「サヴォア邸」(建築家:ル・コルビュジエ)(c)Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi


発明家ニセフォール・ニエプスによって撮影された世界で最初の写真が、作業場の窓から見える納屋と鳩小屋であったように、19世紀に誕生した写真は当初から建築と強く結びついていました。特に20世紀の近代建築運動では、多くの建築家が自らの建築を社会に認知させ、その運動を推進する手段として写真を重視していました。そこで強調されたのは、写真が有する記録媒体としての透明性であり、この傾向は今日でも建築ジャーナリズムを中心として大量に生産・消費される建築写真に受け継がれています。その一方で、そうした建築写真とは微妙に異なる立ち位置から建築に関心を示す写真家や現代美術家がいます。

UNBUILT:Lost or Suspended

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 19:42 に投稿
建築倉庫ミュージアムにて、2018年8月4日(土)から10月8日(月・祝)、建築模型をオンラインで預かる世界初のWEBサービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」で保管する作品をはじめとする複数の建築家による、アンビルト建築作品を展示します。

日仏友好160周年記念「ジャポニスム2018:響き合う魂」オープニングセレモニーをリポート!

黒木杏紀2018/08/09(木) - 19:26 に投稿
今世紀最大の日本文化博ともいえる「ジャポニスム2018:響き合う魂」(以下「ジャポニスム2018」)が7月12日パリで開幕しました。日仏友好記念160周年を記念し、約8か月間にわたりパリ市内各地で日本の美術や演劇、映画、伝統芸能など様々な分野でイベントが展開される日仏合同のプロジェクトです。そのオープニングセレモニーの様子をフォトレポート形式でお伝えします。

丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 11:41 に投稿
日本画家の丸木位里(1901−95)と洋画家の俊(赤松俊子・1912−2000)は、夫婦共作で戦争や公害による人間の惨禍を描きつづけました。ふたりの代表作である連作《原爆の図》のうち初期三部作は、報道規制が敷かれた1950年代初頭に日本全国を巡回し、いち早く人々に原爆投下後の惨状を伝えたことで反核反戦の象徴となります。

三人展 -Forward Stroke 明日への眼差し-

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 11:41 に投稿
現代日本を代表する佐賀出身の三人のアーティストの共演。わずか1mmに満たないペン先から壮大な世界を描き出す画家 池田学、独自の世界観による細密描写とインスタレーションで魅了する陶芸家 葉山有樹、ナウシカのメーヴェ実機を生み出した空飛ぶメディアアーティスト 八谷和彦、人の作品に宿る「前向きな意志」、「強い眼差し」により、今を生きる人々にエールをおくる展覧会。

文体の練習

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 11:41 に投稿
本展は、文字や言葉にまつわる様々な表現をご紹介するものです。何かを書くことは、別の何かが書かれないことと表裏一体。その意味で、あるひとつの言葉を様々な意匠や文体で書き換えることは、そこに書かれることのなかったものやありえたかもしれない現実に光をあて、 名前をつけ、かたちを与え、この世にあらしめることなのかもしれません。

#カイジュウ展

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 11:35 に投稿
海獣(カイジュウ)の生態や人との関わりについて、動物学や歴史学などの様々な視点からご紹介します。 【主な展示物】 ・美保関で捕獲された19世紀のニホンアシカ剥製標本(島根大学総合博物館所蔵) ・浜田で捕獲されたキタオットセイ剥製標本(島根県立しまね海洋館所蔵) ・浜田で捕獲されたキタオットセイ骨格標本(島根県立しまね

大阪蝸廬美術館 特別企画展「須磨藏寶・宋元餘韻」

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 11:35 に投稿
大阪蝸廬美術館では、このたび特別企画展「須磨藏寶・宋元餘韻」ならび国際シンポジウム(国際学術研討會)「須磨藏寶・宋元餘韻」を開催します。本展は、美術愛好家として中国一流の画家とも関わりの深かった須磨弥吉郎が、中国在勤中に蒐集した作品、さらに日本に伝承された宋元時代の中国美術品の精品を展示します。また国際シンポジウムでは