企画展「オブジェクト・ポートレイト Object Portraits by Eric Zetterquist」

ARTLOGUE 編集部2018/10/07(日) - 21:19 に投稿

大阪市立東洋陶磁美術館では、2018年12月8日(土)から2019年2月11日(月・祝)まで、企画展「オブジェクト・ポートレイト Object Portraits by Eric Zetterquist」を開催します。

本展では、ニューヨークを拠点とするアーティストのエリック・ゼッタクイストによる写真作品34点を、被写体となった当館所蔵の陶磁器作品とともにご紹介します。

エリック・ゼッタクイスト(1962-)は、1992年までの10年間、現代美術家の杉本博司(1948-)のもとで働きながら現代的な写真表現と東洋の古美術を学び、現在はニューヨークを拠点に活動しています。「古陶磁の肖像」とも言える「オブジェクト・ポートレイト」は、古陶磁の細部を高度に抽象化したシリーズです。ゼッタクイストはこのシリーズについて「東洋と西洋、そして古代と現代の出会い」だとして、ミニマリズムの作品や、宋磁からの影響を挙げています。彼の写真は、宋時代の山水画を意識したものもあれば、アレクサンダー・コールダー(1898-1976)に代表されるモダニズムの構成を思わせる作品も見られます。

Flash(フラッシュ) 1979/1988

ARTLOGUE 編集部2018/10/07(日) - 18:46 に投稿

原美術館が開館した1979 年と、ハラ ミュージアムアークが開館した1988 年その両年に焦点をあて、それぞれの年に制作された作品をご紹介いたします。


ハラ ミュージアム アークは創設30 周年を迎えました―
1979 年、全国的な美術館設立ブームに先駆けて、原美術館(東京都品川区)は創設されました。その別館としてハラ ミュージアム アーク(群馬県渋川市)が開館したのは 1988 年、元号が昭和から平成へと変わる前年、いまから 30 年前のことでした。本展では、このふたつの年にスポットを当て、両年に生み出された作品の数々を、原美術館コレクションより展観いたします。
 

出品作家:アンゼルム キーファー/イケムラレイコ/オノサトトシノブ/大竹伸朗/操上和美/クリスト/トム ウェッセルマン/野田裕示/フラビオ シロー/真木智子/宮島達男/黎 志文/李 禹煥/ルイーズ ニーヴェルスン など
長期展示作家:草間彌生/束芋
出品作品数:約30 名、約40 点。常設作品、長期展示作品を除く。

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いのち・いのり─原六郎コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/10/06(土) - 20:17 に投稿

いきとしいけるものへの賛歌や、祈りに注目し、構成した展覧会。

 

原六郎コレクションの中から生命(いのち)への賛歌や生きることへの祈りを感じ取れる作品を選んでご紹介します。前期では円山応挙の弟子にあたる森徹山と長沢盧雪の作品を、師である応挙の「淀川両岸図巻 下図」と共に展示します。森徹山「百鶴図屏風」は、日本では長寿の象徴として親しまれている鶴と松を画題に、力強い画面構成で描いた華やかな作品です。後期では、江戸中期絵画に影響を与えたといわれる中国画家沈南蘋(しんなんぴん)の作品を展示しますが、やはり鶴や松、蘭、薔薇など、不老長寿を暗示する題材を画面に配した構成が特徴的です。また、後期では「祈り」に通じる作品として、桃山時代に描かれた「仏涅槃図」なども出品の予定です。


【前期】絵画に描かれた躍動する「いのち」
応門十哲…円山応挙の門人のうち、特に優れた10名の弟子。
その中から森徹山と長沢盧雪を、師である応挙の作品とともにご紹介いたします。

 

毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする

ARTLOGUE 編集部2018/10/05(金) - 22:52 に投稿

国内外で注目を集める新進アーティスト、毛利悠子が、世界初の美術館での個展を十和田市現代美術館で開催します!

 

毛利悠子(1980年神奈川県生まれ)は、展示空間全体を作品に変える<インスタレーション>という手法で創作活動を行ってきました。その作品はハタキやスプーン、空き缶など、私たちが日常生活で目にするものを使い、電気や磁力、空気の動きなど、普段は目に見えないエネルギーの存在を明るみに出します。不思議な動きを見せる毛利の作品に接すると、まるで物たちが、生き物のように呼吸をしているような—時には人間を超越した大きな力がその物たちに触れているような、そんな感覚に陥ります。

毛利は今回、アンモナイトからケーブルのより線など、さまざまなレベルで見られる渦や回転、あるいは螺旋の運動からインスピレーションを得て、音響を使った大規模な新作彫刻を展示します。それは天体の運行という大きな力 や、社会が大きく動いていく時の様相をも象徴的に表しています。

他にも、映像、版画、そして現場の中に即興で生み出されるインスタレーションを通し、国内外で多くの観客を魅了してきた毛利悠子の芸術世界をご覧いただきます。

【 展示の内容と見どころ 】

おどる色彩 舞うひびき 第38回名古屋大学博物館企画展

ARTLOGUE 編集部2018/10/02(火) - 02:30 に投稿
名古屋「どまつり」の踊りの魅力を名大チームを例にとり「衣装」と「音楽」が踊りとどう結びつき盛り上げているのかを紹介します。 関連イベント ・12/1 講演会「ハイブリッドカルチャーとしてのよさこい-体験的よさこい文化論」加藤晴明(中京大学) ・1/26 演舞「心咲(こころざき)ほか」快踊乱舞(かいとうらんま)(名古屋

リニューアルオープン記念展覧会 II 「徳岡神泉 - 深遠なる精神世界 - 」

ARTLOGUE 編集部2018/10/02(火) - 02:30 に投稿
徳岡神泉は、明治29年(1896)に京都市上京区(現・中京区)の神泉苑近くに生まれ、生涯の大半を京都で過ごしながら絵画制作を行い、昭和47年(1972)に京都で没するまで幽玄ともいわれる独特な表現で近代日本画において大きな足跡を残した日本画家です。 神泉は、竹内栖鳳の画塾・竹杖会や京都市立絵画専門学校に学び、写生に基づ

大学博物館が語る、地球と人類のヒストリー 連携博物館講座

ARTLOGUE 編集部2018/10/02(火) - 02:30 に投稿
2018年度テーマ「カタチの成り立ち」 第1回 10/6 南山大学B21教室 ・動物の得意な動きを決める骨のカタチ 藤原慎一(名古屋大) 第2回 10/20 名古屋大学博物館講義室 ・人類を進化させた石器のカタチ 門脇誠二(名古屋大) 第3回 11/17 南山大学B21教室 ・化石を保存するカタチ 吉田英一(名古屋大)

ナゴヤで化石をさがそう! フィールドセミナー第59回地球教室

ARTLOGUE 編集部2018/10/02(火) - 02:30 に投稿
地球教室の人気企画です。化石の断面について学習し、建物の石材からさまざまな化石をさがします。 申込方法 往復はがきに ①イベント名 ②郵便番号・住所・電話番号・Eメール ③参加者全員(保護者とも)の氏名・ふりがな・学年(年齢) ④このイベントを知った方法 ⑤友の会会員はその旨 を記入し、返信用宛名をお書きのうえ、〒46

開館40周年記念 コレクション書画優品選

ARTLOGUE 編集部2018/10/02(火) - 02:30 に投稿
昭和53年に開館した当館の開館40周年を記念し、当館所蔵の書画コレクションの優品をお楽しみ頂きます。 本展では、当館設立者の後藤幸三が若いころから趣味としていた和歌や仮名の書かれた古筆切れを中心に、近代日本画、茶の湯とゆかりの深い禅僧の書いた茶掛などの優品を約40点展示致します。 |展示予定品| 「小倉山荘色紙和歌五首