所蔵品展「下関市立美術館開館35周年 Shimobiコレクション選」

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:35 に投稿
下関市立美術館は1983年の開館以来、地元ゆかりの芸術家による作品や、日本の近現代を中心とした優れた美術作品を収集・展示してきました。コレクションは現在、約2,300点に及びます。このたびの展示は、これらの中から選りすぐった約60点をご紹介するものです。 出品予定作品: 【日本画】 狩野芳崖《布袋図》(1857年)、

『温故礼讃』―百花繚乱・相国寺文化圏

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:35 に投稿
Ⅰ期:2018年10月13日(土)~12月24日(月・振休) Ⅱ期:2019年1月13日(日)~3月24日(日) 今から約六百年前、室町三代将軍・足利義満によって創建された相国寺は、金閣、銀閣の世界文化遺産を有し、今もなお禅の古刹としての存在を誇っています。 そこで育まれた文化は、足利将軍家の唐物趣味(中国趣味)と深

子どものための建築と空間展

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:35 に投稿

私たちが子どものときに過ごした空間は、原風景として長く記憶に留まり、その後の生き方や考え方の形成に与える影響は少なくありません。

本展は、子どもたちのためにつくられた学びの場と遊びの場の建築と空間のなかから、日本の近現代の建築・デザイン史において、ひときわ先駆的かつ独創的なものを紹介する展覧会です。

日本の近代教育は明治時代に始動し、校舎の建設もそこから始まりました。民衆に愛された明治の擬洋風建築の校舎、大正自由教育の時代の造形豊かな小学校、1970年代の先駆的なオープンスクールなど、さまざまに変遷し、子どもたちの活動を受け止めてきました。各建築ごとに、子どもたちが親しみを持てるシンボリックな外観が考案され、心安らぐインテリアの充実が図られるなどの工夫も重ねられてきました。

一方、幼稚園・保育園や、学校以外の遊び場や読書の空間といった子どもたちの居場所にもユニークな取り組みがあります。それらを、作り手と使い手の両方に着目しながら選んだ写真、図面、模型といった作品資料の展示を通してご覧いただきます。

また、教育玩具や絵本の原画なども選りすぐって紹介します。社会のあり方が大きく変化する現代、本展がこれからの子どもたちが育つ環境づくりのインスピレーションとなれば幸いです。

〈占い〉てんびん座の時期のポジティヴ・アート:占い師 ルーシー・グリーンの星占い的アート鑑賞のススメ

ルーシーグリーン2018/10/11(木) - 19:52 に投稿

こんにちは!占い師のルーシー・グリーンです!

 

連載「占い師 ルーシー・グリーンの星占い的アート鑑賞のススメ」シリーズでは毎月、その季節に合った星座的アートをお伝えいたします。


さて、今回は「てんびん座」をピックアップしようと思います。

…ということは「てんびん座生まれの人」だけが楽しめる記事なのかな?と思われたのではないでしょうか。

ここで言うてんびん座というのは季節のことだと考えてもらえるといいと思います。

星占いではてんびん座の季節は毎年だいたい9/23~10/22の期間を指します。今ですね。

このてんびん座の季節には「てんびん座なこと」を取り入れることでどの星座の人にとっても行動力が増したりその人らしさが輝くと占うことが出来るのです。

ジャウマ・アミゴー「A Background Sound」

ARTLOGUE 編集部2018/10/10(水) - 16:54 に投稿

スペイン、バルセロナ出身のジャウマ・アミゴーが日本を訪れるようになって、今年で25年になります。その間、日本の多彩な文化に触れながら、世界各地で制作・発表を続けてきました。
アートコートギャラリーでは、この四半世紀の集大成となる展覧会「A Background  Sound」*を開催します。大型新作絵画による大胆な会場構成で、アミゴーの作品世界をご紹介します。

 

2015年に松尾芭蕉の『おくのほそ道』を読んだことを機に、このシリーズは形をとり始めた。  芭蕉は、日本の北部をめぐる旅で訪れた様々な場所について、この紀行文に書き残している。その中で「すべての旅というものは、自らの内面を見つめる発見の旅である」と記した。
私はこの言葉に心揺さぶられ、芭蕉の言葉によって描き出された山、川、村、風景や雲など様々な事物を想像し始めた。
ジャウマ・アミゴー

川島慶樹「Twiggy Project」

ARTLOGUE 編集部2018/10/10(水) - 15:58 に投稿

アートコートギャラリーでは、彫刻家・川島慶樹の新作個展「Twiggy Project」を開催します。

ステンレスの細枝にガラスの花が光り、華奢なシルエットが魅力の《Twiggy》(2016-)は、人と出会い旅をするために作られた彫刻作品です。

《Twiggy》を抱えてギャラリーにやって来た作家は、展示空間を器にし、花を活けるように配置しながら作品に生命の息吹を与えます。その場所に生まれるさまざまな関係性、交流や絆を頼りに次の目的地を獲得し、作家は作品と旅を続けていくプロジェクトを計画。すでにスペインとイタリアには《Twiggy》の来訪を待つ人々がいます。

この「Twiggy   Project」の幕開けとして、本展では30本すべての《Twiggy》を中庭空間に活け、群生する満開の光の花々で、皆様の来訪をお待ちします。また、展示室内では、切り花をイメージした《Twiggy snip lamp》や絵画とともに、最新作の数々をご紹介します。

 

複数の要素の特性から生まれる物理的な制約によって、全体の造形が影響を受け、形態が変化していく。細部の着想が全体の構想を支配しているような感覚を好んで模索している。

企画展「天文学と印刷 ―新たな世界像を求めて」

ARTLOGUE 編集部2018/10/10(水) - 11:47 に投稿

印刷博物館では2018年10月20日(土)より企画展「天文学と印刷 ―新たな世界像を求めて」を開催します。コペルニクス『天球の回転について』が出版された16世紀のヨーロッパは、天動説から地動説への転換が起こるなど、それまでの価値観から脱却し、新たな世界像を再構築していく時代にありました。

著者であるコペルニクスの名は多くの方に知られているかと思いますが、一方で本書の印刷者はご存じでしょうか。おそらく知る人は少ないのかもしれません。また、学者と印刷者は共同で出版を行うのみならず、学者の中には自ら印刷工房を主宰し書物を刊行した人も存在します。ニコラウス・コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ヨハネス・ケプラーといった、天文学の進展に大きな役割を果たした学者と印刷者の関係を紐解いていきます。

15世紀のヨーロッパに登場した活版印刷および図版印刷は、情報を伝えるだけにとどまりません。印刷所は知識人同士を結びつけ新たな学問を育む場としても機能し、新たな世界像を再構築し広く伝えていく上で大きな役割を果たしたことをご紹介します。