可児の人間国宝 志野・瀬戸黒、昭和30年の快挙

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:37 に投稿

展示の概要

荒川豊蔵は桃山期の志野陶片を発見したことから特に志野への関心を深め、その再現を心に決め、陶芸の道に足を踏み入れました。そして、大萱を含む美濃古窯跡出土の陶片を研究し、制作過程や焼成方法、素材や道具に至るまで、生涯桃山スタイルに倣う姿勢を貫きました。

その作陶の拠点は可児市久々利の大萱地区に置き、22年後には「志野」と「瀬戸黒」の国指定重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定されています。

人間国宝・荒川豊蔵の志野と瀬戸黒は、桃山期のわざに創意工夫を加えた、茶陶を中心とした作品です。そして、その影響力は今なお顕在です。

今回は、可児の地で育まれた人間国宝に着目し、人間国宝とは、美濃桃山茶陶とは・・・。作品や点前の設えなどを通して、志野や瀬戸黒などの過去から現在、そして未来へ繋がる魅力を皆様と共感できれば幸甚です。

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可児の人間国宝 志野・瀬戸黒、昭和30年の快挙
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