現代美術

オンライン3DVR美術鑑賞の新たなプラットフォーム「ARTLOGUE VR」がローンチ! 文化庁「文化芸術収益力強化事業」

遠藤 友香2021/02/05(金) - 15:19 に投稿

株式会社アートローグ(以下、アートローグ)は、文化庁の文化芸術収益力強化事業「美術館展覧会の3DVRコンテンツ有料化による収益力強化事業」に採択され、展覧会の3DVRのバーチャルツアーを有料公開するプラットフォーム「ARTLOGUE VR」をローンチしました。
 

ARTLOGUE VR をご鑑賞いただきありがとうございました。
文化庁「文化芸術収益力強化事業」での公開は終了しました。

美術館、展覧会などの3DVR制作にご興味のある方は、ご相談からでもお気軽にお声がけください。

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国際芸術祭「あいち2022」が開幕! 不安定な時代に、テーマ「STILL ALIVE」に想いを巡らせて

遠藤 友香2022/08/08(月) - 13:48 に投稿

2010年から3年ごとに開催され、今回で5回目を迎える、愛知県で開催される国際芸術祭「あいち2022」。前回までの「あいちトリエンナーレ」を継承し、新たに始動しています。国内最大規模の芸術祭の一つと数えられる本芸術祭は、愛知芸術文化センターほか、一宮市、常滑市、名古屋市有松地区を会場に、2022年7月30日に開幕しました。現代美術展やパフォーミングアーツ、ラーニングなど5つのプログラムで、32の国と地域から全100組が参加するなど、見応え十分。

「二次元派展」開催!<br>今アジアが最も注目する日本のアーティスト達を多数紹介。本展が読み解く日本のアートの現在地、アジアの若者に共通する感性や時代感覚とは?

菊池弘美2022/08/08(月) - 10:23 に投稿

この数年、SNSをきっかけに東アジアで爆発的な人気を獲得している日本のアーティストたちがいることを、ご存知でしょうか?

彼らと彼らをとりまくアートシーンを初めて「二次元派」と名づけ、およそ30名のアーティストによる100点を超えるアート作品を紹介する展覧会「二次元派展」が、代官山ヒルサイドフォーラムとN&A Art SITEの東京都内2箇所で開催されます。

会期は、代官山ヒルサイドフォーラムは2022年8月24日(水)〜8月28日(日)まで、N&A Art SITEは2022年8月24日(水)〜10 月 1 日(土)まで。

 

2020年頃から中国を中心とする東アジアのアートマーケットでは、「二次元(二维)」という言葉が喧伝されるようになりました。この「二次元」が意味するものは、日本のゲームやアイドル文化、“可愛い”価値観、若者のカルチャーやファッションなど、より広い意味での“日本らしさ”の総称です。

開館15周年を迎えた国立新美術館で開催中! 子どもから大人まで楽しめる「ワニがまわる タムラサトル」展

遠藤 友香2022/07/03(日) - 20:38 に投稿

2007年に独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館した「国立新美術館」は、今年開館15周年を迎えました。特定のコレクションを持たず、国内最大級の展示場(14,000㎡)を生かして、現代美術はもちろんのこと、ファッション、デザイン、建築、マンガ、アニメなどの多彩な展覧会の開催、また美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及などを行うといった、既存の概念に縛られることのない、まったく新しい形の美術館です。

国立新美術館に到着して一際目を惹くのが、建物の前面を覆っている、波打つような曲線が印象的なガラスのカーテンウォール。周辺の緑と調和するように存在するこの建築物を設計したのは、日本を代表する建築家、黒川紀章氏。この美術館は様々な機能性を追求して設計されており、免震装置による地震・安全対策、雨水の再利用による省資源対策、床吹出し空調システム等の省エネ対策、ユニバーサルデザインへの対応、地下鉄乃木坂駅直結の連絡通路など、デザイン・機能性ともに優れた建築物となっています。

【大阪中之島美術館 関西・大阪21世紀協会共同企画】関西ゆかりの若手作家を中心に紹介するシリーズ「Osaka Directory」開催決定!

菊池弘美2022/06/15(水) - 10:28 に投稿

今年度から、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会シリーズ「Osaka Directory」(おおさか・ディレクトリ)が、関西・大阪21世紀協会と共催で、大阪中之島美術館で開催されます。

展覧会開催にあたって、6月15日(水)に大阪中之島美術館で実施された記者発表会では、初年度(2022年度)を飾る3名の作家が発表されました。

第1期は赤鹿 麻耶(1985年、大阪府生まれ)、第2期は貴志 真生也(1986年、大阪府生まれ)、第3期は遠藤 薫(1989年、大阪府生まれ)、大阪出身の新進気鋭のアーティスト達です。

会場はいずれも大阪中之島美術館2階「多目的スペース」です。

 

ピカソから建築、映画、バイオアート、グラフィティアートまで、アーティストが交差し、アートとは何かを問う。山梨県北杜市の自然を舞台にしたアートの祭典「HOKUTO ART PROGRAM ed.1」

遠藤 友香2021/11/22(月) - 15:55 に投稿

山梨県北杜市とHOKUTO ART PROGRAM実行委員会が主催となり、公益財団法人 清春芸術村、中村キース・へリング美術館、公益財団法人 平山郁夫シルクロード美術館、女神の森 セントラルガーデン、そして身曾岐神社において、「HOKUTO ART PROGRAM ed.1」が、2021年12月12日(日)まで開催中です。芸術と観光という二つの要素を多面化し、「時間をかけてここに来ていただくことの価値」を磨き続けることを目的としています。

前回の「HOKUTO ART PROGRAM ed.0」の「アート」、「建築」、「ライブ」、「食とお酒」、 「星空」という、これらの要素を一つに溶け合わせるコンセプトは変わらず、更なる観光資源の真価としての成長を目指すとのこと。

本展では、自然を活かした持続可能性、テクノロジー、サイエンス、バイオ、伝統的な日本の美を中心として、アートとは何かという問いをテーマに、アート、建築、映画、音楽、伝統文化、パフォーミングアーツなど、多様なジャンルのアーティスト・クリエイターが参加します。

能とアートに触れる秋! 「夜能『清経』×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO」が開催

遠藤 友香2021/11/14(日) - 15:18 に投稿

皆さんは、「能」と聞いてどんな印象を抱くでしょうか? 「難しそう」「敷居が高い」などのイメージがあり、実際に能を鑑賞したことがある方は、もしかしたらそれほど多くないかもしれません。そんな能を少しでも多くの方々に体験してもらうべく、室町時代より続く能楽の名⾨・宝⽣流と、写真家・瀬尾浩司氏とのコラボレーション企画「夜能『清経』×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO」が、2021年11月26日(金)に宝⽣能楽堂にて開催されます。

宝生能楽堂

本公演と写真展は、11月26日(金)の回の前に、9月24日(金)と10月29日(金)の2日間にも行われ、10月29日(金)の回を取材させていただきました。平家物語「清経」の悲恋の修羅の物語と、瀬尾氏の写真作品「BEYOND」が、物語の鍵となる「⽔」をテーマに繋がる特別共同企画展です。

再起動するための4つのまなざしと作品を通じた提言──『グレートリセット・スモールリブート展』~クリエイティブクラスターによる10年ぶりの先端美術企画展 開催中

岡田 智博2021/11/11(木) - 14:19 に投稿

 変化や災難がのっぴきならないかたちで全人類を呑み込む今、多くの人はそのことを「グレートリセット」という言葉で例える。その状況をある人は畏れ、ある人はチャンスとして踊り続け、また、たくさんの人々は呑み込まれないように日々を生きている。
変化や災難、COVIDパンデミック、シンギュラリティとAIの社会実装、一帯一路に代表される新たな経済圏の勃興と経済情勢の劇的変化と「分断」、地球環境とエネルギー、 民間の力での宇宙開発、AIの社会実装、そして人新生、わたしたちはこれまでとは違った世の中へといやが上にでも放り込む「グレートリセット」。それは「陰謀論」的な言説だけではなく、まさにそんな災禍に吞み込まれて中止となった2021年の世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」のテーマとして掲げられ、グローバルイシューにまで高まった強烈なキーワードとなっている。

はたして、わたしたちはこの「リセット」を前になすがままでいるのだろうか?

和歌山県紀南地域で新たな芸術祭「紀南アートウィーク2021」が開催!!「ドクメンタ15」のアーティスティック・ディレクター「ルアンルパ」のアデ・ダルマワン等国内外のアーティストが参加

ARTLOGUE 編集部2021/11/07(日) - 21:00 に投稿

2021年11月18日(木)~11月28日(日)の11日間、和歌山県紀南地域を舞台とするアートイベント「紀南アートウィーク2021 -籠もる牟婁 ひらく紀南-」が開催されます。

紀南地域イメージ図

紀南地域イメージ図

世界遺産の「熊野古道」で知られる紀南地域には豊かな自然と古からの信仰、歴史が息づいています。その独自の文化的土壌は、これまで南方熊楠や長沢芦雪といった奇想天外な人物を輩出してきました。

このプロジェクトの発起人であり総合プロデューサーは紀南出身の藪本雄登氏。

ジャンル、年代の垣根を超えて作品を展示する回遊型の展覧会! 「声」を聞くことで結ぶ、滋賀県立美術館のリニューアル記念展「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」

遠藤 友香2021/11/07(日) - 18:38 に投稿

1984年8月に、滋賀県内唯一の公立美術館として開館した「滋賀県立近代美術館」。改修工事のため、2017年4月からの約4年間の休館を経て、2021年6月、名称を新たに「滋賀県立美術館」としてリニューアルオープンしました。

滋賀県立美術館外観

滋賀県立美術館館長でありディレクターの保坂健二朗氏が掲げる「リビングルームのような美術館」というコンセプト通り、公園の中にあるため親子連れが多く、小さなお子さんがいるご家庭に嬉しいキッズスペースを完備しています。ウェルカムゾーンと名付けられたエントランスロビーには休憩スペースがあり、飲食可能で持ち込みもOKなので、気負いなく美術館に足を運べます。また、株式会社 木の家専門店 谷口工務店の寄附によって、2022年3月27日(日)まで、毎週日曜日の常設展示観覧が無料になるとのこと。ぜひ、この機会に訪れてみたいものです。
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