田村友一郎

国際芸術祭「あいち2022」が開幕! 不安定な時代に、テーマ「STILL ALIVE」に想いを巡らせて

遠藤 友香2022/08/08(月) - 13:48 に投稿

2010年から3年ごとに開催され、今回で5回目を迎える、愛知県で開催される国際芸術祭「あいち2022」。前回までの「あいちトリエンナーレ」を継承し、新たに始動しています。国内最大規模の芸術祭の一つと数えられる本芸術祭は、愛知芸術文化センターほか、一宮市、常滑市、名古屋市有松地区を会場に、2022年7月30日に開幕しました。現代美術展やパフォーミングアーツ、ラーニングなど5つのプログラムで、32の国と地域から全100組が参加するなど、見応え十分。

ジャンル、年代の垣根を超えて作品を展示する回遊型の展覧会! 「声」を聞くことで結ぶ、滋賀県立美術館のリニューアル記念展「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」

遠藤 友香2021/11/07(日) - 18:38 に投稿

1984年8月に、滋賀県内唯一の公立美術館として開館した「滋賀県立近代美術館」。改修工事のため、2017年4月からの約4年間の休館を経て、2021年6月、名称を新たに「滋賀県立美術館」としてリニューアルオープンしました。

滋賀県立美術館外観

滋賀県立美術館館長でありディレクターの保坂健二朗氏が掲げる「リビングルームのような美術館」というコンセプト通り、公園の中にあるため親子連れが多く、小さなお子さんがいるご家庭に嬉しいキッズスペースを完備しています。ウェルカムゾーンと名付けられたエントランスロビーには休憩スペースがあり、飲食可能で持ち込みもOKなので、気負いなく美術館に足を運べます。また、株式会社 木の家専門店 谷口工務店の寄附によって、2022年3月27日(日)まで、毎週日曜日の常設展示観覧が無料になるとのこと。ぜひ、この機会に訪れてみたいものです。
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オンラインで緊急開催!「DOMANI・明日展 plus」<br>文化庁主催としては初のオンライン企画展が開催へ

ARTLOGUE 編集部2020/07/03(金) - 09:01 に投稿

この春以来の世界的なパンデミックで、国内外の展覧会、アートフェア等様々なイベントが延期、中止を余儀なくされました。

若手中堅美術家の支援を第一義とする「DOMANI・明日展」は、再び日常への一歩を踏み出す作家たちとの連帯、共感を示すべく「DOMANI・明日展 plus」をオンラインで緊急開催します。

今回のサブタイトルは「〈前夜〉を生きる」。

2020年1月11日(土)~2月16日(日)の会期で実施された「DOMANI・明日 2020展」は、サブタイトルを「傷ついた風景の向こうに」とし、20世紀以降の大きな自然、人為的災害の「あと」に焦点をあてるものでしたが、その会期中から今も続くコロナ禍の「予兆」に見舞われました。

我々は「災後」だけでなく次の「災前」、災害と災害の「あいだ」を生きている。「DOMANI・明日展 plus」では、その事実を「〈前夜〉を生きる」という言葉に込めて、参加作家に投げかけています。
 

〈出品作家〉
小金沢 健人、田村 友一郎、奥村 雄樹、山本 篤、山内 光枝、加藤 翼、やんツー

青山 悟(ゲスト作家)
 

開館30周年記念特別展「美術館の七燈」

ARTLOGUE 編集部2019/02/21(木) - 02:54 に投稿
広島市現代美術館は1989年、公立館としては国内初の現代美術を専門とする美術館としてオープンしました。その30周年を記念し、活動の軌跡および、その基盤となった美術館建築を中心に紹介する本展では、これまでに当館が収集してきたコレクション、および活動を物語る資料を中心に、一部の参加作家による新作等を加え、全館を用いた展示を行います。観客、建築、場所、保存、歴史、逸脱、あいだ、といったキーワードを通して、その歩みを振り返るとともに、美術館の果たすべき役割、そして活動を支える諸要素を改めて捉えなおします。 1章 「観客」参加によって成り立つ表現 2章 「蔵とシンボル」美術館建築と野外彫刻 3章 「ここ」広島、ヒロシマ 4章 「残すこと」作品の修復、コンサベーションの現在 5章 「積み重ね」資料と関連作品による活動の記録 6章 「(リ)サーチ」探索と逸脱 田村友一郎による新作インスタレーション 7章 「あいだ、隙間、その他」隙間的スペースを活用した作品

「BODY/PLAY/POLITICS」横浜美術館 フォトレポート & シェアするだけチケットプレゼント!

ARTLOGUE 編集部2016/11/21(月) - 22:44 に投稿

カラダが語りだす、世界の隠された物語

本展で紹介するのは、人間の身体や集団としての行動、超自然的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく現代の作家たちの作品です。

わたしたちはしばしば、ある身体に対して「健康/不健康」とか、「美しい/醜い」といった感覚を抱いたり、特定の行動の中に「典型的な日本人」といった形容で何かの集団を代表するイメージを思い描くことがあります。あるいはほんの少しその印象が食い違うだけで、とても奇妙な感覚を覚え、全く異なる意味を感じ取ってしまうこともあるでしょう。

肌の色、民族や宗教、性差や生活のスタイルまで、さまざまな違いのある人々が同居する世界では、個々の身体が持つ色や形状、振る舞いなど、本来特定の意味などなかったはずのものにも長い時間の中で価値の差別化が生じ、不幸な歴史へと繋がったことも少なくありません。

六本木クロッシング2019展:つないでみる

ARTLOGUE 編集部2018/09/21(金) - 02:30 に投稿
「六本木クロッシング」は森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展です。第6回目の開催となる今回は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本人アーティスト約25組を紹介します。