文化庁

オンラインで緊急開催!「DOMANI・明日展 plus」<br>文化庁主催としては初のオンライン企画展が開催へ

ARTLOGUE 編集部2020/07/03(金) - 09:01 に投稿

この春以来の世界的なパンデミックで、国内外の展覧会、アートフェア等様々なイベントが延期、中止を余儀なくされました。

若手中堅美術家の支援を第一義とする「DOMANI・明日展」は、再び日常への一歩を踏み出す作家たちとの連帯、共感を示すべく「DOMANI・明日展 plus」をオンラインで緊急開催します。

今回のサブタイトルは「〈前夜〉を生きる」。

2020年1月11日(土)~2月16日(日)の会期で実施された「DOMANI・明日 2020展」は、サブタイトルを「傷ついた風景の向こうに」とし、20世紀以降の大きな自然、人為的災害の「あと」に焦点をあてるものでしたが、その会期中から今も続くコロナ禍の「予兆」に見舞われました。

我々は「災後」だけでなく次の「災前」、災害と災害の「あいだ」を生きている。「DOMANI・明日展 plus」では、その事実を「〈前夜〉を生きる」という言葉に込めて、参加作家に投げかけています。
 

〈出品作家〉
小金沢 健人、田村 友一郎、奥村 雄樹、山本 篤、山内 光枝、加藤 翼、やんツー

青山 悟(ゲスト作家)
 

「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに 」<br>11名の作家が国立新美術館で発表!

徳中 千恵2019/11/22(金) - 14:08 に投稿

将来の日本の芸術界を支える人材育成のため、文化庁が1967年度から実施している「新進芸術家海外研修制度(在研)」。半世紀を越え、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修をサポートしてきました。そうした研修の成果発表として、1998年から開始した「DOMANI・明日展」が、今年度で第22回目を迎えます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック年冒頭に開催される今回は、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別版でもあります。

「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、2010年前後に海外研修を経験した作家に加え、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業から精選された11名の作家が出品します。

未来を担う美術家たち 21st DOMANI・明日展<br>文化庁新進芸術家海外研修制度の成果

ARTLOGUE 編集部2018/10/26(金) - 17:03 に投稿

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「芸術家在外研修(現・新進芸術家海外研修制度)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第21回目となります。国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指しています。

第21回DOMANI展は「平成の終わりに」をサブタイトルに、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな作家たちのショウケースとなるよう、作家のラインナップを組みました。DOMANI展にとっても「平成」時代最後の開催となりますが、昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指した9作家による、「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往還しつつうまれた表現を並置する機会とします。あわせて、文化庁が所蔵する現代美術作品から、イタリア・フィレンツェでの滞在制作経験を持つ三瀬夏之介をゲスト作家に迎えます。

※新進芸術家海外研修制度

平成29(2017)年度文化庁予算(案)の概要公表

ARTLOGUE 編集部2017/01/20(金) - 23:50 に投稿

平成29(2017)年度文化庁予算(案)の概要公表

文化庁は、平成29(2017)年度文化庁予算(案)の概要を公表しました。
全体としては対前年度比3億7百万円増の1,042億7千2百万円となっています。
辛うじて微増となっておりますが、この程度の増額では、どこかが増えればどこかが減る、という構図にならざるを得ない状況です。

平成29年度の主な新規事業は、“文化芸術創造活用プラットフォーム事業”の
「①先進的文化芸術創造拠点形成事業:5億円/※地方公共団体向け補助金」【P1】、
「観光拠点形成重点支援事業:3億5千百万円/市町村向け補助金」【P.9】
などで、「地域活性化」や「観光振興」といったものが現在のトレンドとなっています。

なお、現代美術を対象に含む「芸術文化の世界への発信と新たな展開」【P.29】は9億6千2百万円→10億7千万と約1億円増となっていますが、その主な要因は大規模国際展(=横浜トリエンナーレ)への支援です。

ただ、「日本文化海外発信推進事業」なるものが新たに設けられ、日本文化のブランド化などに本腰を入れて取り組んでいくという流れになりそうな状況です。

 

平成 29(2017)年度文化庁概算要求の概要公表

ARTLOGUE 編集部2016/08/31(水) - 18:58 に投稿

平成29(2017)年度文化庁概算要求の概要公表

文化庁は、平成29(2017)年度文化庁概算要求の概要を公表しました。 世界に誇るべき「文化芸術立国」の実現に向けて、185億増額の1,225億円の要求となっています。 美術館・博物館や文化財の積極的活用、観光拠点形成重点支援事業やナイトミュージアムプロジェクトの推進などの新規要求が多く立てられています。 文化庁 文化関係予算 http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/yosan/