国立新美術館

開館15周年を迎えた国立新美術館で開催中! 子どもから大人まで楽しめる「ワニがまわる タムラサトル」展

遠藤 友香2022/07/03(日) - 20:38 に投稿

2007年に独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館した「国立新美術館」は、今年開館15周年を迎えました。特定のコレクションを持たず、国内最大級の展示場(14,000㎡)を生かして、現代美術はもちろんのこと、ファッション、デザイン、建築、マンガ、アニメなどの多彩な展覧会の開催、また美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及などを行うといった、既存の概念に縛られることのない、まったく新しい形の美術館です。

国立新美術館に到着して一際目を惹くのが、建物の前面を覆っている、波打つような曲線が印象的なガラスのカーテンウォール。周辺の緑と調和するように存在するこの建築物を設計したのは、日本を代表する建築家、黒川紀章氏。この美術館は様々な機能性を追求して設計されており、免震装置による地震・安全対策、雨水の再利用による省資源対策、床吹出し空調システム等の省エネ対策、ユニバーサルデザインへの対応、地下鉄乃木坂駅直結の連絡通路など、デザイン・機能性ともに優れた建築物となっています。

もんぺから、Kawaii文化、サステナブルな近未来まで、日本のファッション文化を包括的に紹介する世界初の大展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ―流行と社会」が開幕!

遠藤 友香2021/06/11(金) - 19:00 に投稿

戦後から現在に至るまでの日本のファッションを包括的に紹介する世界初の大展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ―流行と社会」が、東京・六本木にある国立新美術館にて、2021年9月6日(月)まで開催中です。

1970年代以降、日本人が生み出した装いの文化は、その独自の展開から世界からも注目されてきました。これまで、日本のファッション史は、日本人ファッションデザイナーたちを契機に突如として誕生したかのように語られてきましたが、実際はそうではありません。明治期以降、近代化を進めた日本の社会は大きく変化しました。衣生活も例外ではありません。洋装をとりいれ、洋服と和服を公私によって使い分けていた時代を経て、第二次世界大戦後には洋服が日常着として定着します。こうした衣生活の変化を受け継ぎ、戦後に独自の装いの文化が花開いたのです。

次代への扉をひらく、「2020年代」の日本のアクチュアルな表現とは?<br>「DOMANI・明日展 2021 文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たちースペースが生まれる」開催!

ARTLOGUE 編集部2020/12/20(日) - 15:46 に投稿

例年、年の初めに国立新美術館で開催してきた「DOMANI・明日展」は、今年度で第23回目を迎えます。

今回は、過去10年間に、文化庁新進芸術家海外研修制度で各国で研修を経験した7人の新進作家に、それ以前に研修を経て、現在、アートシーンの最前線で活躍する竹村京・鬼頭健吾、袴田京太朗を加え、「2020年代」を迎えた日本のアクチュアルで国際的にひらかれた表現を浮かび上がらせます。

まもなく東日本大震災から10年が経とうとしています。被災によって生じた空間や景観の余白に加え、今年はコロナ禍のstay homeで体験した時間的余白も加わりました。展覧会のサブタイトル「スペースが生まれる」には、それらを経て、改めて何が本当に大事なのかを考え直し、次代への扉をひらく時期を迎えているのという願いが込められています。

国際的な移動や発表を前提に活動してきた作家たちが、長期にわたる閉塞状態のアートシーンに遭遇したなかで思考を重ねた展覧会に足を運び、作品と対峙してみてはいかがでしょうか。
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「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに 」<br>11名の作家が国立新美術館で発表!

徳中 千恵2019/11/22(金) - 14:08 に投稿

将来の日本の芸術界を支える人材育成のため、文化庁が1967年度から実施している「新進芸術家海外研修制度(在研)」。半世紀を越え、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修をサポートしてきました。そうした研修の成果発表として、1998年から開始した「DOMANI・明日展」が、今年度で第22回目を迎えます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック年冒頭に開催される今回は、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別版でもあります。

「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、2010年前後に海外研修を経験した作家に加え、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業から精選された11名の作家が出品します。

六本木アートナイト 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 16:34 に投稿

六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」が2019年5月25日(土)から26日(日)に開催されます。

現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な体験をつくり出す「六本木アートナイト」は、 2009年3月にスタートし、今回で10回目を迎えます。 今までに、ヤノベケンジ、草間彌生、日比野克彦、蜷川実花、名和晃平など日本の現代アートを牽引するアーティストが参加し、東京を代表するアートの祭典として、回を重ねるごとに発展し続けています。

今回のテーマは「夜の旅、昼の夢」。 メインビジュアルは、グラフィックやモーショングラフィックを中心に、多様な領域で活動する groovisions(グルーヴィジョンズ)がデザインしたものです。

メインプログラム・アーティストは10回目にして初の外国人アーティスト チェ・ジョンファを迎え、華やかでハッピー、夢のような一夜をお届けします。ソウルオリンピック・スタジアムを使用した国家的プロジェクトを成功させるなど、芸術や文化は限られた人々のものではなく見る者だれにでも開かれている、ということを一貫して訴え続けているチェ・ジョンファによるカラフルな世界にご期待ください。

メインプログラム・アーティスト決定! 一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 15:54 に投稿

今年で10回目を迎える一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」。

2019年5月25日(土)から26日(日)に開催される今回のテーマは「夜の旅、昼の夢」です。

これまでヤノベケンジ、草間彌生、日比野克彦、蜷川実花、名和晃平など日本の現代アートを牽引するアーティストが参加してきましたが、今回は10回目にして初の外国人メインプログラム・アーティスト チェ・ジョンファ(崔正化)を迎えます。

「平昌2018パラリンピック冬季競技大会」開会式・閉会式のアートディレクターを務めるなど国際的に活躍を展開し、近年日本各地の芸術祭、アートプロジェクトでも作品に触れる機会の多いチェ・ジョンファが手がけるのは六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館をつなぐインスタレーション作品。

六本木ヒルズアリーナには果物や野菜によるカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》が登場し、会期中様々なイベントの舞台にもなる六本木ヒルズアリーナを、鮮やかな宴会場のように飾ります。

ここから3 ― 障害・年齢・共生を考える5日間

ARTLOGUE 編集部2018/10/31(水) - 23:05 に投稿

本展は、文化庁主催の「ここから ― アート・デザイン・障害を考える3日間 ― 」展(平成28年10月)と、「ここから2 ― 障害・感覚・共生を考える8日間」展(平成30年3月)を継承する展覧会です。「障害・年齢・共生を考える」をテーマとし、年齢については「エイジ/レス」をサブキーワードとしました。障害や年齢を超越して、ものをつくることについて考え、また同じ場に集って展示を見ることにより、アートを通じて共生社会を考える機会となるよう企画するものです。

今回は、国立新美術館1階の展示室を使用し、また、「障害者週間」と会期を重ねることで、共生社会への関心や理解がより深まることを期待しています。障害のある方たちが制作した魅力ある作品と、文化庁メディア芸術祭の受賞作などから選ばれたマンガ、アニメーション作品や、参加型のメディアアート作品等を展示するほか、音楽家の大友良英氏によるサウンドイベントや監修者によるトークなども併せて行います。

■関連イベント
「ここからオーケストラ」
音楽家の大友良英さんと一緒に、「音が鳴るもの」を使ってみんなで演奏する参加型イベントを行います。
日 時:12月9日(日)
*開催時間は後日主催者よりお知らせします。

未来を担う美術家たち 21st DOMANI・明日展<br>文化庁新進芸術家海外研修制度の成果

ARTLOGUE 編集部2018/10/26(金) - 17:03 に投稿

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「芸術家在外研修(現・新進芸術家海外研修制度)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第21回目となります。国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指しています。

第21回DOMANI展は「平成の終わりに」をサブタイトルに、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな作家たちのショウケースとなるよう、作家のラインナップを組みました。DOMANI展にとっても「平成」時代最後の開催となりますが、昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指した9作家による、「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往還しつつうまれた表現を並置する機会とします。あわせて、文化庁が所蔵する現代美術作品から、イタリア・フィレンツェでの滞在制作経験を持つ三瀬夏之介をゲスト作家に迎えます。

※新進芸術家海外研修制度

連載 『子どもと一緒にアートなお出かけ』 第四話 「言葉を話すようになったらどうする?」

Seina Morisako2017/04/19(水) - 15:43 に投稿

アートブロガーのSeina Morisakoです。みなさん、赤ちゃんと一緒にアートなお出かけしていますか?極端に言うと、美術館に出かけなくてもいいんです。アートを親子で身近に感じていますか?

 

話すようになるのは嬉しい、でも。

 

赤ちゃんが発声から会話へ移行するととても楽しくなります。「ああ!こんなこと言った!」とか。毎日が発見です。

でも、気をつけなくてはいけないのは、自分と子どもは楽しくても、「赤ちゃんとの会話を聞いて、全ての人が機嫌がよくなる訳ではない」ということです。とくに日本の美術館のような静寂を求められる場所では子供の声は目立ちます。

 

第21回 文化庁メディア芸術祭 受賞作品展

ARTLOGUE 編集部2018/06/11(月) - 10:48 に投稿

第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展いよいよ開催

̶メディア芸術の“時代(いま)”を感じる受賞作品の展示と

多彩なプログラムを実施̶

 

このたび、文化庁では「第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を2018年6月13日(水)から6月24日(日)までの12日間、東京・六本木の国立新美術館を中心に開催します。

本展では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に応募された4,192作品(過去最高世界98の国と地域からの応募)の中から厳正な審査を経て選ばれた全受賞作品と、功労賞受賞者の功績等を紹介します。優れたメディア芸術作品の数々と、国内外の多彩なクリエイターやアーティストが集う様々な関連イベントを通じて、メディア芸術の“時代(いま)”を映し出します。