声を大にして言いたい。「アートは育児を救う」。

Seina Morisako2016/08/02(火) - 14:09 に投稿
東京都現代美術館で開催された「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」。この展覧会は、家族と美術館の関係性を改めて問い直す画期的なものでした。 撮影:筆者 アートブロガーのSeina Morisakoです。私は現在、家族と一緒にシンガポールで暮らしています。シンガポールに転居したのは2年前の夏。それまでは東京で暮らしていました。 「子連れアート鑑賞日記」という子供と一緒に、子供向けでないアートも見に行くというコンセプトのブログを9年続けています。こちらは現在も継続中で、訪問場所を日本、シンガポール以外にも広げています。 私は10歳男子の育児中です。ブログ開始は約9年前。親子鑑賞歴は約9年目に突入しました。私のような変わり者の母親がなんとか育児を楽しめているのは「アートがあるから」と言っても過言ではありません。 私は声を大にして叫びたい。「アートは日本人の育児を救う」と。
画像を削除しました。

裸足が最高。この夏、イチオシのアートな冒険へ! DMM.プラネッツ Art by teamLabレポート

チバヒデトシ2016/07/27(水) - 17:08 に投稿
裸足なのがいいんです。なんか、いろんな意味で吹っ切れる。アートだ、って構えていた、どこか偉そうにしてた自分をぶっ壊してくれて、一緒に行った人ともなぜか何十センチも距離が近くなったような気がしたり、それどころか、たまたま会場で居合わせた人とも仲良くなれたような。 そんな体験ができるのが、お台場で開催中の『DMM.プラネット Art by teamLab』です。チームラボといえば、いまや押しも押されもしない、メディア・アート/デジタル・アートを得意とする制作集団。一昨年〜昨年、日本科学未来館で行われた企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」では100万人を超える動員を実現したのは記憶に新しいところです。 そのチームラボのデジタルアート作品が、約3,000㎡もの展示空間内に展開され、その迷路のように構成された作品を歩き回りながら鑑賞、いや、体験、いやいや、ここまでくると冒険するわけです。まさに「アートの冒険」なんです。
画像を削除しました。

MoPA (Museum of Public Art)。世界中のパブリックアートをみんなでアーカイブしよう!

ARTLOGUE 編集部2016/07/25(月) - 09:40 に投稿
ARTLOGUEでは、世界中のパブリックアートをみんなで収集して、記録するプロジェクト、MoPA (モパ):Museum of Public Artを運営しています。 世界中には野外彫刻や、絵画作品など多くのパブリックアートがあります。 しかし、美術館に収められている作品とは違い、パブリックアートの多くは記録も残されず、メンテナンスもあまりされず、ぞんざいに扱われていることが多いです。 私たちは、街と市民の財産でもあるパブリックアートを、街の記憶として記録しておくことは価値のあることだと思います。 とても簡単なので、是非、皆さまも、身の回りにある作品や、旅行先で見つけた作品などをMoPAへ登録して下さい! また、MoPAはオープンソースプロジェクトですので、もっと使いやすくなど、開発を手伝ってくれる人もお待ちしております。 では、ここからMoPAへの登録方法です。

アカウントを作る。

先ずは、MoPA:Museum of Public Art へアクセスして下さい。 右上にあるメニューの「Register」をクリックする。

プレスリリース、情報の送付

ARTLOGUEでは、ニュースページやフォトレポートの掲載もしています。
また、アートに関する情報や、ネタも随時募集しております。

 

プレスリリースや情報の送付は以下のメールアドレスにお願いいたします。

study-pr@artlogue.org

 

また、カタログなど紙媒体の送付はこちらにお願いいたします。

〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎5-7-11 アベニュー中津503

 

※全てにご対応出来ない場合もあること、ご了承ください。  

アートが身近に感じられる、ちょっと内緒の話

黒木杏紀2016/07/17(日) - 16:00 に投稿
アートバーゼル香港2016のワンシーン Art Basel in Hong Kong 2016 Gladstone Gallery © Art Basel 美術ライターの黒木杏紀です。今回、「ARTLOGUE」のサイトが新規開設。そこで、「アートには興味がある、けれどあまりよく分からない」という方に向けて、私が感じてきたアートの魅力や個人的な体験「アートが身近に感じられる、ちょっと内緒の話」をお届けします。少しでも参考になればうれしいです。

アートは分かりにくい? アートと読書と映画の共通点

アートを見ることは読書や映画を見ることと似ているなと感じています。読書をするとき、最初の数ページがまどろっこしく、本を読むのを途中でやめたくなることはありませんか。それでも読み進めていくと物語が展開し始め夢中になってページをめくり、わずかな時間があれば本を開き、どんどんのめり込んでいくようになります。そのうち読み終わってしまうのが淋しくなり、また次の一冊を手に取っていたりします。一冊、次の一冊と読むうちに、この一冊に出会うためにこれまで本を読んできたのだと思える瞬間が必ず訪れます。そうなったら、本好きの一丁出来上がり!です。 映画も同じく、最初の何分かは退屈に感じることがあっても、最後まで見終わったときには感動していたなんて体験はないでしょうか。

ARTLOGUE(アートローグ)について

ARTLOGUE

 

株式会社アートローグは、アートを活かした社会問題の解決を目的として事業に取り組む「社会的企業」です。
※ソーシャルインパクト投資を受けています。

 

【VISION】

Arts for Human and Planet

 

【MISSION】

・文化芸術を守るためにも、活かす
・誰もが、いつでも、どこからでもアートを楽しめる世界を創造する

 

プライバシーポリシー

「ARTLOGUE事務局」(以下「当事務局」という)は、個人情報保護の重要性を認識し、その徹底のために、以下のような個人情報保護方針を定め、ユーザーの皆様が安心してサービスをご利用いただけるよう最大限努めていきます。

1.個人情報保護方針の適用範囲

当事務局が定めるプライバシーポリシーは、当事務局の提供するサービスをご利用する際に適用されます。 サービスご利用の際に当事務局がお預かりする個人情報は、その重要性を十分認識し、尊重するとともに、適切に保護し、責任を持って管理します。

2.個人情報の定義

当事務局が保護する個人情報とは、ユーザー個人を識別できる情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所・生年月日・性別・職業・業種など)もしくは他の情報と照合することによって個人を特定できる情報を指します。

3.ユーザーの権利尊重

当事務局は、個人情報提供者であるユーザーから自己情報開示、修正、補正もしくは消去、または利用もしくは提供の拒否を求められたときは、社会通念や慣行に照らし合理的な範囲で最大限にユーザーの権利を尊重し、これに応じるよう努めます。

4.個人情報の収集・利用について

当事務局は個人情報を直接いただく場合は、その利用目的を明確にし、その目的を超えた収集や利用はいたしません。

企業・行政の方へ

わたしたちと一緒に、より良い社会を目指しませんか?

ソーシャルアートのウェブマガジン「ARTLOGUE(アートローグ)」 が目指すこと

「ARTLOGUE」は、より良い社会の実現のためにアートを”守る”ではなく、”活かす”をモットーにした、ソーシャルアートウェブマガジンです。
わたしたちの活動は、2010 年、大阪市立大学都市研究プラザにおけるグローバルCOE「社会的包摂と文化創造に向けた都市の再構築」の一環として始まり、2013 年に一般社団法人WORLD ART DIALOGUE(ARTLOGUE)を設立いたしました。
そして、2016年に、これまでのネットワークやノウハウなどを活かすために、アートの力を社会に役立てるために、ソーシャルアートのウェブマガジン「ARTLOGUE」とへと生まれ変わりました。

 

ARTLOGUE がお手伝い出来ること

わたしたちは、これまでにも、全国47都道府県の美術館や、多くのアーティストなどにご協力頂き、社会の課題を解決するため、さらにはアートを利活用した新しいソーシャル・ビジネスの創出を目的として活動してきました。

ライター、ご寄稿、インターン、パートナー大募集!

ARTLOGUEは、みんなで創る、集合地型のソーシャルアートメディアを目指し、ライター、ご寄稿、フォトグラファー、パートナーなど、伝えたい思いを持っている人を募集します!

一言でアートと言っても、美術に限った話ではありません。これこそが”アート”だ!という思いがあれば、どしどしご提案ください。

また、アートとソーシャル、アートと映画、アートと料理、アートと旅、アートと政治、アートと社会的問題、アートと教育、アートと建築、アートとファッション、アートと音楽、アートと法律、アートと地域・・・などなど、アートに軸足をおきつつ、どこまでもリーチを広げて頂いて構いません。 さらには、マンガでも、ビデオでも、表現方法も問いません。

こんな人にインタビューしたい、ここに取材に行きたいといういう思いも、ARTLOGUEと一緒に叶えましょう。
このARTLOGUEを通じて、関わってくれた人みんなが育って、自分の夢を叶えられるようなメディアにしたいと思っています。

「大大阪モダン建築」とアート&カルチャー

三木学2016/07/14(木) - 21:41 に投稿

見向きもされなかった?近代建築

この度、大阪の近代建築のガイドブック『大大阪モダン建築』(青幻舎)が7回目の増刷となり、新装版として発売されることになりました。大阪の建築書としては異例のロングセラーとなった本であり、僕は編集、著作で参加させてもらいました。近代建築は大阪のアート&カルチャーとも深い関係があるのでその背景をご紹介させてもらいたいと思います。 初版は2007年なので約10年前のことです。今でこそ、大阪は明治・大正・昭和初期のモダン建築が、中心部にたくさんあるということが知られるようになりました。しかし、当時は、大阪に多数の近代建築があることを知っているのは都市計画や建築史の研究者や一部の愛好家に限られており、一般の方はほとんど知りませんでした。その理由として、中心部にあるものの「街並み」として感じるくらい「並んでいない」、「集まっていない」からです。 もちろん、中之島の大阪市中央公会堂、大阪府立中之島図書館、日本銀行大阪支店のように、並んでいたり集まっていたりする場所もあります。しかし、それ以外は集積しているというより、点在しているといった方が正確です。最寄り駅もバラバラですし、専用ガイドブックがなければ、とても近代建築を巡ることはできなかったと思います。