向井山朋子

「ピアニスト」 向井山朋子展

ARTLOGUE 編集部2018/12/18(火) - 21:25 に投稿

メゾンエルメスフォーラムにて、オランダ・アムステルダムに拠点を置くアーティスト、向井山朋子による展覧会「ピアニスト」が開催されます。

向井山は、ピアニストとして国際的に活躍する傍ら、近年では自ら振付や演出を行う舞台作品やアートインスタレーションの発表など、幅広い分野で才能を発揮しています。たった一人の観客のためのコンサートや、舞台上に鑑賞者が上がることで成立するパフォーマンスなど、向井山の作品は常に従来の形式にとらわれない制作を追求しています。向井山の関心は一貫して、音楽が演奏される空間とそれに関わる演奏者や観客が音楽をどのように受け止め、またその空間を知覚するかの問いにあります。

向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/18(火) - 15:08 に投稿

ピアニストかつ美術家としてジャンルを縦横にこえて活躍する向井山朋子さんの作品『Home』。会場となる岩槻の古い家屋に一歩入ると、向井山さんが手がけるインスタレーションと、かつてそこで営まれていた暮らしの痕跡とが相まって、異空間が広がります。映像、写真、美術の中に実際佇む、世界的ダンサー湯浅永麻の存在の生々しさに思わずどきり。

「Home」。この言葉からあなたは何を連想しますか?安心できて守ってくれる場所?時には喜びや悲しみ、憎しみや秘密を隠す場所、自由を奪って閉じ込める場所ですらあるかもしれません。普遍的でありながら、時代時代で少しずつ意味、イメージを変えていく「Home」をテーマとするこの作品は、家、家庭、家族・・・それらの様々姿をみる人に問いかけます。

他人の暮らしを覗いているような、背徳感すら覚えさせる空間の中で、圧倒的な存在感を放つ湯浅さんのパフォーマンスは圧巻の一言。インスタレーションもお勧めですが、パフォーマンスも是非ご覧ください。

 

向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016

 

パフォーマンス