テオ・ヤンセン展

ARTLOGUE 編集部2019/05/09(木) - 02:30 に投稿
風を動力源としてオランダの砂浜を疾駆する「ストランド(砂浜)ビースト(生命体)」。ボディ全体は黄色いプラスチックチューブで造形され、物理工学を基盤としたその動きは生き物を思わせるほどに滑らかで有機的です。それらはオランダのアーティスト、テオ・ヤンセン(1948-)によって故国の海面上昇問題を解決するために生み出されました。作者亡き後も自立して砂浜で生き延びることを目指し、ストランドビーストは歩行、方向転換、危険察知などの機能を備え、さまざまな環境に適応していくためのシステムを獲得していきます。生と死を繰り返し、遺伝子と遺伝情報を受け継ぎながら進化し続けてきた生命体は、芸術と科学という既存のカテゴリーを横断し、新たな可能性を私たちに提示しています。 本展は北海道で初めての個展となり、日本初公開5作品を含む12作品を展示します。実際に動く巨大なストランドビーストを体感できるほか、その構造や動きの仕組みを明らかにし、テオ・ヤンセンが創り出す世界の魅力に迫ります。

ゲゲゲの妖怪100物語

ARTLOGUE 編集部2019/05/08(水) - 02:30 に投稿
「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの漫画家、水木しげる。水木しげるが描き出した妖怪たちは、怖いけれど、どこか愛嬌があって憎めない存在として、世代を問わず愛され続けています。 「ゲゲゲの妖怪100物語」は、水木しげるの妖怪世界を体感できる、まったく新しいイベントです。美しい自然に育まれた日本には、数えきれないほどの妖怪伝説があります。 本イベントでは、女妖怪たちの妖しくも美しい姿をご覧いただける「女妖怪の棲む城」や、妖気を感じる闇の中で妖怪たちが迫ってくる「妖気の部屋」、日本各地に伝わる妖怪たちが現れる「妖怪大迷宮」など、100の妖怪物語を五感で存分に体感することができる、展示となっています。 奥深い伝承文化に根ざした、この多彩な妖怪たちが、会場でみなさまをお待ちしています。 様々な趣向を凝らしたゾーンを巡り、次々現れる妖怪に興奮するうち、あなたはいつしか、100の妖怪たちと出会うことでしょう。今年の夏休みは、ぜひご家族で、友達同士で、カップルで、ドキドキの妖怪体験をお楽しみください。 会場:池袋 サンシャインシティ 文化会館ビル2F 展示ホールD 時間:11:00~20:00(最終入場19:30) お問い合わせ:0570-06-1234(イベントダイヤル) ※~8月26日 11:00~20:00

HANKYU アート・フェア -Neo SEED-

ARTLOGUE 編集部2019/05/06(月) - 19:11 に投稿

大阪芸術大学、京都造形芸術大学、近畿大学、嵯峨美術大学という創造力を育む土壌で、豊かな才能を芽吹かせ、次世代のアートシーンを切り開いていく、37名の若手作家たち。みずみずしい魅力にあふれたその作品を展示販売。ライブペイントやパフォーマンス、即興の映像&音楽ライブなど、アート表現の多様性を感じていただけるアートフェアです。

 

【出品作家】
大阪芸術大学
梅崎 瞳 / 大﨑 緑 / 大塚 孝太郎 / 小嶋 晶 / 関野 凜太郎 /髙田 賢三 / 髙林 宣城 / 西 崇 / 山下 三佳 / 吉田 昇平

京都造形芸術大学
小谷 くるみ / 藤崎 まり菜 / 松岡 柚歩 / 山本 捷平

近畿大学
山﨑 絢子 / 池永 朱里 / 池田 舞花 / 宮原 寛 /吉村 英里子 / 都留 智也 / 勝川 夏樹 / 甲田 彩恵 /平村 友美 / 福井 奈那枝 / 大石 さくら

嵯峨美術大学
寺岡 海 / 野中 梓 / 志村 佳苗 / 田中 詩奈 / 洪 亜沙 /阪田 光里 / 徳岡 真帆 / 勝木 有香 / 山之内 葵 /森岡 真央 / 清水 紗希 / 友寄 万梨奈

数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ、現代アートのいま

ARTLOGUE 編集部2019/05/06(月) - 18:50 に投稿

超細密画で様々なモチーフを描く池田学、日用品から繊細な風景を創造する岩崎貴宏、デジタルアートの先がけとして知られるチームラボ、ナフタリンなど時間の経過とともに変化する素材を使って詩的な世界を展開する宮永愛子など、国内外で今最も注目を集めるアーティストたちの多彩な作品を、「見立て」「奇想」「あやし」といった日本文化が持つ独自の視点(テーマ)ごとに空間を仕切り展示。セクションごとにアーティストが対峙し、せめぎ合うことで発生する、日本の現代アートのリアルな「体感の場」を演出します。「平成」から「令和」への転換の年に、彼らの作品が新しい景色=NEW VIEW をみせてくれることでしょう。

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誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ

ARTLOGUE 編集部2019/04/27(土) - 02:31 に投稿
1940年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの天才コンビが世に送り出した短編アニメーション『トムとジェリー』。本展は2020年に誕生80年を迎えることを記念し開催される世界初の展覧会。アメリカのワーナー・ブラザースアーカイブで大切に保管されていたものを中心に、約250点の原画や資料を展観します。また『チキチキマシン猛レース』や『原始家族フリントストーン』など、日本の子どもたちをも虜にしたハンナ=バーベラ作品も振り返ります。

東美濃の縄文土器

ARTLOGUE 編集部2019/04/27(土) - 02:31 に投稿
近年、大規模な縄文展が開催されるなど、縄文時代への関心が高まっています。これまで、土岐市での発掘事例は多くありませんでしたが、2015年に市内妻木町の妻木平遺跡において、縄文時代中期の竪穴住居跡1軒が発掘されました。本展は、初出展となる妻木平遺跡に加えて、東美濃地方各地の縄文時代の出土品により、当地方の縄文時代の特色をご紹介する展覧会です。

Ryu Itadani「ENJOY the VIEW」

ARTLOGUE 編集部2019/04/27(土) - 02:31 に投稿
Ryu Itadaniの絵に描かれるのは、住み慣れた街の風景や部屋の中にある文房具や絵の具など、何気ない日常の一場面。特別ではないけれど、自分に語りかけてくるような身近なモノや景色に、心地よさや優しさを見いだす楽しさがあります。アクリル絵の具を塗り重ねた色彩豊かな作品は、アウトラインを描くことでより鮮やかさが増し、存在感を引き立てます。作品を通して、意識的に視線を少し遠くにすることにより、日常の風景を新鮮な気持ちで眺めることができる展覧会です。