クマのプーさん展

ARTLOGUE 編集部2019/04/16(火) - 02:31 に投稿
E.H.シェパードが鉛筆で描いたプーさんの原画を世界最大規模で所蔵するイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)から2019年、「クマのプーさん展」が、日本にやってきます。「クマのプーさん」がどのように生まれ、愛されてきたのか。魔法の森の物語をひもといていきましょう。

TOPコレクション イメージを読む<br>場所をめぐる4つの物語

ARTLOGUE 編集部2019/04/16(火) - 02:31 に投稿
TOPコレクションは東京都写真美術館の収蔵作品を紹介する展覧会です。今年のテーマは「イメージを読む」。作品という視覚的なイメージとその読み解き方を考えます。本展は35,000点を超える当館コレクションから選び抜かれた個々の作品や、複数点からなるシリーズ作品をとおして、それぞれが語りかけてくる物語に着目します。作品の背後にある意味やお互いを結びつける関連性を浮き上がらせることで、イメージを読むという、豊かな鑑賞体験へと観客の皆様を誘います。 5月に始まる第1期は「場所をめぐる4つの物語」をテーマに、「場所」と密接にかかわった4人の作 家によるアプローチを取り上げて、そこから生まれる物語的な世界の広がりを見つめていきます。それぞれの作家たちは、あるひとつの場所や地域を深く見つめ、その場所に固有の生活や風景、出来事をとらえるだけではなく、現実的な事象からさらにその向こう側にある隠された物事の本質や普遍的な意味をとらえています。本展では写真やテキストで展示を構成し、それぞれのイメージを読んでいきます。

唐三彩 ― シルクロードの至宝 ―

ARTLOGUE 編集部2019/04/16(火) - 02:31 に投稿
20世紀初頭の中国で鉄道敷設工事中に偶然発見され、その存在が知られるようになった唐三彩。その名の通り、唐時代(618-907)に緑釉・褐釉・白釉(透明釉)という三色、あるいは、コバルトを用いた藍釉を加えた多彩な鉛釉をかけ分けて華麗な装飾をほどこした多色釉陶器である三彩は、またたく間に世界のコレクターを魅了し、今では中国陶磁を代表する存在となっています。 この時代はシルクロードを通した東西交流が盛んな時代でもありました。砂漠の貿易商人である胡人(ソグド人)や長距離交易の際の乗り物であったラクダといった異国情緒たっぷりな人物や動物、さらには西方伝来の様々なうつわ類を再現した唐三彩は、国際色溢れる当時の状況や雰囲気を私たちに教えてくれます。また、王侯貴族の葬礼を彩り、墳墓を飾り、来世で用いるために制作され、埋納された唐三彩は、当時の陶芸技術の粋をあつめた芸術品でもありました。つまリ、シルクロードの文化交流を体現した唐時代を代表する、まさに至宝と呼ぶにふさわしい作品なのです。 同展では、2009(平成21)年開催の「中国の陶俑(とうよう)」展以来10年ぶりに、出光コレクションの唐三彩を厳選し、一堂に展観されます。さらに、中国の周辺、北部草原地帯に王朝を建設した契丹(きったん)族の遼(りょう)と、西方のペルシア地方に誕生した独特の三彩(遼三彩とペルシア三彩)、および、唐の滅亡後におこった歴代の王朝(金~清時代)において、制作の伝統が守られながらも、新たに発展してきた多種多様な三彩スタイルの陶磁器も紹介されます。

宮本隆司 いまだ見えざるところ

ARTLOGUE 編集部2019/04/16(火) - 02:30 に投稿
宮本隆司は、建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉〈九龍城砦〉作品によって広く知られる存在となりました。近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せています。本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品を展示します。確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観いたします。

表 良樹 個展「等身の造景」

ARTLOGUE 編集部2019/04/14(日) - 12:40 に投稿

表良樹 (おもて・よしき)は、大きな運動や成り立ちを、日常的なスケールに転換させる作品群をこれまでに制作してきました。地殻変動や大気など、生活者の視点では捉えづらいより大きな周辺の現象を、彫刻作品などに投影し、身体的に実感し得るものとして提示しています。

例えば「Tectonics」では、プラスチック製の日用品の内部に、様々な色相のポリエステル製樹脂を流し込み、攪拌させ、それを積層させた後、落下などの衝撃を与えて断面を露わにさせることで作品を完成させています。彫刻作品といえば、通常は表面の形状や様相で造形を判断されるものですが、表の作品は、内側の造形に至るまでの過程や時間をも織り込んでおり、固有の広がりを内在させています。メディウムとしては人工物であるプラスチックを起用しつつも、その造形は自然現象にプロセスの多くを委ねることで、人工物と自然現象をないまぜにしながら、鑑賞者の身体性に訴えうる作品に仕上げていると言えるでしょう。

ニューヨーク・アートシーン ― ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで

ARTLOGUE 編集部2019/04/13(土) - 02:31 に投稿
第二次世界大戦後、ニューヨークは多くの画期的な表現を生み出しました。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの作家たちによって伝えられたヨーロッパの近代美術はアメリカの若い作家たちを刺激し、新しい意欲的な表現へと道を開いたのです。 当時最先端の表現であったキュビスムとシュルレアリスムを乗り越えようとする試みはアクションという画家の激しい身振りの結果として、あるいは広漠とした色面の広がりとして、抽象表現主義と呼ばれる新しい絵画を生み出しました。男性用小便器を展覧会に出品したマルセル・デュシャンのダダ的な行為は、生活と芸術を等価とみなすネオ・ダダと呼ばれる作家たちに影響を与え、大衆文化への関心は大量消費社会を背景にポップ・アートというアメリカ独自の美術として花開きます。一方で1960年代以降、美術の根源を探るきわめて禁欲的、還元的な美術も同じニューヨークに登場します。そして現代美術の首都とも呼ぶべきニューヨークでは多くの日本人作家たちも活躍し、その中には草間彌生や河原温のように今日世界的な注目を浴びる作家も多く存在しました。 今回の展覧会では現在改修のため休館中の滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内に所蔵されるアメリカ美術の優品を加え、100点余りの作品でアメリカ美術の半世紀、「アメリカ美術の勝利」を概観いたします。

ゴッホ展

ARTLOGUE 編集部2019/04/13(土) - 02:31 に投稿
鮮やかな色彩と勢いのある筆づかいで今も世界中から愛されているフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。37年の生涯のうち画家として活動したのはたった10年に過ぎず、代表作のほとんどは晩年のわずか数年間で描かれたものでした。 27歳の頃に画家を志した当初は、オランダで「ハーグ派」と交流しながら、暗い色彩で農村風景や静物などを描いていたファン・ゴッホ。目にした風景や事物をデッサンし、それを元に抒情的な光景を描いたハーグ派との邂逅(かいこう)によって、画家としての基礎を身につけました。その後、弟テオの勧めで移り住んだパリで「印象派」と出会い、鮮やかな色づかいが生む効果に驚き、独自の作風を確立していきます。 世界各国からファン・ゴッホの作品約40点が集結する本展では、《糸杉》など晩年の代表作に加え、貴重な初期作品も来日。さらに、「ハーグ派」のマウフェやラッパルト、「印象派」のモネ、ルノワール、ピサロなど、彼に大きな影響を与えた画家による作品約20点も展示。画家としての原点を示す初期の画業から始まり、ポスト印象派を代表する画家になるまでの劇的な成長過程を辿ります。 ゴッホは、いかにしてゴッホになったのか。ハーグ派と印象派…“ふたつの出会い”によって導かれたファン・ゴッホの、短くも濃密な画業を堪能できます。

明石市制施行100周年記念 企画展 郷土作家シリーズ「明石市100年の日本画家」

ARTLOGUE 編集部2019/04/13(土) - 02:31 に投稿
2019年11月に市制施行100周年を迎える明石市。この100年の間に明石の郷土作家たちは多彩な作品を生み出してきました。本展では、明石藩最後の儒学者橋本海関から現代の作家まで、100年間の明石に縁のある作家8名の作品を取り上げ、明石で育まれた日本画の世界をご紹介します。