EXCHANGED FORMS: シンガポールと京都を交換したデザイン
シンガポールと京都の学生たちが、互いの文化的イメージを交換し、自由な解釈のもと家具などのプロダクトをデザインしました。2018年4月に開催された世界的なデザイン見本市であるミラノデザインウィークで発表された作品を、このたびKYOTO Design Lab 東京ギャラリーで展示いたします。
本プロジェクトは、歴史の最も
館長 山梨 俊夫
前館長建畠晢氏の後を襲って、今春四月に着任いたしました。
国立国際美術館が中之島に移り8年目を迎え、これまでを振り返ると、千里の万博記念公園に開館して以来30数年の歴史の蓄積のなかに貫かれている美術館活動の方向性が見えてくる。もっとも顕著なのは、現代に積極的な関心をもち、美術の現代から発せられる様々な問題を探り出し、人々とともに考えていこうということである。もちろん、当美術館の活動はそれだけに限られない。しかし、国立国際美術館は、この一貫した方向性をもっとも重要な軸線と考え、それを持続させることで自らの個性を形成してきた。新たに舵取りを務めるにあたって、この軸線を大きく変更せずに維持していくことがまず肝要だと考えている。