2014年に第1回を開催した「美濃陶芸の明日展」も今回で5回目を迎えます。若い世代の陶芸家を励まし、美濃陶芸の明日を展望する展覧会として、例年、さまざまな感性や価値観が交錯する空間を創出し、多治見と陶芸のこれからを感じ取っていただけるような展示を行ってまいりました。
第5回目となる今回は、センパイ・セクションとフレッシュ・セクションの二部門構成で、美濃の陶芸界を牽引する現在活躍中の陶芸作家たちをセンパイ・セクション、やきものを学ぶ教育機関を卒業してから5年以内の陶芸作家たちをフレッシュ・セクションとして総勢11名の作家を紹介します。
新たな展開として、今回のセンパイ・セクションでは「用の美から美の用へ」というテーマを設け、「工芸の本質は「用の美」にある」という概念に切り込みを入れます。器が機能を満たすことは自明のことですが、機能は必ずしも美をもたらすものではない。では、美を生活にもたらす器とは何か、今「用の美」ではなく「美の用」が問われるのではないか。このセンパイ・セクションはこうした視点に立った気鋭の器作家によるグループ展です。
新たな局面を迎える現代陶芸。そのムーヴメントの渦中にあって重要な鍵を握る美濃の作家たち。彼らが思い描く陶芸、アート、工芸、美とは何か。
1300年の歴史の中にあって今なお進化し続け、ますます面白くなる美濃焼の現在とこれからを第5回の今回では、一部にテーマを掲げながら、さらに深く掘り下げます。
開催期間
-
上位美術館・ギャラリー
画像
アクセス数
0
1
1