春の優品展 和と漢へのまなざし

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
館蔵品の中から『和漢朗詠集』と、その撰者・藤原公任(966-1041)に関連する古筆、あわせて日本・中国を題材とした絵画を選び展覧します。平安時代(11世紀初)に成立した『和漢朗詠集』には、王朝貴族らに愛好された漢詩文と和歌が選び集められています。こうした漢詩文と和歌の世界への憧れは、校正にも大きな影響を与え、豊かな美の数々を生み出してきました。和と漢へのまなざしを映した名品約40点を紹介します。 ※会期中一部展示替あり。 国宝「源氏物語絵巻 鈴虫一・鈴虫二・夕霧・御法」を4/27(土)~5/6(月)まで特別展示。

竹久夢二という生き方

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
明治17(1884)年に生まれ、大正時代(1912‐26)を象徴する画家として活躍し、昭和9(1934)年に世を去るまで、49歳11ヶ月の人生を駆け抜けた竹久夢二。 画家としての活動にとどまらず、デザイナー、詩人としても数多くの作品を残し、恋と旅を重ね、夢二はドラマチックな生涯を送りました。そして平成時代が幕を閉じようとする今もなお、夢二が残した美の世界は、注目され続けています。 本展では、明治・大正・昭和にわたる、ロマンに満ちた夢二の生き方と芸術を紹介し、さらに夢二をめぐる平成年間の動向も振り返り、その魅力を深く追求します。

ニッポン制服百年史 ― 女学生服がポップカルチャーになった!

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
今から100年前に欧米からもたらされた洋装女学生服。日本の学生文化にすっかり定着しました。長いスカートがカッコよかった80年代。チェック柄スカートの登場で一気にミニ化が進んだ90年代。2000年代には色・柄・デザインに驚くほどのバリエーションが誕生しました。 ハイティーンの魅力を引き立たせる衣装として独自の発展を遂げ、今や日本発信のポップカルチャ―として海外の注目も集める日本の学生服。大正・昭和・平成時代の、多種多様な制服デザインと着こなし方をご紹介します。 制服を愛する心をくすぐる珠玉のイラストレーション作品もお楽しみください。森伸之、青木光恵、かとうれい、和遥キナによる、本展描き下ろし作品も公開します。 イラストレーターで制服研究者の森伸之氏監修!1980年代から現在までの変遷をたどり実物展示も行います。

VOCA展 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
VOCA(ヴォーカ)展は絵画や写真など平面美術の領域で高い将来性のある40才以下の作家を奨励する展覧会で、今年で26回目の開催を迎えます。 「VOCA展2019」には、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などから推薦された作家33名(組)が出品します。このなかから5名の選考委員によりVOCA賞1名、奨励賞2名、佳作賞2名が選ばれました。そして大原美術館賞が館の選考により決定しました。 今回のVOCAはニれまでにも増して多様な技法・メディアの表現が集まり、絵画以外の作品―写真技法を用いたもの、映像、半立体的作品など―の優勢が目立ちます。また、受賞作をはじめ多くの作品が、社会批評や日常観察の視点を含んでいることも特筆すべきでしょう。 気鋭の作家たちが「平面」という枠粗みの中で、なにをテーマに新しい表現を切り聞いているのカ、その意欲作をご覧ください。

齋田記念館 春季企画展 山紫水明 ― 理想郷への旅 ―

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
俗世を離れた理想郷を描く中国風の「山水画」。 詩歌に詠まれた歌枕を描く和風の「名所絵」。 さあ、都会の喧騒を離れ、理想郷への旅に出かけましょう! 山紫水明の世界が皆さまをお待ちしています。 結城素明「溪山晴靄」、川合玉堂「瀑布」、蔦谷龍岬「桃源」、小野竹喬、堂本印象、橋本関雪、富岡鉄斎、土佐光武、齋田雲岱etc. ◎学芸員によるギャラリートーク 4/22(月)、5/31(金)、6/24(月) 14:00~

期間限定ミニ展示「お江戸の便利メイクアップツール・白粉重」

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:32 に投稿
肌ノリの良悪によってその日の化粧の出来が決まってしまうほど重要なベースメイク。同様に江戸の女性にとっても白粉は化粧の要でした。“キレイに手早く”白粉化粧を仕上げた知恵と工夫を、道具と共にご紹介します。本展では当館所蔵品に加え、新宿区水野原遺跡他から出土した白粉重を特別出陳します。 ※常設展示室内の一部で行うミニ展示です。

生誕110周年 松本忠義・豊田一男 2人展<br>+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:30 に投稿
身近な動物や風景から、内なる幻想を紡いだ松本忠義。環境破壊や戦争の愚かさを、ユーモアと詩情を込めてみつめた豊田一男。両者の生誕110年を記念して、高崎市美術館および高崎市役所倉渕支所が有するコレクションを中心に紹介します。 さらに二次元の絵画を三次元の立体造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」で知られる青木世一(あおきせいいち・1954年茨城県出身)をゲストに迎え、松本忠義の代表作品《錬金通りにて》を立体再現して展示します。高崎市内に実在する風景の中に超現実的なモティーフが去来する《連金通りにて》をほぼ実物大のブースに起こし、来館者の皆さんに絵の中に人り込むという新しい休験を楽しんでいただきます。

日本の美術品市場規模は2,460億円、3年連続で増加! 日本のアート産業に関する市場調査2018

鈴木 大輔2019/03/04(月) - 16:09 に投稿

日本最大級の国際的なアート見本市「アートフェア東京」を主催する「一般社団法人 アート東京(以下、アート東京)」は、約2万人を対象とした「日本のアート産業に関する市場調査2018」を実施し、日本全体の美術品市場規模を2,460億円と推計しました。

これは、2016年より継続している同調査の2,431億円、2017年の2,437億円に続き3年連続で増加という結果となっています。販売チャネル別に見ると、ギャラリーと百貨店は、増減しながらも2大チャネルを維持、アートフェア、インターネットサイト市場は過去3年間、増加傾向となっています。

また、本調査では市場規模の推計に加えて、「美術品の輸出入動向」、「ミュージアムへの訪問状況」を分析、さらに、将来のアート産業を考える上で指針となる層として「国際経験豊かなビジネスパーソン」(299サンプル)を対象にアートに係わる意識調査を実施しました。