ルドゥーテ『美花選』とバラの香り展
マリー・アントワネット&ジョゼフイーヌの愛した花と香り
「花のラファエロ」「バラのレンブラント」とも称された高名を植物画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759-1840)。宮廷画家として、フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットや、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕え、ルドゥーテの作品は、記録のための植物画としてだけではなく、芸術性が高く評価され、今日に至っても、植物画の世界に大きな影響を与え続けています。
本展では、1827-33年にかけ出版されたルドゥーテの「美花選」より、バラの花を中心に、美しい花々や可憐なブーケ、みずみずしい果実などの版画と貴重な肉筆画作品を145点展示いたします。
また、絵画から感じる植物の香りも合わせて体験いただきます。ボタニカルアートの最高峰たる傑作を生んだ天才画家ルドゥーテの世界を、馥郁たる香りとともにご堪能ください。