生誕110周年 松本忠義・豊田一男 2人展<br>+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一

ARTLOGUE 編集部2019/03/05(火) - 02:30 に投稿
身近な動物や風景から、内なる幻想を紡いだ松本忠義。環境破壊や戦争の愚かさを、ユーモアと詩情を込めてみつめた豊田一男。両者の生誕110年を記念して、高崎市美術館および高崎市役所倉渕支所が有するコレクションを中心に紹介します。 さらに二次元の絵画を三次元の立体造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」で知られる青木世一(あおきせいいち・1954年茨城県出身)をゲストに迎え、松本忠義の代表作品《錬金通りにて》を立体再現して展示します。高崎市内に実在する風景の中に超現実的なモティーフが去来する《連金通りにて》をほぼ実物大のブースに起こし、来館者の皆さんに絵の中に人り込むという新しい休験を楽しんでいただきます。

日本の美術品市場規模は2,460億円、3年連続で増加! 日本のアート産業に関する市場調査2018

鈴木 大輔2019/03/04(月) - 16:09 に投稿

日本最大級の国際的なアート見本市「アートフェア東京」を主催する「一般社団法人 アート東京(以下、アート東京)」は、約2万人を対象とした「日本のアート産業に関する市場調査2018」を実施し、日本全体の美術品市場規模を2,460億円と推計しました。

これは、2016年より継続している同調査の2,431億円、2017年の2,437億円に続き3年連続で増加という結果となっています。販売チャネル別に見ると、ギャラリーと百貨店は、増減しながらも2大チャネルを維持、アートフェア、インターネットサイト市場は過去3年間、増加傾向となっています。

また、本調査では市場規模の推計に加えて、「美術品の輸出入動向」、「ミュージアムへの訪問状況」を分析、さらに、将来のアート産業を考える上で指針となる層として「国際経験豊かなビジネスパーソン」(299サンプル)を対象にアートに係わる意識調査を実施しました。

 

瀬戸内国際芸術祭 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/03(日) - 22:41 に投稿

テーマ:海の復権 

「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観光”が島の人々の“感幸“でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。このことが、当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。 

有史以来、日本列島のコブクロであった瀬戸内海。この海を舞台に灘波津からの近畿中央文化ができたこと、源平、室町、戦国時代へとつながる資源の争奪の場であったこと、北前船の母港として列島全体を活性化したこと、朝鮮通信使による大切な大陸文化の継続した蓄積の通路であったことは、その豊かさを物語るものでした。しかしこの静かで豊かな交流の海は近代以降、政治的には隔離され、分断され、工業開発や海砂利採取等による海のやせ細りなど地球環境上の衰退をも余儀なくされました。そして世界のグローバル化・効率化・均質化の流れが島の固有性を少しずつなくしていく中で、島々の人口は減少し、高齢化が進み、地域の活力を低下させてきたのです。 

私たちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭を開催しています。 

アーティストの見た無鄰菴 vol.1 小川智彦「庭園観測」

ARTLOGUE 編集部2019/03/02(土) - 17:49 に投稿

近代日本庭園の傑作、無鄰菴は現代アートの作家の目には、どのように映るのでしょうか?今回は「風景」を作品制作の主題にする小川智彦さんが、無鄰菴で昨年の秋から制作を行った作品の展示と、ギャラリートークを実施します。普段は入ることができない母屋2階の非公開スペースから、遠く借景や庭全体を眺めながら、作品が提示する、風景を人が見ることへの問いに、思いを巡らしてみましょう。また、どのようなプロセスと考えで制作を進めたのか、お話を伺います。きっと今まで知らなかった庭が見えてきます。

春季特別展「江口寿史イラストレーション展 彼女」 ~ 世界の誰にも描けない君の絵を描いている ~

ARTLOGUE 編集部2019/03/02(土) - 02:31 に投稿
週刊少年ジャンプの『すすめ!!パイレーツ』(77年)で軽快なギャグ漫画家として連載デビュー、続く美少年を主人公に描いた『ストップ!!ひばりくん!』(81年)で大ブレークした江口寿史。その後、ストーリー漫画から次第にイラストレーションの世界に創作を広げ、90年代以降は独壇場というべき、キュートでクールな女性像を描く作家として、現在もそのポジションを独走している。 本展は、〈彼女〉と題し、江口氏が40年追い求めた女性の美を、新作を含む約300点のイラスト作品で紹介する最新の江口寿史ワールド。女性の美しい姿を通じて、その時々の流行や若者の生き方、時代の形が見えてくる。 江口さんのライブスケッチや、ライブトークなどイベントの詳細はHPをご確認ください。 ぶんぱくHP http://www.akashibunpaku.com/ 【会期】2019年4月6日(土)~5月19日(日)会期中無休 【開館時間】午前9時30分~午後6時30分(入館は午後6時まで)

「森からの贈りもの ~ エルツ地方の伝統工芸の世界 ~」(前期)

ARTLOGUE 編集部2019/03/02(土) - 02:31 に投稿
森の国・ドイツ東部に位置するエルツ地方は木工おもちゃのふるさととして知られており、数多くの工房が立ち並んでいる。 今展では、エルツ地方の歴史や職人の技巧をひもときながら、季節や暮らしを彩る伝統的なモチーフを紹介。展示ケースでは、春の森やサンタクロースの森など、ちいさな森を表現。木のぬくもりが織りなすやさしい世界をお届けする。おもちゃにふれるコーナーもあり。