平成31年春の特別公開「永々棟のひなまつり」

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:34 に投稿
春の訪れにあわせて、永々棟所蔵の享保雛、古今雛、有職雛、次郎左衛門雛など江戸時代から現代までのさまざまな雛人形をお座敷に飾って皆さまをお迎えします。その他、精巧に作られた雛調度、ふっくらと愛らしい市松人形や西洋人形なども展示します。 また、京の次代を担う若手職人たち「京の伝統産業わかば会」の実演販売会もあわせて開催します。 大正時代の雰囲気が残る数寄屋建築で、春の京都を彩るはんなりとした雛の世界と、細やかな技が光る工芸品をお楽しみください。

命の火・命の水

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:34 に投稿
スイッチ一つで簡単に手に入れることが出来る現代でも、ライフライン“命綱”として重視される火と水。江戸時代にはガス管や各家庭で蛇口を捻れば出るような水道、電線といったものは通っておらず、火や水の確保は生きる上で最も重要な条件でした。本展では街道画を中心に浮世絵版画に描かれた“火”と“水”の作品をご紹介します。明かりとしての“火”や暖をとる“火”、飲用の“水”に清潔さを保つための“水”。江戸時代の人々の生活とともにある“命の火・命の水”をご覧ください。

花鳥の彩り ― 近代日本画の精華 ―

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:34 に投稿
花と鳥は人々にとって人生を歩む友として重要な役割を担っています。この世にもし花々と鳥たちがいなかったら、日常の生活は味気ないものとなるでしょう。清少納言は、「木の花は、濃きも薄きも紅梅。桜は、花びら大きに、葉の色濃きが、枝細くて咲きたる。…鳥は、異所のものなれど、鸚鵡、いとあはれなり。人の言ふらむことをまねぶらむよ。ほととぎす。くひな。しぎ。都鳥。ひわ。ひたき。…」(『枕草子』)と述べたように、平安の昔からそれらは人々の生活と密接に関わってきました。 今回の展覧会では、私たちの生活に彩りを添える、選りすぐりの花鳥画を展示いたします。また、近代日本画の巨匠であり、花鳥画の名手として知られる上村淳之先生のご厚意により、ご尊父・上村松篁先生と淳之先生の力作を特別に展示いたします。

横浜開港160年 横浜浮世絵

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:33 に投稿
2019年は横浜開港から160年となります。これまで横浜では折に触れ、開港当時を振り返ってきました。当時の人々の関心に応えるべく出版された「横浜浮世絵」は開港当時を物語る資料の一つです。「横浜浮世絵」とは開港をきっかけとして新しく造られていった横浜の街、来日した外国人たちの自分たちとは異なる容姿や生活を描いた浮世絵にはじまり、明治期に、さらに洋風に整備されていった街や鉄道などを描いて出版された一連の作品群を指します。描かれた表現がすべて事実というわけではありませんが、当時の人々の旺盛な好奇心に応えて描かれた表現は、国際都市横浜のイメージの原点といえます。 この展覧会では開港160年を機に神奈川県立歴史博物館と川崎・砂子の里資料館の所蔵作品を中心に横浜浮世絵を紹介します。当館において横浜浮世絵の特別展は20年ぶりの開催です。約330点の作品を前期、後期で入れ替えて、「横浜浮世絵」の全容をご覧いただきます。さらに開港の場であった横浜の歴史を後世に伝えようとする二人のコレクター、当館の丹波恒夫と川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫の心意気をも感じ取っていただければ幸いです。

2019 春の特別展 一葉、晶子、らいてう ― 鷗外と女性文学者たち

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:32 に投稿
現在は文学者の性別が意識されることはほとんどありませんが、明治・大正期の女性文学者は「閨秀(けいしゅう)作家」「女流作家」などと呼ばれ、男性中心の文学者たちの中で区別されながらも、自身の表現を模索し、小説や詩歌、評論などを通して時代と向き合い、大きく花開きました。 鷗外は樋口一葉、与謝野晶子、平塚らいてうの三人を高く評価し、また、彼女たちが表現することを好意的にあたたかい視点で見守ってきました。その眼差しは、鷗外の評論や日記、書簡、そして彼女たちの証言からも知ることができます。 本展では、三人の文業を軸に同時期に活躍した女性文学者と、彼女たちを見つめた鷗外が織りなす近代文学史を紹介します。 【開館時間】 10:00~18:00(最終入館は17:30) ※4月28日(日)は9:00より開館

春の特別列品「國學院大學図書館の名品 武士を描くものがたり ― 比べてみる軍記の世界 ―」

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 02:32 に投稿
國學院大學図書館が所蔵する貴重資料の公開を行います。 ”比べて見る”ことをコンセプトに『将門記』『陸奥説話』『後三年記』『保元物語』『平治物語』などの作品群を展示します。 日本中世、軍記物語の世界をお楽しみください。

アートで未来へ「越えて」いく<br>神戸発の新たな試み「アート・プロジェクトKOBE 2019:TRANS-」今秋開催!

ARTLOGUE 編集部2019/03/12(火) - 21:03 に投稿

アート・プロジェクト:TRANS- とは、2019年秋に神戸で開催されるアート・プロジェクトです。
神戸がグローカル・シティの先鋒となるべく、現代アートを切り口に何かを“飛び越え、あちら側へ向かう”ための試みです。
世界各地で開催が相次ぐ芸術祭とは一線を画し、参加作家を2名と少数に絞ります。
会期中は神戸の3つのエリアを舞台に、美術作品や野外劇など様々な仕掛けが出現します。

*「TRANS」とは、「越えて」「向こう側へ」という意味を含む接頭語。
「TRANS」から派生した単語に「TRANSFORM(変容)」「TRANSPORT(輸送)」などがある。
 

没後50年 坂本繁二郎展

ARTLOGUE 編集部2019/03/12(火) - 02:36 に投稿
坂本繁二郎(1882-1969)は、福岡県久留米市に生まれ、ヨーロッパ留学から帰国後は久留米近郊の八女市を制作の地に選び、その地で生涯を終えました。ヨーロッパ留学までは牛、帰国後は馬、戦後は身の回りの静物、なかでも能面を、最晩年は月というように、彼の取り上げるテーマはゆるやかに変化しています。本展では、坂本が生涯描きつづけた静物画にとくに注目し、彼の絵画が成熟していく過程を人生の歩みとともに明らにしていきます。その充実した人生と静寂な絵画世界は、多くの人を魅了するにちがいありません。