植物の力 拡大する日本画 岩田壮平|浅見貴子
現代日本画の登竜門、東山魁夷記念日経日本画大賞展の大賞受賞者・岩田壮平(第6回 2015年)、浅見貴子(第7回 2018年)を紹介します。
岩田壮平は幼少より華道に親しみ、後に日本画家として花を探究し、写実から感覚へ昇華した夢幻の世界は、人々の五感をゆさぶります。一方方、浅見貴子は独特の技法をもって、水墨に新たな地平を拓き、樹々をめぐるモノクロームの世界に心地よい風と光をみたします。
植物は、束山魁夷もひたむきに追い求めた自然の賛歌。多様に広がる日本画をさきがける二人の世界観は、ともに生の輝きをもたらす植物の力と日本画の将来を映し出します。
瀬戸内国際芸術祭2019開催のこの春、野に遊び、花にたわむれるように作品をお楽しみください。
前期:4月13日(土)~5月7日(火)
後期:5月10日(金)~6月2日(日)
※展示内容と配置が変わります(前期=1F 浅見・2F 岩田 後期=1F 岩田・2F 浅見)