春季企画展「発掘された銅鏡」

ARTLOGUE 編集部2019/03/10(日) - 02:34 に投稿
日本における鏡の歴史は、弥生時代に始まります。当時、中国からもたらされた銅鏡は権力の象徴として用いられました。兵庫県内の遺跡からも中国鏡やその影響を受けて制作された銅鏡が数多く発見されています。 本展では、県内出土の銅鏡と当館が所蔵する古代中国鏡を比較展示し、古代の日本と中国の人々の鏡に対する想いを図像の変遷などからたどります。 ◆連続講座「発掘担当者 鏡を語る(全5回)」◆ 要予約☎0790-47-2212、要観覧券 6月1日(土)、6月15日(土)、7月6日(日)、7月20日(土)、8月3日(土)いずれも13:30~15:00 イベント等詳細については、当館ホームページをご覧ください。

増山 士郎 個展/”Self Sufficient Life”

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 16:34 に投稿

北アイルランドにおいて2010年より唯一の在住日本人アーティストとして、活動している増山士郎。増山は2011年の3.11東日本大震災以降、世界各国で急速に進むグローバリゼーションや、現代の日本や西欧の文化の価値観と生活様式に対し、深い疑問を抱きました。今回の彼の作品は、その疑問から作られたものです。2012年から2015年にかけ、アイルランド、ペルー、モンゴルの三ヶ国を旅しながら、土着の人々と動物を巻き込み、現地の伝統的な動物繊維技術を用いて、それぞれ、羊、アルパカ、らくだの毛を使ったプロジェクトを実現しました。ある意味で増山はアーティストの直感と文化人類学者が 持つ帰納的な思考を持っている表現者といえるでしょう。

MINIATURE LIFE展 ~ 田中達也 見立ての世界 ~

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:35 に投稿
ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也は、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックも担当し、現在もっとも旬なアーティストとして活躍しています。 日常のものを題材にして見立てた写真作品を、2011年から一日も休むことなくインターネット上で発表しつづけ、そのフォロワー数は海外を含め190万人を超えています。思わずくすっと笑ってしまったり、さすが!となってしまう、楽しい作品世界をぜひ会場でお楽しみください。

北原照久コレクション 懐かしくて温かいおもちゃの世界展

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:34 に投稿
テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』でおなじみの鑑定士で、世界的なおもちゃのコレクターとして知られる北原照久(きたはら・てるひさ)さんのコレクション約1,000点を一堂に展示します。 北原さんが所蔵する戦前・戦後期の貴重なセルロイド玩具、自動車、飛行機、電車、汽車、船、ロボットといった懐かしいブリキのおもちゃなど人気の「お宝」を公開するほか、商品ポスターやマスコットキャラクターなど明治から大正、昭和期にわたる広告物や、郷愁を誘うレトログッズの数々も注目です。 【同時開催】 安部朱美 創作人形展(第3展示室) 米子市在住の人形作家・安部朱美(あべ・あけみ)さんの「昭和の子ども」をテーマにした創作人形33作品・約170体を展示します。子ども同士の友情や家族の思いやりなど、ぬくもりが伝わる「ありし日の昭和」の風景をご覧ください。本展にあわせて制作した新作や、伯耆国「大山開山1300年祭」を記念して作られた《御幸行列》も特別展示します。

企画展「堺と芝居」

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:34 に投稿
本展では、二代目中村富十郎や、江戸時代の芝居が行われた場所や演目に関する資料を中心に、江戸時代から近代にかけて堺で行われたさまざまな興行についてもご紹介します。 堺ゆかりの喜劇人曾我廼家五郎、高三隆達・食満南北など堺にゆかりの芸能・演劇人に関する資料をご紹介します。

特別企画「陶の花 FLOWERS」展ー春、美術館でお花見

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:34 に投稿
花は古来より世界各地の様々な芸術のジャンルにおいて表現されてきました。近世のやきものにおいては花の吉祥文様が器を彩り、また近代には様々な花の陶製タイルが近代建築を豊かに彩りました。そして現代陶芸においても、植物が持つ生命力、美しさ、儚さなどにインスピレーションを受ける作家は多く、それぞれの思いをもって表現をおこなっているのです。本展では、「花」を入り口に様々な時代の陶による表現の世界を探ります。

憧れ ― 伊豆と浜口陽三 ―

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:32 に投稿
浜口は1950年代、パリの美術界に彗星のごとく登場し、新しい作風で人々を魅了しました。澄んだ色彩やほのかな光に満ちたその銅版画は、まるで永遠の時を奏でるように今もなお神秘的な魅力を放っています。 戦後のおよそ2年問、浜口は伊豆の蓮台寺温泉に逗留しました。陽光まぶしく山々に囲まれ海にも近い土地にて健康を取り戻した後、浜口は東京に出て本格的に銅版画制作に打ち込みます。そして一気に独自の作風をつくりあげ、フランスに渡り、新しい技法を編み出しました。パリで国際的に成功した後も.浜口はこの地を度々訪れています。1980年には3つの浜口陽三展が伊豆で開催され、そのひとつ池田20世紀美術館の展覧会は国内初の回顧展になりました。 生誕110年にあたる今春、作家の黎明期ともいえる伊豆の2年間を起点にして、浜口陽三の画業を振り返ります。銅版画を中心に作品約50点に加えて、近年発見された資料や、芸術への憧れに彩られたいくつかのエピソードなとを新たに紹介します。