十一面観音坐像 高月町井口 日吉神社

ARTLOGUE 編集部2019/03/20(水) - 02:33 に投稿
「東京にある、長浜の観音堂」をコンセプトに、約2か月交代で滋賀県長浜市から観音像にお出ましいただき、そのお姿を通して長浜の暮らしとそこに住む人々の営みを紹介。 《「日吉山王二十一社本地仏」のうち 十一面観音坐像 高月町井口日吉神社 円満寺阿弥陀堂》  木造 鎌倉時代 長浜市指定文化財 井口日吉神社の神宮寺にあたる古刹円満寺は、現在同社境内に阿弥陀堂を残すのみで、地域の人々の手によって護持されている。 円満寺には、19躯の小群像が伝えられている。中世、神仏習合期の遺品で、「日吉山王二十一社」の本地仏と垂迹神を表わす。かつては21躯揃っていたと考えられるが、現在は十九躯のみ残る。各々台座と像背面に社名と神名とが記されている。 今回出陳の「客人宮(伊弉冉尊)」の本地・十一面観音像が、大宮・二宮を差し置いて、ひときわ大きく造られていることに注目される。白山から勧請された「客人宮」は、上七社の中で第5位の位置付けの神である。 造像の背景には、天台宗の荘園として日吉山王信仰を基調にしながらも、当地独自の信仰(己高山仏教・十一面観音信仰)が色濃く反映して造像されたことも推測できる。全国に彫像としての「日吉山王二十一社」の遺例は極めて少なく、これをほぼ揃えたこの群像は学術上貴重で、また湖北地方の中世史を考える上で貴重な資料といえよう。 【毎週金曜日はスペシャルライティングを実施】 毎週金曜日・17:00~17:30 館内の照明を消灯し、観音堂を模した展示スペースのみの照明で観音さまをご覧いただく時間を設けています。普段は終日上映している映像もこの時間帯は一時休止いたしますので、静かで落ち着いた環境でゆっくりと観音さまと向き合うことができます。 ※この時間帯は館内が暗くなるため、資料などをご覧いただくことができません。あらかじめご了承ください。

修復完成記念特別公開 「筑波大学の至宝 狩野探幽の屏風絵」

ARTLOGUE 編集部2019/03/20(水) - 02:30 に投稿
筑波大学附属図書館が所蔵している探幽筆六曲一双屏風「野外奏楽・猿曳図」は、経年劣化した状態でしたが、このたび出光文化福祉財団より助成をいただき、美しく修復し文化資源の継承にもつながりました。現代の古美術修復技術と、よみがえった探幽の名画をお楽しみください。4月16日(火)には、池田和彦氏((株)修護 代表取締役)による本屏風の保存修理についての報告会(筑波大学中央図書館 集会室にて 14:00~16:00)も行われます。

福島から世界へ!12年ぶりにコシノジュンコが織りなす福島の伝統×革新「FUKUSHIMA PRIDE by JUNKO KOSHINO」が「Amazon Fashion Week TOKYO」に登場!!

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 20:00 に投稿
※記事の最後で、ショーの様子をオフィシャル画像でご紹介しています。

 

3月11日に起きた未曾有の東日本大震災から8年が経ちました。

被災地の一つ福島県では甚大な津波に加え、原子力発電所災害の被害を被りました。どの地域においても、災害が奪ったものはどの人命をはじめ数え切れませんが、その中には地域に育まれた伝統も含まれます。

作家と僧侶、二足のわらじで現代の「信仰」を模索するアーティスト・長谷川寛示(ハセガワカンジ):「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」ファイナリスト

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 19:30 に投稿

現代アートの分野で活躍する新進気鋭のアーティストをサポートすると共に、より良い LIFE スタイル「アートのある暮らし」を提案する作品展示プランのコンペティション「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」。

レベルの高い作品展示プランに審査が難航する中、94組もの応募の中から、グランプリ、「サンワカンパニー社長特別賞」、ファイナリストに5組のアーティストが選出されました。彼らの応募プランのコンセプトやこれまでの活動、そしてこれからについてお話を伺います。

第三回目は、ファイナリストの長谷川寛示さんです。

六本木アートナイト 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 16:34 に投稿

六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」が2019年5月25日(土)から26日(日)に開催されます。

現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な体験をつくり出す「六本木アートナイト」は、 2009年3月にスタートし、今回で10回目を迎えます。 今までに、ヤノベケンジ、草間彌生、日比野克彦、蜷川実花、名和晃平など日本の現代アートを牽引するアーティストが参加し、東京を代表するアートの祭典として、回を重ねるごとに発展し続けています。

今回のテーマは「夜の旅、昼の夢」。 メインビジュアルは、グラフィックやモーショングラフィックを中心に、多様な領域で活動する groovisions(グルーヴィジョンズ)がデザインしたものです。

メインプログラム・アーティストは10回目にして初の外国人アーティスト チェ・ジョンファを迎え、華やかでハッピー、夢のような一夜をお届けします。ソウルオリンピック・スタジアムを使用した国家的プロジェクトを成功させるなど、芸術や文化は限られた人々のものではなく見る者だれにでも開かれている、ということを一貫して訴え続けているチェ・ジョンファによるカラフルな世界にご期待ください。

メインプログラム・アーティスト決定! 一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 15:54 に投稿

今年で10回目を迎える一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」。

2019年5月25日(土)から26日(日)に開催される今回のテーマは「夜の旅、昼の夢」です。

これまでヤノベケンジ、草間彌生、日比野克彦、蜷川実花、名和晃平など日本の現代アートを牽引するアーティストが参加してきましたが、今回は10回目にして初の外国人メインプログラム・アーティスト チェ・ジョンファ(崔正化)を迎えます。

「平昌2018パラリンピック冬季競技大会」開会式・閉会式のアートディレクターを務めるなど国際的に活躍を展開し、近年日本各地の芸術祭、アートプロジェクトでも作品に触れる機会の多いチェ・ジョンファが手がけるのは六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館をつなぐインスタレーション作品。

六本木ヒルズアリーナには果物や野菜によるカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》が登場し、会期中様々なイベントの舞台にもなる六本木ヒルズアリーナを、鮮やかな宴会場のように飾ります。