ひとつぶの魔法 絵本原画展

ARTLOGUE 編集部2019/04/09(火) - 02:31 に投稿
【展示絵本作品】 『うめぼしさん』 かんざわとしこ/文 ましませつこ/絵 (こぐま社) 『くるみのなかには』 たかおゆうこ/作・絵 (講談社) 『せかいいちのいちご』 林木林/作 庄野ナホコ/絵 (小さい書房) 『どんぐりと山猫』 宮沢賢治/文 高野玲子/絵 (偕成社) ※各、原画全点 うめ、くるみ、いちご、どんぐり。一粒から芽が出て、花が咲いて、実った魔法の物語の絵本4作品の原画展です。ひと粒の中に秘められた無限の可能性と力強さを味わって頂けます。  『うめぼしさん』は、うめの花がさいて、実がなって、うめぼしを作って“私”の食卓に上がるまでのお話です。歌うようなリズムの言葉にのせて、画家・ましませつこは女の子を主人公に、うめにも一粒づつ豊かな表情をつけて和紙を使って描いています。一年を通して楽しんで頂ける絵本です。  『くるみのなかには』は、くるみのなかは魔法の小箱。たかおゆうこが無限の想像を働かせて、くるみの中に宝物を描いてみせます。時にはお針箱を、時には幸せなおじいさんおばあさんの部屋、というように豊かな想像の世界が広がります。作品は、原画でしか見ることの出来ない繊細な仕掛けで描かれています。  『せかいいちのいちご』は、人気絵本作家・林木林と、動物の擬人化で独特の世界観を描き出す実力派イラストレーター・庄野ナホコがタッグを組んだ第2弾作品。「増えると減る」をテーマにした奥深い内容の寓話が、いちごとシロクマの明るく可愛らしいキャラクターの中にもシュールさを感じる絵で味わえます。  そして、宮沢賢治の代表作のひとつ『どんぐりと山猫』は、高野玲子が銅版画でユーモアたっぷりに描いているロングセラー作品です。

新収蔵2019

ARTLOGUE 編集部2019/04/09(火) - 02:30 に投稿
青森県立郷土館では、本県の歴史と文化を知り、後世に伝えていくための資料を収集しています。本企画展では、近年新たに収蔵した資料を中心に、再評価や新しい見解が得られた資料を紹介します。

サカナクション「暗闇 -KURAYAMI-」(「あいちトリエンナーレ2019」音楽プログラム)のチケット先行抽選販売開始!

ARTLOGUE 編集部2019/04/08(月) - 22:54 に投稿

ジェンダー平等を明言し、参加アーティストの男女比均等で話題の「あいちトリエンナーレ2019」。

コアなアートラバーだけでなく、誰もが楽しめるフェスティバルを目指した構成となっており、音楽プログラムにサカナクションが登場することも注目を集めています。

今回サカナクションは愛知県芸術劇場の大ホールを舞台に、なんと4日間連続となるライブパフォーマンス「暗闇 -KURAYAMI-」を実施します。最新の音響システム、緻密な演出からなる「空間インスタレーション」はきっとこれまでにない音楽体験となるはず。

そんなサカナクション「暗闇 -KURAYAMI-」(「あいちトリエンナーレ2019」音楽プログラム)のチケット先行抽選販売が始まりました。
どうかお見逃しなく!


◯先行抽選販売
 一般発売(6月以降発売予定)に先駆けて、本公演チケットの先行抽選販売の受付を行います。
※一般発売については6月以降発売予定

セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-

ARTLOGUE 編集部2019/04/08(月) - 21:27 に投稿

2019 年、日本ポーランド国交樹立 100 周年記念事業として、日本、ポーランド両国で多彩な事業が開催されます。京都では、2019 年 5 月から 6 月にかけてポーランドと日本の現代美術を紹介する企画展を、ポーランドの国立文化機関であるアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートと京都市の文化芸術の創造発信拠点である京都芸術センターが共同で開催します。展覧会は、両国のアーティストによる共同制作を含んだ内容で、多彩な関連企画、また大学や他機関とも連携した事業等も合わせて、京都芸術センターやロームシアター京都、世界遺産・二条城での特別展示等、京都市内の会場を舞台にした約 1 か月間の祭典となります。

また、ポーランドのポズナン、シチェチンの各都市では、京都での現代美術展を再編しポーランド・ヴァージョンで展覧会を開催します。

 

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第8回 鳥居清長忌展覧会架橋360年記念<br>二日間だけの 両国橋ワンダーランド

ARTLOGUE 編集部2019/04/06(土) - 02:30 に投稿
2019年は両国橋架橋から数えて360年にあたり、これを記念した展覧会を企画いたしました。360年といえば、6度目の還暦を迎えることになります。そこで、十干と十二支が一巡りする60年を一つの時代の単位として、およそ60年ごとの江戸・東京の風俗を描いた作品を展示いたします。1660年頃の寛文美人から、1720年の宮川長春、1780年の鳥居清長、1840年の蹄斎北馬、1900年の渡辺省亭、1960年の鏑木清方など、各時代に繁華街で見られた風俗図鑑をお楽しみください。

加藤智大個展「Anonymous」

鈴木 大輔2019/04/05(金) - 22:01 に投稿

加藤智大は、2006年に多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了後、金属加工会社で腕を磨きながら作家としての自歩を固めます。作品は一貫して鉄を素材とし、物質と社会の関わりをテーマに制作されます。2013年、第16回岡本太郎現代芸術賞展にて発表した「鉄茶室轍亭(2012年制作)」が岡本太郎賞を受賞。また、同年に岡本太郎記念館で行われた個展「太陽と鉄」では、牢獄を模した自身の作品の中に、館の所蔵品である岡本太郎の作品を投獄するという、強烈な視覚体験と批評性に富んだインスタレーションを発表。重々しい鉄格子に囚われた作品は鑑賞する事を阻害され、「モノ」としての脆弱性が浮き彫りとなります。また、牢獄という制度を模倣する事で、鉄という物質が持つ根源的な暴力性を見事に視覚化するとともに、美術館という権威主義的な体制に隠れた側面も同時に表現しました。2014年、アーツ千代田で開催された3331 Art Fairでは、成人男性1人が入れる程の檻の作品を発表。鑑賞者が鉄格子の作品の中と外を行き来することで、作品と鑑賞者の間にあった一方向的な関係性を融解させ、固定化された価値観を揺さぶる試みを展開します。これらの展示が契機となり、次第に加藤は社会に潜在する”境界”に強く関心を抱くようになります。