ディック・ブルーナ ポスター展 「ブラック・ベアは本が大好き」

ARTLOGUE 編集部2017/11/21(火) - 21:34 に投稿

絵本「ミッフィー(うさこちゃん)」シリーズの作者、ディック・ブルーナ(1927~2017)は、オランダでグラフィックデザイナーとしても活躍し、1955年より発売された大人向け推理小説を中心としたペーパーバック「ブラック・ベア」シリーズの表紙デザインや、宣伝のためのポスターを多数手がけました。1956年から1971年まで制作されたポスターには、夜遅くまで読書をして目の赤い熊がキャラクターとして登場します。シンプルでありながら愛らしく、ひとめで見る者の心を捉える「ブラック・ベア」。作品の中に人間味やユーモアをも描きこむことを追い求めたブルーナのポスターをご堪能ください。


【開催概要】 

入場無料
会期:2017年11月6日(月)~2018年1月5日(金)
開催時間:午前10時~午後6時 (土・日・祝日は午後5時まで)
会場:ノエビア銀座ギャラリー(東京都中央区銀座7-6-15 ノエビア銀座本社ビル1F)
主催:株式会社ノエビア
協力:株式会社ディック・ブルーナ・ジャパン

“ディック・ブルーナ ポスター展「ブラック・ベアは本が大好き」”サイトURL:http://gallery.noevir.jp/

 

国立新美術館開館10周年 新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで

ARTLOGUE 編集部2017/11/21(火) - 11:52 に投稿
© 2016「 君の名は。」製作委員会 © Makoto Shinkai / CoMix Wave Films © Makoto Shinkai/ CMMMY

 

アニメーション監督・新海誠の商業デビュー15周年を記念し、「国立新美術館開館10周年 新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」を開催します。

新海誠の作品は“ 美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語”を描くことで人間の本質に迫ります。人と人が出会い、そしてすれちがい、揺れ動く心模様を、完成度の高い物語に結晶させ、登場人物やその世界を鮮やかに描き出す作品群は、世代や国境を超えて多くの人々を引きつけています。

装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法

ARTLOGUE 編集部2017/11/20(月) - 19:44 に投稿
山縣良和《writtenafterwards - flowers II》2017年AWコレクション Photo: Kenshu Shintsubo

 

装飾は人類と共に常に存在してきました。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに 形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきました。そ れはまさに生々流転と言えるでしょう。 この展覧会には7組のアーティストたちが登場します。彼らは年齢も国籍もジャンルもバラバ ラです。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした 絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画などなど多彩なものです。 彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常 生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしています。彼らの試みを見る時、私たちは装飾とい う行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくので す。Decoration never dies, anyway.

 

ウェールズ国立美術館所蔵 ターナーからモネへ

ARTLOGUE 編集部2017/11/19(日) - 21:13 に投稿
クロード・モネ《サン・ジョルジョ・マッジョーレ、黄昏》1908年 油彩・カンヴァス 
ウェールズ国立美術館 ©National Museum of Wales

 

英国・ウェールズの中心都市カーディフにあるウェールズ国立美術館は、1907 年に設立されました。同館は、ターナーやコンスタブルら英国の巨匠はもとより、ミレーやコロー、マネ、モネ、ピサロ、シスレー、ルノワールなどの優れたフランス近代美術のコレクションでも知られます。本展は、同館のコレクションを精選した約70 点により、19 世紀から20 世紀に至る英仏両国の美術の変遷をたどります。印象派のモネやピサロは、普仏戦争の戦禍を避けるため滞在したロンドンで、ターナーの作品にふれ、非常に感銘を受けたといわれています。一方、19 世紀末から20 世紀初めのイギリスの若い画家たちは、フランスの印象派に影響を受けた作品を描き、自国の美術に新しい風を吹き込みました。英仏の美術が海峡を越えて行き来していた様子を、知られざる名画の数々で是非ご覧ください。