龍野アートプロジェクト2017「龍野アートスケッチ」

ARTLOGUE 編集部2017/11/14(火) - 04:16 に投稿

開催概要

 

龍野アートプロジェクトは、地場産業の拠点である醤油蔵などの文化財を活用し、優れた芸術を国内外に発信するとともに、人々の集まる拠点づくりを目的として2011年よりスタートいたしました。2017年9月にはパリの兵庫県パリ事務所にて龍野アートプロジェクト2017inパリを開催、たつの市では龍野アー トプロジェクト2017「龍野アートスケッチ」を実施、ポーランドの映像作家を招き、映像作品の上映とワークショップ、関連作家小品展、ライブ等を行い、日波の相互理解と国際交流、国際発信を目指します。

芸術監督:加須屋 明子
京都市立芸術大学美術学部・美術研究科教授

 

<開催概要>


■開催日時:2017年11月16日~26日 10:00~17:00 
   ※11月22日は休館、ガレリアアーツ&ティーは11:00~18:00

ティエリー・ノワール Elephant Key

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 09:37 に投稿

ティエリー・ノアールは、1958年フランス・リヨンに生まれ、1982年ベルリンに移住。1984年、4月に東西冷戦下のベルリンの壁にペイントした最初の人物と認識されています。

彼のペイントは、ネガティブな印象の壁をユーモラスなものに一変させる為のアクションでした。 結果的に、これが1989年の壁の崩壊のさきがけになったとも言われています。壁に3メートル以上もの明るくてビビットなカラーを使ったのは、単なる装飾ではなく、 ネガティブなベールを剥がす事を目的としたからです。見るからにシンプルなペイントですが、自由と平和への飽くなき戦いを象徴するものです。

現在の混沌とした世の中においても、ティエリーの明るい作品が、時代と国境を越えて様々なネガティブなベールを剥がしてくれることを期待してやみません。
また、ペインティングに加えシルクスクリーン作品等、日本では初めての個展となります。ぜひご高覧下さいませ。

 

ティエリー・ノワール Elephant Key フォトギャラリー

青木尊大物産展  ~青木さんとわたしの関係~

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 08:32 に投稿
「青木尊大物産展」チラシ画像

 

力強く印象的に描かれた目、ボールペンや鉛筆でゴリゴリと刻まれた線と形、そして画面にあふれるユーモア。作者の名は、青木尊。小学生の頃から絵を描きはじめ、入所した施設あさかあすなろ荘で創作活動を行い、施設を出た今でも自宅で制作を続けています。実は青木さんは、ここ「はじまりの美術館」が生まれるきっかけとなった作家のひとりでもあります。
本展は、青木尊の作品と、青木尊の関係者の「ことば」で構成された展覧会です。この展覧会であなたは、青木尊と出会い、青木尊を知らないからこそ様々なことを想像するはずです。その印象をぜひ「ことば」として残してください。あなたにも、この展覧会の「関係者」になってほしいのです。
展覧会を見終わったあと、あなたはきっと「青木さん」に会いたくなる......はず ?!

 

アリン・ルンジャーン「モンクット」

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 06:59 に投稿
アリン・ルンジャーン《モンクット》2015(部分) 映像からのスチル

 

タイの王冠に隠された 知られざる歴史を紐解く

 

タイの歴史を出発点とする作品で知られる現代美術家、アリン・ルンジャーン(Arin Rungjang)の日本初の個展を開催します。

ルンジャーンは1975 年バンコク生まれ、同市を拠点にアジアと欧米を中心に活動。2013 年のヴェネツィア・ビエンナーレにタイ代表作家として《Golden Teardrop》(2013)を出品。2015 年春には「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」参加作家として京都市美術館で《Golden Teardrop》と一部京都で撮影した新作《骨、本、光、蛍》(2015)を展示。2017 年はドクメンタ14(ギリシャ・アテネ/ドイツ・カッセル)への招聘を筆頭に、シンガポールやスイス・ジュネーブでの個展の開催、東京の大規模グループ展への出品など、世界の第一線で活躍しています。