下町芸術祭2 0 1 7 「境界の民」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 07:02 に投稿

C O N C E P T

 

下町芸術祭は、阪神淡路大震災から2 0 年を迎えた2 0 1 5 年に始動した芸術祭です。神戸の下町エリア( 長田区南部) の空き家や空き店舗、空き地や路地、劇場や旧小学校、古民家を再生したスペースなど様々な下町の魅力溢れる場所を舞台に、現代アート作品の展示やパフォーマンスを展開します。表現を通じて多種多様な価値観が出会い、そのことが祭りの後の日常の豊かさになることを願い開催します。

2 回目となる下町芸術祭2 0 1 7 では、「境界の民」をテーマに実施します。「境界」という言葉には、多様な民族性や習慣、価値観や思想など様々な意味を込めています。本芸術祭では、視点や価値観、時代により移ろい変わる< 境界> を表現によって顕在化するとともに、お互いの違いや類似する部分を理解し、日常の相見える関係性の中で尊重し合える、これからの社会のあり方を探っていきます。

 

本芸術祭は4 つのプログラムによって構成します。

 

鉄道芸術祭vol.7 STATION TO STATION

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 05:36 に投稿

「鉄道芸術祭」とは...

“鉄道” には、車両や沿線図、列車が走る線路や駅舎・ホームなど、先進的な技術や魅力とともに、そこにまつわる文化や歴史があります。駅のコンコースにあるアートエリアB1 では、その創造性に着目した事業「鉄道芸術祭」を2010 年より毎年開催しています。2 011 年からは、本格的なアートプロジェクトとして展開し、国内外の第一線で活躍するアーティストを迎えて、鉄道という歴史や文脈を多角的に捉え、当館の場所性を活かした独創的な企画を実施しています。

 

ソピアップ・ピッチ「desire line」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 05:18 に投稿
left: "Miroiise" 2017 / wood, marble, rattan, bamboo, metal wire / h.260.0 × w.36.0 × d.6.5 cm
right: "Moonstone" 2017 / wood, bamboo, steel wire / h.155.0 × w.38.0 × d.16.0 cm ©Sopheap Pich Studio

 

【作品、作家に関して】

ソピアップ・ピッチの作品は、木々や花などの植物、人間の解剖学や、都市構造などからインスピレーションを得た、有機的かつ幾何学的な立体作品です。竹やラタン、ワイヤー、蜜蝋など、地域に根ざした素材を用いて目の粗い織り方で制作されているのが特徴で、透明性があり軽く見えながらも、機能的な構造による圧倒的なボリュームにより、空間全体にエネルギーが溢れ出ているように感じます。

戸谷成雄―現れる彫刻

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 18:22 に投稿
《《境界》からⅤ》1997-98年 木、灰、アクリル塗料 h315×w538×d2060cm 
撮影:成田弘(会場:栃木県立美術館) 画像提供:ケンジタキギャラリー

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、展覧会「戸谷成雄―現れる彫刻」を開催します。

彫刻家・戸谷成雄(とや しげお/ 1947年生まれ)は、「ポスト・ミニマリズム」や「もの派」といった現代美術の流れのなかで旧来の制度として解体された彫刻の再構築を試み、彫刻の本質とその可能性を提示してきました。1970年代に彫刻概念の再定義を試みたコンセプチャルな作品シリーズを発表した後、チェーンソーなどを 使った木彫作品を中心に1984年から「森」シリーズ、1994年から「《境界》から」シリーズ、2000年頃から「ミニマルバロック」シリーズなどへとその試みを展開させていきました。1988年にヴェネチア・ビエンナーレに参加して以降、国際展へと発表の場を広げ、日本の現代彫刻を牽引する存在として高く評価されています。

ARTLOGUEに主筆として千葉英寿氏がJoin!

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 15:04 に投稿

アートのみならず、映画やデザイン、エンターテイメント、テクノロジーなど幅広く取材して執筆活動を行っている千葉英寿さんを主筆としてARTLOGUEへお迎えすることになりました。
千葉さんは、これまでに数々のメディアの立ち上げにも関わってこられているので、運営面でも助言を頂けると期待しています。また、執筆、編集だけでなくARTLOGUEの次世代編集者の育成も担って頂きます。
今後、現編集長の鈴木大輔(代表取締役CEO)はARTLOGUEの編集を千葉さんへ委ね、事業の拡大を目指し経営の方へ力を注いでいきます。

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箱根ナイトミュージアム

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 05:33 に投稿

開催日:2017.12.1(金)→ 2018.1.8(月・祝)

ライトアップ

  場所:彫刻の森美術館 円形広場・本館エリア屋外展示場

 

彫刻の森美術館では、クリスマスへのカウントダウンが始まる季節から新しい年にかけて、屋外展示場と野外彫刻を活かした高橋匡太によるライトアップ「箱根ナイトミュージアム」を開催します。

高橋匡太は、照明や映像を巧みに操って光の可能性に挑んでいるアーティストです。越後妻有で2011 年から毎年開催されている雪アートプロジェクト《Gift for Frozen Village》、参加型のライトアップ《ひかりの実》などから、十和田市現代美術館(2008 年)やワコール新京都ビル(2016 年)などのコミッションワークまで、幅広く活躍しています。

村上三郎展

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 05:07 に投稿
村上三郎《作品》1957 27 x 22.5 cm 合成樹脂塗料、カンヴァス 提供:アートコートギャラリー

 

この度、アートコートギャラリーでは村上三郎展を開催いたします。本展では、村上の代表作、木枠に張ったクラフト紙を突き破る〈紙破り〉について、国内に唯一現存する痕跡 としての《入口》(1955/2003)、ʼ80~ʼ90年代に行われたパフォーマンスの映像、そして、1956年の第2回具体美術展で写真家の大辻清司によって捉えられた《通過》の連続写真による多角的な展示を通し、その諸相を映し出すことを試みます。
さらに、それらの〈紙破り〉を、立体作品《空気》(1956/1994)、ʼ50~ʼ60年代の絵画作品とともに通観することで、村上が実践した身体的行為と描くこと、そしてコンセプチュアルな表現の関係性について改めて考え、そこに通底する問題意識を探ります。

 

村上三郎展 フォトギャラリー

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アーツ前橋連携企画 特別展示 鈴木ヒラク

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 05:06 に投稿

この度、rinartassociationではアーツ前橋「ヒツクリコガツクリコーことばの生まれる場所」展連携企画として鈴木ヒラク特別展示を開催いたします。

本展は、反射板・ステンレス・アスファルトやLEDライトといった都市の断片を素材とした複数の作品が、空間内で互いに光の現象を引き起こすインスタレーションとして構成されております。

アーツ前橋では自身初となる11メートルのキャンバス作品も展示しておりますので、合わせてご高覧ください。

http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
2017.10.18(wed)-2018.1.14(sun)
Open 11:00-19:00 Closed on Monday and Tuseday
rin art association 1F
*その他の休廊日
2017.11.13(月)-11.17(金) 2017.12.25(月)-2018.1.5(金)

 

鈴木ヒラク