イギリスの注目演劇現地レポート! 『トゥー・マン・ショー』劇評ージェンダーを超えて、ありのままに、生きやすく。

Fuki Miyamoto2017/12/23(土) - 00:57 に投稿

 

『トゥー・マン・ショー』ってなに?

 

「女性らしくあること」や「男性らしくあること」に、一度ぐらい生きづらさや居心地の悪さを感じた経験はないでしょうか。日本でも女性の社会進出が少しずつ進む中で、ジェンダーについて論じられる場面が増えてきました。ジェンダーとは一般に生物学的な性別の違いに応じて社会的・文化的に男女にそれぞれあてはめられてきた役割やイメージのことを指します。

『トゥー・マン・ショー』は2016年の初演後、2016年エジンバラフリンジ演劇祭大賞など様々な賞を受賞し、イギリスツアーではチケットの完売が相次いでいる注目の現代演劇作品です。作品を制作、上演したのは、イギリスの演劇ユニット、ラッシュダッシュ(Rash Dash)。2009年、当時大学でフェミニズムを勉強していたアビー・グリーンランド(Abbi Greenland)とヘレン・ゴーレン(Helen Goalen)2009年が立ち上げたユニットです。現在では作曲と演奏なども手がけるベッキー・ウィルキー(Becky Wilkie)も加わって、演劇、コンテンポラリーダンス、歌、音楽などを組み込んだ作品を、3人で制作し、3人でパフォーマンスしています。

国立国際美術館 開館40周年記念 連携企画 「いまを表現する人間像」

ARTLOGUE 編集部2017/12/21(木) - 17:03 に投稿
舟越桂 《銀の扉に触れる》 1990年  高92.5cm   国立国際美術館所蔵

 

概      要

古代の俑に対峙するように、国立国際美術館の所蔵作品から、9点の現代作家による人物彫刻を展示いたします。これは現在、当館とともに中之島で芸術文化の活動を牽引する、同館の開館40周年を記念する初めてのコラボレーションです。異なる背景のもと制作された現代と古代の人物造形は、千年を超える時間と空間の隔たりを持ちながらも、共に生き生きとそれぞれの時代の人間の姿を表しています。現代作家の創造性と、古代の造形美とが巡り会う、新たな試みをご覧いただきます。

非在の庭 The Garden of the Mind ―The Finale

ARTLOGUE 編集部2017/12/21(木) - 13:11 に投稿

非在の庭 総集編

1981年8月8日-2017年12月24日

36年間、皆様には大変お世話になり、誠に有難うございました。 心より御礼申し上げます。 本展を持ちまして、アートスペース虹は閉廊させていただきます。 以後は同所におきまして、事後の整理に当たらせていただきます。 皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
             
アートスペース虹 熊谷寿美子

熊谷守一美術館 収蔵作品展

ARTLOGUE 編集部2017/12/20(水) - 16:28 に投稿
「アゲ羽蝶」 1976年 豊島区立熊谷守一美術館蔵

 

来年4月1日(日)まで豊島区立 熊谷守一美術館では、特別企画〔熊谷守一美術館 収蔵作品展〕が開催されます。常設の第1・2展示室のほか、3F貸ギャラリーも第3展示室とし、油彩29点を含む110点程の熊谷守一作品を鑑賞できます。公開する機会の少ない収蔵作品(クレパス画・鉛筆画)が展示され、この特別展にあたり個人の所蔵家から借用した油彩「野菜」「百日草」「仏画下絵」3点(岐阜県美術館寄託)も見られます。 

熊谷守一美術館は、熊谷守一が晩年45年間家族と暮らした家の跡地に建っています。熊谷守一の没後、1985年に二女である熊谷榧(現館長)が設立し、2007年には豊島区立となりました。収蔵作品は、熊谷守一のアトリエに残されていた数点の油彩と、ご好意で寄贈を受けたものが中心とのこと。旧熊谷邸のなごりは前庭のケヤキ1本ですが、不思議と熊谷守一を感じられる美術館です。

野原 邦彦「ステキな時間」 KUNIHIKO NOHARA Have a good time !

ARTLOGUE 編集部2017/12/20(水) - 05:01 に投稿

この度、上野の森美術館では、2017 年12 月24 日(日)から2018 年1 月2日(火)まで、『野原邦彦「ステキな時間」』(主催:上野の森美術館、野原邦彦展実行委員会 企画:Laissez-faire Japan 事務局)を開催いたします。

野原邦彦(のはら・くにひこ/1982 生まれ)は、楠や欅などの木を用いて、自身の何気ない瞬間や状況を反映した作品を制作しています。従来の具象彫刻に捉われず意表を突く造形的センスや抽象的な表現として作品に施す鮮やかな色彩感覚が独創的なアーティストです。野原は、国内外のギャラリーでの企画展や、アートフェアー東京をはじめ海外のアートフェア―にも多数出品するなど注目を集めています。

本展では、新作と共に国内外に収蔵された立体・平面合わせて200 点以上の作品を一堂に会し、展示いたします。その一部の作品を直接触れることのできる” 手で鑑賞” するエリアを設置。殆どの美術館では作品に触れることは禁止されていますが、手で触れることで木の温もりや匂い、彫り跡などのディティールをダイレクトに感じていただけます。また、野原が普段制作をしているアトリエ・バンクハウスを美術館内に再現し、公開制作を行います。作品ができる過程を間近でご覧頂ける貴重な機会となります。本展を通して、野原の一貫した世界を紹介いたします。