イギリスの注目演劇現地レポート! 『トゥー・マン・ショー』劇評ージェンダーを超えて、ありのままに、生きやすく。
『トゥー・マン・ショー』ってなに?
「女性らしくあること」や「男性らしくあること」に、一度ぐらい生きづらさや居心地の悪さを感じた経験はないでしょうか。日本でも女性の社会進出が少しずつ進む中で、ジェンダーについて論じられる場面が増えてきました。ジェンダーとは一般に生物学的な性別の違いに応じて社会的・文化的に男女にそれぞれあてはめられてきた役割やイメージのことを指します。
『トゥー・マン・ショー』は2016年の初演後、2016年エジンバラフリンジ演劇祭大賞など様々な賞を受賞し、イギリスツアーではチケットの完売が相次いでいる注目の現代演劇作品です。作品を制作、上演したのは、イギリスの演劇ユニット、ラッシュダッシュ(Rash Dash)。2009年、当時大学でフェミニズムを勉強していたアビー・グリーンランド(Abbi Greenland)とヘレン・ゴーレン(Helen Goalen)2009年が立ち上げたユニットです。現在では作曲と演奏なども手がけるベッキー・ウィルキー(Becky Wilkie)も加わって、演劇、コンテンポラリーダンス、歌、音楽などを組み込んだ作品を、3人で制作し、3人でパフォーマンスしています。
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