正木美術館開館50周年記念名品展 一片開花 滴凍翁の一粒の種

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
正木美術館は創設者正木孝之が昭和43年(1968)11月に開館し、今秋で50 周年を迎えます。孝之は中国絵画「果蓏秋虫図」(伝銭選筆、当館所蔵)との出会いをきっかけに東洋古美術の世界に魅せられ、日本の中世水墨画や墨蹟、茶道具などの蒐集に情熱を注ぎ、生涯をかけて正木コレクションをつくりあげました。 本展では開館50 周

幕末狩野派展

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
室町時代から続く長い狩野派の歴史のなかで培われた技術や知識を駆使し、時代にあわせて新しい表現をとり入れた幕末狩野派の絵師たちの作品は、気品と清新な魅力にあふれています。 近年、江戸時代に活躍した狩野派の研究が進み、幕末狩野派の個性的な画風などが注目され、その評価は高まりつつあります。 本展では、こうした動向を踏まえ

PLAYトーク「遊びのある ⇄ ないかたち」

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
ショップやオフィス、住宅まで、さまざまな仕事を手がける建築家・荒木氏に、遊びのある(ない)かたち・空間づくりについて、自身のキャリア形成を踏まえてお話しいただきます。 〈荒木信雄氏 プロフィール〉 建築家。1967年熊本生まれ。1990年西日本工業大学建築学科を卒業。 その後、豊川建築研究所を経て1997年The A

竹久夢二 版画展

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
岡山県出身の画家であり詩人でもある、竹久夢二(1884-1934)は、ほっそりとした体に大きな瞳で憂いの表情を描き、「夢二式美人」とも呼ばれ、大正ロマンを代表する画家となりました。また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣や千代紙などのデザインも手掛けており、日本の近代グラフィック・デザインの草分け的存在

北斎の橋 すみだの橋

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
古来より橋は、人々が交通のために川や谷といった自然を克服する一手段として架設されてきました。橋の構造や種類は、各時代における政治的、技術的制約の中で、様々に発展しており、その背景には、建設に携わった人、橋が架けられる地域の人など、多くの人々の思いがあります。 本展は、北斎の作品に加えて、北斎が一生をすごしたすみだとい

須永剛司 退任展「情報のかたち 社会のかたち」

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
須永剛司は、1990年代に情報デザイン領域を開拓したデザイナーであり教育研究者です。情報デザインは、デジタル技術が可能にした情報のはたらきに「みえる・わかるかたち」を与えるデザインの専門領域として発展。いまそこでは、デザインを社会的なプロセスにする新たな方法の探究がはじまっています。 須永は、日本で初めての情報デザイ

海を渡ったニッポンの家具 -豪 華 絢 爛 仰 天 手 仕 事-

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
明治時代に、輸出用として作られた家具とはいったいどのようなものだったのでしょうか。 本展では、日本の伝統的な超絶技巧を駆使しながら欧米向けにアレンジされたフォルムと装飾が特徴の輸出家具10点を中心に展示し、豊穣な明治デザインの魅力に迫ります。

息を呑む繊細美 切り絵アート展

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 02:30 に投稿
切り絵とは、英語で“paper cutout art”といわれ、紙などを切って形造られた作品です。それぞれの風土や歴史を背景として発展してきたこのアートは、国や地域によって作風や技法が異なり、日本の場合、神事の紙垂(しで)や染型紙などの文化も大きく関係しているといわれています。かつての日本には平面で、白黒、全てがつなが

中之島香雪美術館 開館記念展 「 珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~ 」 Ⅲ 茶の道にみちびかれ

ARTLOGUE 編集部2018/08/07(火) - 16:04 に投稿

中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。

第Ⅲ期展「茶の道にみちびかれ」では、村山が茶会で用いた茶道具約80点を紹介します。

生きてゐる山水 廬山をのぞむ古今のまなざし

ARTLOGUE 編集部2018/08/07(火) - 02:30 に投稿
本展では、廬山に着目し、現代作家による新たな視点を加え、山水画の魅力をご紹介します。1958年岡山県生まれの画家・山部泰司は、1980年代に関西ニューウェーブと呼ばれた多様な美術表現を経て、単色による風景画を中心に絵画の可能性を追求しています。近年、(伝)董源「寒林重汀図」(重要文化財 黒川古文化研究所蔵)との出会いに