第24回飛翔する輪島の漆芸作家たち ― 全国展入選作品 ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:48 に投稿
輪島の漆芸作家たちは数々の公募展を舞台に活躍し、漆の里と呼ばれるこの地は日本の漆芸界を牽引する一大拠点となっています。本展覧会のⅠ部では、2017年(平成29)年度に開催された日展や日本伝統工芸展をはじめとする主な全国公募展に入選・特別出品を果たした作家の作品を、会派を越えて一堂に展示し、彼らの飛翔する姿をご紹介いたします。気鋭の作家たちが創り出す美と卓越した技を存分にご鑑賞ください。 また、Ⅱ部では「萌芽」をテーマとした漆の世界をお楽しみいただけます。各作家がそれぞれの思いを込めた多様な感性の作品をどうぞご堪能ください。

山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 花・Flower・華 ― 四季を彩る ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:44 に投稿
美しく咲き誇る花々は、古くから日本人の心を魅了してきました。春夏秋冬で多彩な表情をみせる花は、詩歌や文学と結びつきながら季節を象徴するモティーフとして愛好され、絵画においても描き継がれています。山種美術館では、春爛漫のこの時期に、四季の花をテーマとした展覧会を開催します。梅、桜、牡丹、百合、朝顔、菊、水仙、椿など、各季節の代表的な花々が描かれた、江戸時代から現代までの作品をご覧いただきます。 花の画題には、鳥や虫、人物との組み合わせなど、多彩なバリエーションがあり、季節の情趣を感じさせながら私たちの目を楽しませてくれます。江戸時代の琳派の絵師・酒井抱一は、月夜の梅を描いた《月梅図》、菊に瑠璃鶲を配した《菊小禽図》など、風雅な花の姿を描き出しました。近代以降にも、桜を愛でる女性像を描いた上村松園《桜可里》、初夏の泰山木と瑠璃鳥を取り合わせた小林古径《白華小禽》、雨上がりの紫陽花を描いた山口蓬春《梅雨晴》といったように、季節特有の自然美を捉えた花の絵の優品が数多く生み出されています。 本展では、描かれた花々を春夏秋冬の順に展示し、移り変わる季節を会場内でお楽しみいただきます。また、花言葉や花の特徴、作品や花への想いを語った画家の言葉などを交え、花の絵画の魅力をさまざまな視点からご紹介します。描かれた花により満開となった美術館で、百花繚乱の世界をご堪能ください。 ※文中の作品はすべて山種美術館蔵。

世紀末ウィーンのグラフィック  デザインそして生活の刷新にむけて

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:44 に投稿
本展は、アパレル会社創業者である平明暘(ひらあきいずる)氏が蒐集し、現在は京都国立近代美術館所蔵の約300件にのぼる膨大なグラフィック作品のコレクションを中心に、リヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具式を加え、世紀末ウィーンの息吹と魅力をお伝えします。

美術愛住館一周年記念「アンドリュー・ワイエス展」

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:44 に投稿
アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth, 1917-2009)は、アメリカのリアリズム絵画の巨匠として知られ、その卓越した描写力で寂寥感と詩情に満ちた画風を築きました。彼はアメリカの限られたふたつの地域、ペンシルヴェニア州チャッズ・フォードとメイン州クッシングにて生涯の大半を過ごし、数々の傑作を生み出しました。 アメリカ北東部に位置するメイン州クッシングでは、オルソン・ハウス(現在、アメリカ合衆国国定歴史建造物)に住む姉弟と出会い、彼らの息遣いが染み付いた室内や日用品、そして時と共に朽ちてゆくオルソン・ハウスの姿をとらえました。 本展では、丸沼芸術の森が所蔵するワイエスの水彩・素描(全238点)から、オルソン・ハウス・シリーズのエッセンスといえる40点の作品を厳選して展示します。中でも、彼の代表作《クリスティーナの世界》(1948年、ニューヨーク近代美術館)の制作過程が分かる貴重な習作群は必見です。その他、オルソン・ハウスの模型や映像資料も展示いたします。

漆芸作家 高野松山

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:37 に投稿
本展は、永青文庫所蔵の高野松山作品全12点を中心に、第1章「近世の漆芸」、第2章「高野松山と近代の工芸」、第3章「近代の絵画」で構成します。 晩年になっても熊本弁をつかい、豪放磊落な人柄だったという高野松山。しかし多彩な蒔絵の技術をもち、その作品1点1点には究極の技が込められています。生誕130年の年に、高野松山の緻密な作品を今一度味わっていただけれぱ幸いです。

岩合光昭写真展 ネコライオン

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:33 に投稿
世界を舞台として活躍する動物写真家岩合光昭氏の写真展「ネコライオン」を開催します。 私たちの人間生活に溶け込むように暮らすネコ。一方で百獣の王と呼ばれ、人間と無縁のように野生の世界に生きるライオン。 彼らは同じネコ科でありながら大きさも、生活も異なります。それでも、やはりどこか似ているのです。 今回の写真展では80点以上の作品で展観いたします。彼らの共通点や差異を感じることで私たち人間がどこかに忘れてきてしまった“野生”を浮き彫りにしていきます。 「ネコライオン」の摩訶不思議な世界をぜひご体感ください。

志村ふくみ展

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:31 に投稿
滋賀県出身で文化勲章受章者・「紬織」の人間国宝にして随筆家、志村ふくみの芸術を、滋賀県立近代美術館のコレクションを中心とした約100点によりたどる県内初となる回顧展。

野老朝雄展 Solo Exhibition of Asao TOKOLO [LINKABLE MATTERS 2]

ARTLOGUE 編集部2019/02/27(水) - 02:30 に投稿
2001年9月11日より「繋げること」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける野老朝雄氏は、2007年当館にて、美術館では初めてとなる個展を開催しました。 世界の分断を象徴するあの日から生まれた「繋げること」というテーマを、ぶれることなく一貫して根底に置きつつも、多彩な表現活動を続けてこられた野老氏。人の結びつきを表す絆という言葉がキーワードとなった大震災を受けた東北の地にも心をよせて来られました。 本展では藍染、漆などジャンルの垣根を越えてゲストクリエーターをお招きし、彼らとのコラボレーション作品も展示いたします。 野老氏の作品は、単純な幾何学の原理を用いており、定規やコンパスがあれば再現可能であることが特徴の一つとなっています。時代が大きく変わろうとしている今、野老作品を通じて、それでも変わらないもの、繋がっていくものに、思いを馳せて頂けましたら幸いです。今しか、ここでしか体感できない展覧会をご堪能ください。

リアス・アーク美術館巡回展「東日本大震災の記録と記憶」

ARTLOGUE 編集部2019/02/26(火) - 02:51 に投稿
東日本大震災から8年。 東日本大震災を未来に伝える唯一の美術館である気仙沼市のリアス・アーク美術館の常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」の一部を入れ替えをしながら紹介します。 学芸員が自ら取材した被災現場や被災物の写真など思いのこもった展示をご覧ください。