太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料

ARTLOGUE 編集部2018/03/03(土) - 01:44 に投稿

国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)では、開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料」を2018年3月8日(木)から開催します。

本展では、1968年から1969年にかけて「日本万国博覧会世界民族資料調査収集団」が収集した世界の諸民族の仮面、神像、生活用具を展示し、収集活動にかかわる書簡や写真をとおしてコレクションの生い立ちを紹介します。これらの資料は、70年大阪万博で太陽の塔(テーマ館)の内部に展示され、現在、みんぱくの貴重なコレクションとなっています。

 

ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画

ARTLOGUE 編集部2018/03/02(金) - 22:56 に投稿
《ここから》 1994年 油彩、リネン 156.2 x 227.3 cm  個人蔵 
© Bridget Riley 2018, all rights reserved. Courtesy David Zwirner, New York/ London.

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この春、DIC川村記念美術館(設立・運営=DIC株式会社)は、近年世界的に再評価が高まるイギリスの画家、ブリジット・ライリーの展覧会を開催します。1960年代にオプ・アート旋風を巻き起こした黒と白の抽象画からストライプや曲線で構成したカラフルな作品、近作の壁画まで国内外所蔵の約30点で画業を振り返ります。

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DOTing KYOTO vol.01 Kazuhito TANAKA solo exhibition 「pLastic_fLowers」

ARTLOGUE 編集部2018/03/02(金) - 22:46 に投稿
pLastic_fLowers#2 ©Kazuhito TANAKA

 

DOTing KYOTO vol.01 Kazuhito TANAKA

solo exhibition 「pLastic_fLowers」

 

DOTing KYOTO (ドッティングキョウト)と題した展覧会シリーズの第1弾として、京都と埼玉を拠点に活動する田中和人の個展を開催致します。田中は使い古され誰しもが固有のイメージを投影してしまう ”花” というモチーフを敢えて用い、ドローイングと写真を組み合わせるアプローチによって、イメージを保持したまま抽象化する手法によって、見慣れた ”花” を新たな対象として意識化させてくれます。関西では4年ぶりの個展となる本展では、東京で発表された大作も含めた約15点を展示予定。

 

HIRAKU Project Vol.3「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」

ARTLOGUE 編集部2018/03/02(金) - 10:44 に投稿
《照降なし/Neither Rain nor Shine》2017年 撮影:加藤健

 

「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」展開催!

ルノワール、モネ、ゴッホらの印象派絵画を

モティーフにした新作 6 点を展示。

 

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、現代美術の展示スペース「アトリウム ギャラリー」にて、HIRAKU Project Vol.3「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」展を、2018 年 3 月 17 日(土)から 5 月 13 日(日)まで開催いたします。

Kyoto Crafts Exhibition “DIALOGUE”

ARTLOGUE 編集部2018/03/02(金) - 01:06 に投稿
Artwork:Ryosuke Aruse / Design:Wataru Sano

 

未来志向のものづくりに出会えるイベント

Kyoto Crafts Exhibition “DIALOGUE”

ホテル カンラ 京都にて、2018年3月17・18日に開催

 

京都では、伝統的な手仕事を今に伝える職人と、その周辺にある文化が日常の中に息づくことで、独自の美意識や感性が生まれ、デザインやアートなど、領域を超えた新たな作り手たちのものづくりへと育まれています。KOUGEI NOW はそんな京都を拠点に、「工芸を “ 未来志向 ”のものづくりへ」というキーワードのもと、手しごとを中心としたものづくりの新しい在り方を探っていくためのプロジェクトです。

阿部展也―あくなき越境者

ARTLOGUE 編集部2018/03/01(木) - 19:03 に投稿

阿部展也とは何者か…戦中戦後、世界を舞台に

多彩な才能を発揮した作家の全貌を紹介

 

新潟県出身の作家、阿部展也(あべ・のぶや1913-1971)は、瀧口修造との詩画集『妖精の距離』(1937)により若くして一躍注目を集めました。また、雑誌にて作品と評論を旺盛に発表し、戦前の前衛写真の運動にも重要な役割を果たします。1941 年からは日本軍報道部に所属し、出征先のフィリピンにてポスターや写真を手掛けるとともに多くのスケッチも残しました。

戦後は、シュルレアリスムからアンフォルメル、幾何学的抽象へと目まぐるしく画風の変転を遂げ、サンパウロ・ビエンナーレをはじめ数々の国際展への出品、持ち前の語学力を活かし国際会議に参加するなど日本国内にとどまらない活躍を果たし、晩年の10 年近くをイタリアに過ごします。また、作品制作のかたわら海外の美術動向の紹介にもつとめ、その幅広い活動によって日本の美術界に影響を与え続けました。

本展では、初期から晩年にかけての主要作品に加えて関連雑誌や写真、下絵といった資料類、さらには彼が日本に紹介した海外作家を含む阿部に縁のあった作家の作品をとおして、国や地域のみならずジャンルや分野を横断し続けた越境者の足跡を多角的に紹介します。

 

小磯良平と吉原治良

ARTLOGUE 編集部2018/03/01(木) - 18:53 に投稿
田中千代学園芦屋校アトリエ開き・寄せ書きに描く吉原とそれを見つめる小磯
1952 年7 月 写真提供:学校法人田中千代学園

 

小磯良平(1903-1988)と吉原治良(1905-1972)は、ともに戦 前から戦中、そして戦後にわたって阪神間を主な拠点として活躍 した画家です。小磯は東京美術学校を卒業後渡欧し、アカデミッ クな西洋美術の正統な継承者をめざし、官展や新制作派協会にて 類いまれなデッサン力を駆使した珠玉の人物画を数多く制作・発 表し、日本を代表する具象絵画の巨匠として活躍してきました。 一方の吉原は、家業である製油会社を経営しつつ、ほぼ独学で絵 画の技法を習得し、戦前の海外の抽象絵画に影響を受けた前衛的 な作品を二科会の九室会で発表、戦後は日本の前衛美術を代表す る具体美術協会の主宰者として数多くの抽象絵画を手がけました。 このようにほぼ同時代を地理的にきわめて近い位置において制作 してきたにもかかわらず、彼らを同時に評価する機会はほとんど ありませんでした。