約10,000点の靴が貯蔵される美術館「サルバトーレ・フェラガモ美術館」
イタリアのフィレンツェで誕生したハイブランド「サルバトーレ・フェラガモ美術館」では、ファッションアイテムとしての靴のトレンドを長きに渡り世に送り続けた、その功績と軌跡を辿ることができます。
「サルバトーレ・フェラガモ」誕生の街、フィレンツェ
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イタリアのフィレンツェで誕生したハイブランド「サルバトーレ・フェラガモ美術館」では、ファッションアイテムとしての靴のトレンドを長きに渡り世に送り続けた、その功績と軌跡を辿ることができます。
10数年前に比べると、猫好きを公言する人がとても増えたような気がします。
猫の動画や写真に人気が集まったり、街のいたるところに猫と触れ合えるカフェが見られるようになったり、猫グッズに至っては犬グッズを席巻する勢いです。
TVCMでも猫がキャラクターとして目立つものが明らかに増えています。
ネズミ捕りの能力を買われて人間と共存するようになった猫ですが、今や近すぎず遠すぎず、いてほしいときに側にいてくれる癒しの存在としての価値を感じる人が多くなっているようです。猫好きが増えたというよりも、猫が好きであることを堂々と言えるようになった、ということなのかもしれませんね。
今回は猫好きにおすすめの展覧会とともに、日常の中の猫を表現した熊谷守一(くまがいもりかず)(1880~1977)の絵をご紹介したいと思います。
3月29日(木)から、ホテル雅叙園東京では猫好き必見の「猫都(ニャンと)の国宝展at百段階段~猫の都の国宝アート~」が開催されます。
イタリアでは昨今、企業による美術修復のニュースが相次いでいます。その背後には、財政難にあえぐ文化財・文化活動省と、新たなメセナのかたちを展開する企業の思惑があるのです。
小さな絵葉書一枚で、日常の風景を変えたり、自分の想いを相手に届けることができます。コーヒー1杯に満たない値段で小さなアートを買って、季節やその日の気分で取り替える。インテリアにアクセントを加える絵葉書アートのある暮らしはいかがでしょう。
「日常にアート」をテーマに、東京の西荻を拠点として、全国のインディペンデントなアーティストを応援する活動を行っているのが、「ヨロコビto(ヨロコビト)」。アート作品を絵葉書にして販売し、ギャラリーでの企画展を通してアーティストの創作活動を支援しています。
「アートフェア東京2018」?国際的なアートフェア……なんて聞くと、ちょっとコワくなっちゃいません?自分なんか入場していいのな。おカドちがいじゃないかなぁ、なんて……。そんな気おくれも感じてしまう方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、そのアタリはお祭りの縁日みたいなもんだと思えば、全然だいじょうぶ!ほら、岡本太郎さんも言ってたじゃない。芸術はまつり!(…爆発??)だとかなんだとか……。さあ、一緒に会場を訪ねてみましょう。
先日、都内千代田区の東京国際フォーラムで、「アートフェア東京2018」が開催されました。会期は3月8日から11日までの4日間。日本最大級のこの美術見本市は、今年で13回目になります。
今回参加した画廊は全部で164、後援についた大使館は93ヶ国。前回の入場者は5万8千人ほどでしたが、年々観客数が増えていて、いまや「アートフェア東京」が文字通り、文化都市・東京のひとつの顔に成長しつつあるのはまちがいありません。
初めまして。ロンドン在住のジュージーと申します。ロンドン大学にて美術史と考古学を学び、ロンドンに居ついてからかれこれ二十数年になりました。皆様の知的好奇心を満たしてくれるような題材を探していくつもりでおりますので、どうぞお付き合いくださいませ。
ロンドンは東のニューヨークと並び、西のアートの都です。大英博物館やナショナルギャラリー(国立美術館)に代表される美術館・博物館が200以上ある上に、公営や民営のギャラリー・画廊・オークションハウスも多数あります。私がイギリスへの留学を決めたのも、骨董商を営んでいた父に、15歳の時にロンドンのオークションへ連れてこられたことがきっかけでした。連日どこかでポップアップ(期間限定)の展示会や、アート・フェアーなども行われています。まさに毎日アートに触れることができる都市、それがロンドンです。
ライターのfujisakiwithです。現在、2歳9か月の娘がいます。日々伸びやかに変化するその成長をみて、彼女の中の「感性」も柔軟に育ってほしいと思うようになりました。最近では、意識して、さまざまなアートな環境に出かけています。今回はなんと、0歳の赤ちゃんでもオペラの感動を体感できる催しに行ってまいりました!
1歳を過ぎた頃から好奇心が芽生え、自分を取り巻く「外の世界」を意識するようになってきた娘。これから大人になるにつれて、生まれ持った個性とは別に「環境」から感性を紡いでいくのだと感じました。その頃からアートの力を借りて、娘の感性を刺激してはどうだろう?と思うようになりました。
そして現在。耳の発達が著しい時期のようです。日常の「生活音」に加え、川のせせらぎなど「自然音」を感じに出かけたり、「コンサート」を中心にお出かけ場所を選んで音楽からも感性にアプローチするようにしています。
今回お出かけした「クラシック・ミーツ・キッズ どうぶつ達のカーニバル」は、実は1歳のときにも行ったことのあるコンサート。コンサートのライブ感が与えてくれる「去年とは違う感動」はもちろん、娘の「成長に伴う新しい反応」にも目が離せない時間でした。
あなたは空の雲を見て、「アイスクリームみたい」「なんだか顔みたいに見える」など感じた経験はありませんか。
そのようなイメージを膨らませている時、人はこころを働かせています。
今回はそんな「投影」というこころの働きと、「投影」を使ってこころの目でアートを生み出す「スクイグル法 (squiggle)」という芸術療法についてお話していきます。
まず下の図1を見てください。何に見えますか?
巷では「猫ブーム」。テレビのコマーシャルや雑誌でも猫をモチーフにしたものが多くなっています。最近は「散歩の必要がなく飼うのが楽」ということで人気が急上昇しているようです。アートと猫との関係で言うと、昔から猫は絵画のモデル・主役や脇役として作品に描かれてきました。
猫の好きな人なら猫の歩き方やしぐさなど、いくら見ていても飽きないのではないでしょうか。
初めて猫を飼った時、人のように言葉が通じる訳でもなく意思疎通に戸惑いましたが、日々一緒に暮らしていると、世間でよくいわれる「猫は薄情・冷たい」に当てはまらない、表情や表現力の豊かさに気付かされます。むしろ情に厚く、不思議と人間の心を察知し、シンプルに無邪気に人間と接してくれます。特に最近のように人間関係が複雑な世の中では、そのシンプルさがかえってありがたい気がします。
今日はその中でも猫好きの画家として有名な江戸時代の代表絵師である、歌川國芳(うたがわくによし)(1797~1861)の作品から心いやされる関係を考えてみましょう。