ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代
20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887-1965)が設計した国立西洋美術館本館は、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。開館60周年を記念して開催される本展は、若きシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエの本名)が故郷のスイスを離れ、芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点をあて、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を振り返ります。
東急東横線・学芸大学駅から徒歩4分の住宅街に、2015年にオープンした「BOOK AND SONS」をご紹介しましょう。
「Casa BRUTUS」の特集にも掲載された「BOOK AND SONS」は、タイポグラフィにフォーカスした世界でも珍しいデザイン書籍のブックショップ。ハイセンスなインテリアの中で、文字のアートに浸れる空間となっています。「立ち読み推奨」という自由なお店なので、仕事や日常につかれた時の、隠れ家的なお洒落なオアシスとしても役立ちそう。
タイポグラフィとは、文字(書体・フォント)の見せ方、読ませ方を主眼においたグラフィックデザインの手法や作品のこと。空港や地下鉄等の公共交通機関や美術館などのパブリックスペースのサイン計画、それに伴うオリジナル書体開発などもタイポグラフィの一環。大規模プロジェクトのサイン計画やフォント設計の場合には、億単位の予算が投入されることも少なくありません。
小さな絵葉書一枚で、日常の風景を変えたり、自分の想いを相手に届けることができます。コーヒー1杯に満たない値段で小さなアートを買って、季節やその日の気分で取り替える。インテリアにアクセントを加える絵葉書アートのある暮らしはいかがでしょう。
「日常にアート」をテーマに、東京の西荻を拠点として、全国のインディペンデントなアーティストを応援する活動を行っているのが、「ヨロコビto(ヨロコビト)」。アート作品を絵葉書にして販売し、ギャラリーでの企画展を通してアーティストの創作活動を支援しています。