現代美術

“真っ白な闇” に佇む「ひと」と対話してみた。<br>内藤礼 《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》「東京ビエンナーレ2020/2021」

チバヒデトシ2021/09/05(日) - 14:21 に投稿

“真っ白な闇” に佇むその「ひと」は、時空を超えて語りかける魂そのもののようだった。

「東京ビエンナーレ2020/2021」で展示中の内藤礼《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》に行ってきた。

夕方の3時間のみの公開、各回20分1名のみの完全予約制ということもあって、あっという間に完売状態。主催関係者ですら見られないというレアぶりだったが、こまめにキャンセルがないかチェックした甲斐があり、見る、いや体験することができた。


東京ビエンナーレ2020/2021
 

「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」をテーマに掲げる、国際芸術祭「あいち2022」が、第一弾参加アーティスト、ロゴ、ラーニングプログラムを発表!

遠藤 友香2021/08/31(火) - 15:10 に投稿

2010年から3年ごとに開催している、国内最大規模の「あいち」の国際芸術祭。今回で5回目を迎え、会場として愛知芸術文化センターの他、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)も舞台に加えて、2022年7月30日(土)から10月10日(月・祝)までの全73日間開催されます。芸術監督に森美術館館長であり、国際美術館会議(CIMAM)会長も務める片岡真実氏を迎え、「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」をテーマに、現代美術を基軸とし、最先端の芸術を「あいち」から発信します。

国内外から現代美術80組程度、パフォーミングアーツ10演目程度の参加を予定しており、現在、コンセプトや会場の空間的特性に合わせてアーティストを選定し、具体的な出品作品に関しては協議中だそう。2021年8月23日(月)に記者会見が開催され、あいち2022に参加する22名(組)のアーティストおよびグループが発表されました。国内と海外、男女比はほぼ半々で、それぞれの展示場所の発表は次回以降になるとのこと。パフォーミングアーツのプログラムについても、次回以降に正式に決定するといいます。

片岡氏は、今回のテーマであるSTILL ALIVEを多角的に解釈。それぞれカテゴリー別に属するアーティストをご紹介します。
 

絶えず変化し続けるクリエイティブな空間が展開!<br>つくりかけラボ04「飯川雄大|デコレータークラブ —0人もしくは1人以上の観客に向けて」が開催中

ARTLOGUE 編集部2021/08/18(水) - 18:16 に投稿

千葉市美術館にて、つくりかけラボ04「飯川雄大|デコレータークラブ —0人もしくは1人以上の観客に向けて」が開催中です(会期:2021年7月14日(水)~10月3日(日))。

「つくりかけラボ」とは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」という3つのテーマのいずれかに沿った公開制作、ワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクト。その第4回目として、兵庫県を活動拠点とする美術家の飯川雄大さんを迎えます。

熱海の街に彩りをつくるアーティストを公募!若手アーティストの制作活動支援を目的とした取組「ATAMI ART GRANT(アタミ アート グラント)」開催

ARTLOGUE 編集部2021/08/12(木) - 18:29 に投稿

株式会社ホテルニューアカオと、東方文化支援財団がローンチした熱海の魅力をアートで再発見するプロジェクト「PROJECT ATAMI」が、若手アーティストの制作活動支援を目的とした取組「ATAMI ART GRANT(アタミ アート グラント)」を開催します。

2021年8月1日(日)~8月31日(火)までの期間、「Color ATAMI」をテーマに、熱海の街に彩りをつくるアーティストを公募、審査員には、建築家の隈研吾氏、東方文化支援財団 代表理事の中野善壽氏、横浜美術館の襟川文恵氏を迎え、9月下旬をめどに30組の認定者を発表します。
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認定者には、作品制作費・滞在費として1組につき20万円(税込)を贈呈。加えて、認定者によって制作される作品は、本取組に共感する行政・企業・個人の協力のもと、2021年11月16日(火)〜12月12日(日)の期間、熱海市内において広く展示されます。

宮崎いず美をゲストアーティストに起用した、BALとのコラボレーションプロジェクト「Izumi Miyazaki×BAL」が始動!

遠藤 友香2021/07/07(水) - 11:32 に投稿

京都と神戸にある、子供から大人、衣食住から美まで、生活を豊かにしてくれるアイテムを豊富に取り揃えているファッションビル「BAL」を展開する株式会社BALは、2021年6月1日(火)より、「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー)京都国際写真祭」のクリエイティブチーム「KYO-ZON(キョーゾン)」とのコラボレーションプロジェクト「Izumi Miyazaki×BAL」を始動しています。

このプロジェクトは、宮崎いず美氏をゲストアーティストとして起用し、1年間シーズン毎に4作品のビジュアルキャンペーンを展開。日本の四季を連想させる風物詩をメインモチーフとした、宮崎氏による撮り下ろし作品であるキー・ビジュアルは、夏至の6月21日(月)より京都と神戸の両館内の各所に展示される他、作品からインスパイアされた様々なイメージも点在されます。

「利他と流動性」をテーマに、会田誠やオノ・ヨーコなど22組のアーティストが参加する、第3回目を迎える「Reborn-Art Festival 2021-22」

遠藤 友香2021/06/25(金) - 16:42 に投稿

東⽇本⼤震災から10年⽬の節⽬となる2021年。「地域の内側からの復興」をめざして、被災地域に新しいつながりや循環をつくる⽬的で始まった、アート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival」。2017年から宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に、2年に1度開催されています。2019年の第2回では延べ44万人以上が来場し、大成功を収めました。

第3回目となる本年度は「Reborn-Art Festival 2021-22」として、会期を2021年8⽉11⽇(⽔)〜9⽉26⽇(⽇)の夏会期と、2022年4⽉23⽇(⼟)〜6⽉5⽇(⽇)の春会期の2回に分けて開催。

出展作家29名による、パワフルで個性豊かな作品が並ぶアウトサイダーアート展『Our Life is Our Art そしてその先へ=「THE WORLD」』

遠藤 友香2021/06/16(水) - 18:27 に投稿

東日本大震災、そしてコロナ禍を体験した私たちは、自然に対して、人間が作り上げた現代文明がいかに非力であるかを知りました。それでも、テクノロジーは進み、グローバリズム信仰は止まりません。そんな今、私たちはどのような歩みを進めていくべきでしょうか。「Our Life is Our Art=人生はアートだ」―ジョン・レノンが残したこの言葉は、生き物としての人間が、如何に生きるべきかを端的に語っています。

東京・表参道にある「GYRE GALLERY」において2年ぶり3回目の開催となるアウトサイダーアート展『Our Life is Our Art そしてその先へ=「THE WORLD」』は、現代社会においては不自由とされる障がいのある人たちが生み出す多様な表現を通して、人が生きることの意味や、本当の幸せとは何かを問う展覧会です。障がいのある人が生み出すアートは、人が生まれながらにして持っている、根源的な生命力を感じさせます。人は表現することで思いを伝え繋がり、そして助け合うことで命を紡いできたのではないでしょうか。それは、自然の一員として持続可能な未来をつくる上で、私たちに大きな示唆を与えてくれます。

角文平個展「The garden / Secret room」がアートフロントギャラリーにて開催中!軽さと重みの共存、現代社会の見えない矛盾や不条理を明るくポップに表現

ARTLOGUE 編集部2021/06/01(火) - 15:33 に投稿

角文平の個展「The garden / Secret room」がアートフロントギャラリーにて5月21日(金)より開催中です。

角は1978年福井生まれ。瀬戸内国際芸術祭2013, 奥能登国際芸術祭2017など国際展にも名をつらね、将来を期待される作家のひとりです。「sanwacompany Art Award / Art in The House 2020」ではグランプリを受賞しています。

彼の作品の本質は日常に在るありふれたものをパズルのように組み合わせることで、本来の物が持つ機能や内容をずらし、新たな意味を生じさせることにあります。角が用いる道具や物はごくありきたりの日常の一部のように見えつつも、そこには我々が日常を「こうである」と信じている姿が投影されており、実物と並べたとき、はじめてそれが社会によって植え付けられた思い込みに過ぎないことに気付かされます。

この驚くべき状況は、1ミリの妥協も許さないような職人かたぎな角のモノづくり技術の高さがあってこそ。技術の高さに柔軟な発想力と遊び心が合わさることで、作品はユニークになり実に多様な展開を見せています。

国際芸術祭「あいち2022」の主な会場が発表! 愛知芸術文化センター他、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)と全4会場で行い、会場間のヒエラルキーをなくす

遠藤 友香2021/05/31(月) - 14:26 に投稿

「あいちトリエンナーレ」から名称と体制を大きく変えて、来年2022年7月30日(土)から10月10日(月・祝)までの73日間開催される「国際芸術祭『あいち2022』」。2021年5月25日(火)に開催されたオンライン記者会見で、森美術館館長であり、国際美術館会議(CIMAM)会長も務める片岡真実 芸術監督より、主要会場が発表されました。