日本の家 1945年以降の建築と暮らし
藤本壮介 House NA(2011) Ⓒ Iwan Baan
■本展のポイント
…… テーマに分類して様々な視点から検証
日本の建築家56組による75件の日本の住宅建築を、400点を超す模型や手書きの図面、写真、映像などで紹介。時系列ではなく13のテーマに分類して展示することで、誰にとっても身近である家を時代性や社会性、立地環境や人と人とのつながりなど様々な視点から検証します。
…… 戦後に建築家が手がけた住宅に焦点
日本の住宅建築を成立させる条件が大きく変わった戦後に焦点をあて、建築家が手がけた住宅をこれまでにない規模で展示。現在に至るまでの、建築家による日本の家の数々をご覧いただけます。
霧島アートの森
鹿児島県霧島アートの森は、鹿児島県の芸術交流拠点施設であり、霧島地域の自然と調和した芸術性の高い彫刻作品を配置し、豊かな自然の中で、優れた芸術作品や自然に触れ親しんでもらう野外美術館です。
霧島の雄大な景観の中で四季折々の変化を見せる野外展示空間には、国内外の造形作家がこの地を訪れて、自然や歴史的・文化的な特徴を生かしながら構想したオリジナルの作品が設置されています。
また、霧島アートの森のゲート的機能を持つアートホールには所蔵作品の展示や企画展などの作品展示室、創作体験活動や講習会などを行う多目的スペース、カフェテリアやミニライブラリーが整備されています。
芸術と自然の中でゆっくりとした時間をお過ごし下さい。
豊田市美術館
下山芸術の森 発電所美術館
発電所美術館
■大正時代の水力発電所が美術館にリニューアル。
北アルプスを背景に広がる黒部川扇状地。その田園風景の中に下山芸術の森があります。その施設の中心にあるのが、大正15年に建設されたレンガ造りの水力発電所を再生した「発電所美術館」。取り壊される予定だった「旧黒部川第二発電所」を北陸電力株式会社のご厚意により譲り受け、美術館として新たに生まれ変わりました。
自然環境と調和し、長い歳月を経てきた歴史ある建物は、後世に残すべき貴重な文化遺産と認められ、1996年12月に国の「登録有形文化財」に指定されました。
■発電所の面影を残す展示空間
天井高は約10mもあり、見上げるとむき出しの鉄骨のトラスが、工場のような様相を醸し出しています。
1995年4月にオープンして以来、全国でも珍しい発電所を改装した美術館として注目を集め、大正時代の古き建築と新しい現代アートの出会いの場として多くの人に驚きと感動を与えてきました。大空間を活かした、ここでしか見ることの出来ない空間造形の独自企画展を中心に、季節ごと年間4本の企画展を開催しています。
松阪屋美術館
松坂屋美術館は1991年3月21日松坂屋名古屋店の南館オープンとともに開館いたしました。
開館記念展は「光の讃美 世界の印象派展」、開館10周年に「レオナルド・ダ・ヴィンチ 白貂を抱く貴婦人 チャルトリスキコレクション展」、そして開館20周年の2011年には、「茶碗―今を生きる 樂歴代と時代を語る名碗」を開催し、それらは我が国の展覧会史において専門家からも高い評価を得ました。
国内外の絵画や博物、工芸、アニメーションなど幅広いジャンルの展覧会を数多く開催し、松坂屋名古屋店でのお買い物とともにお気軽に楽しんでいただける美術館です。
地域の皆様を始め多くの方々への文化貢献としてこれからも、様々なジャンルの展覧会を順次開催していきます。
御船山楽園
50万平米のキャンバスに
時代の領主 鍋島茂義が描いたもの、
それが御船山楽園。
ときに戦国時代。武雄では、12世紀頃に関東から移り住んだ後藤氏が猛威をふるっていました。その後、江戸時代初期に肥前国(現在の佐賀地方)の実権が龍造寺氏から鍋島氏に移行した際、後藤氏はその家臣となり、鍋島に改姓。「親類同格」の重臣として鍋島本家に仕える一方、佐賀藩武雄領の自治を行いました。
武雄鍋島家で最も知られるのが、第28代武雄領主の鍋島茂義(1800~1862)です。鎖国時代にあって積極的に蘭学を導入し、西洋式大砲や蒸気船の製造に成功するなど、いち早く西洋の軍事・科学技術に着目。のちに「佐賀の七賢人」と称される第10代佐賀藩主の鍋島直正(1814~1871)に多大な影響を与えた人物です。