大英博物館 国際共同プロジェクト  北斎-富士を超えて-

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 04:48 に投稿

稀代の浮世絵師、葛飾北斎

代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、世界で最も知られる作品のひとつです。その構図の斬新さ、デザイン性、一瞬を捉えた魅力の数々を、人々は愛してやみません。この名作を残した北斎とは、どのような人物だったのでしょうか。大英博物館との共同企画である本展では、日英の第一線の浮世絵研究者が、北斎の人物像や精神性を解き明かします。

北斎は70年に及ぶ画業の中で、さまざまな画法を学び、森羅万象を描き出しました。風景や動植物のような目に見える世界だけでなく、晩年には龍や鳳凰、聖人などを題材にして、日常を超えた想像の世界を肉筆画で表現しています。画家の筆遣いがそのまま画面に残る肉筆画には、北斎の卓越した技術や色彩の美しさ、溢れ出す才能の全てが色濃く表れています。

本展では、北斎の晩年30年に焦点を当て、肉筆画を中心に世界中から約200点の作品が集結。北斎が「富士」の高みを超えて、自らが希求した「神の領域」に到達すべく描き続けた軌跡に迫ります。

 

ビートたけしのアートが100点! アートたけし展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 03:34 に投稿

版画、絵画、その展示方法まで!!

・・・第三の“天才たけし”の名は「アートたけし」!!

ビートたけしのアート作品を通覧する展覧会「アートたけし展」を、2016年2月25日(木)より、全国で開催いたします。会場全体にビートたけしならではのエッセンスをちりばめ、カオスの中にも独特のウィットに富む雰囲気があふれる展示空間を演出。ビートたけしにとって「絵を描く事」は、唯一無二の無心で没頭できる最高の遊びとのこと。それこそ寝食を忘れ、気が付くとあっという間にトンデモない時間が過ぎていることもしばしばとのエピソードも。お笑いも映画も、ビートたけし、そして北野武が生み出す様々な作品や芸の素は、神出鬼没の「絵画的な一場面」。それを芸事として料理したものがお笑いであり、映像そしてストーリーとして料理したものが映画であるのかもしれません。本展では、天才たけしの脳内に花火の様に鮮やかにひらめいた素材、色彩豊かな景色の数々をのぞぎ見て頂く事ができます。

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 03:20 に投稿

展覧会内容の紹介

ボクシング・ペインティング、オートバイ彫刻、ド派手な絵画で知られる“ギュウちゃん”こと、篠原有司男(しのはらうしお)(1932年東京生まれ)。1950年代末から反芸術の旗手として脚光を浴び、1969年に渡米。以来、ニューヨークを拠点に創作活動を続け、85歳の現在もエネルギッシュに奮闘する前衛美術家です。
本展覧会では、ギュウちゃんの60年にわたる創作の軌跡を、絵画、立体、ドローイング、版画など約100点の作品と関連資料でご紹介します。1960年代の日本美術に大きな足跡を残す初期の作品の中から、モヒカン刈りの姿で制作する貴重な記録写真をはじめ、他人の作品を真似するイミテーション・アート、幕末浮世絵を大胆な表現でデフォルメした花魁シリーズなどを展示。既存の美術の枠組を超える破天荒な活動を振り返ります。
また、渡米後の作品からは、ダンボールや廃材を素材にしたオートバイ彫刻のほか、鮮やかな色彩と激しい筆触でニューヨークの喧騒を描いたド派手な絵画に加え、マイアミやバミューダなどをテーマにした代表的な絵画シリーズを紹介。

虫尽くし展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 02:39 に投稿

『虫尽くし展』が9月9日から静岡・三島の佐野美術館で開催。

同展では、「虫にせまる」「虫ものがたり」「虫をデザインする」「虫にみせられて」の4つのテーマでアートの中で表現された「虫」を紹介。中国・明時代の重要文化財『瓜虫図』や、刀装具、馬具、擬人化された海の生物など奇怪なキャラクターが登場する江戸中期の画家・英一蝶の絵巻物『田原藤太秀郷』、葛飾北斎の肉筆画『南瓜花群虫図』、手足羽が動く金属製の昆虫、吉澤章の折り紙、辻輝子の万華鏡など約150点を前期後期に分けて展示する。さらに国立国会図書館が所蔵する喜多川歌麿の『画本虫ゑらみ』の特別展示も行なわれる。

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丸木スマ展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 02:25 に投稿

丸木スマは、1875年に広島県伴村(現・広島市安佐南区)に生まれました。結婚後は飯室村(現・広島市安佐北区)で船宿業と農業に従事しながら、画家となった位里をはじめ4人の子どもを育て、働き詰めの毎日を送りました。その後、「年をとってなにもすることがなくなった」とこぼしていると位里・俊夫妻に絵を描くことを勧められ、1948年頃から絵筆をとるようになります。1951年には俊が出品していた女流画家協会展で初入選を果たしますが、その際、創立会員の三岸節子がスマの作品を高く評価したと言われています。

美術教育を受けることもなく「おばあちゃん画家」と呼ばれたスマの絵は、遠近法や透視図法などとは無縁で、身近な動物や魚、四季の花々等を題材に配色や構図に独自の工夫がなされています。晩年になって花開いた、色鮮やかで自由奔放な世界をお楽しみください。

本展は、今夏に一宮市三岸節子記念美術館で開催された展覧会の巡回ですが、吉川英治旧蔵の《カニの図》など一部展示作品が異なります。広島の丸木家で今春発見された《ピカドン》をはじめ、貴重な作品が数多く展示される機会となりますので、ぜひご覧下さい。

 

丸木スマ展 フォトギャラリー

奈良・町家の芸術祭 はならぁと2017

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 02:07 に投稿

はならぁと2017 開催概要

奈良・町家の芸術祭はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。美しい町並みの保存や貴重な町家の利活用など地域価値の維持・向上を目標とし、今年で7年目を迎え、これまでに、35件の空き町家が「はならぁと」開催によって店舗や移住先として利活用されました。

*はならぁとにおける「町家」の定義…地域独自の文化や人々の暮らしが記憶された建築物を指します。

「はならぁと」をきっかけとして、町家に現代の芸術が組み合わさることで、地域独自の文化及び暮らしを現代に受け継ぎ、再発見する機会とします。

 

■はならぁと こあ

宇陀松山エリア
開催日程 : 2017年10月21日(土)- 10月29日(日)
開催時間 : 10:00-16:00 入場無料(メイン会場/一部イベント有料)

キュレーター : hirvi[音楽家集団/代表:檜垣智也(音楽家)]
展覧会「音楽家の美術展—エクステンデッド・ミュージック宣言」

 

組版造形 白井敬尚

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 01:19 に投稿

タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による、待望のggg個展に付けられたタイトルでもあります。美しい装丁の数々をお見せするのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶちょっと異色の展覧会となります。
  白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌「アイデア」のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを10年間に亘り手がけました。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっています。
  他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。その対象となるモノ・コト・ヒトについて注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていきます。白井の手により形を与えられた様々なテキスト=声が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてきます。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験となることもあるのかもしれません。

安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 00:25 に投稿

21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年10月7日より28日まで、「安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘」を開催いたします。これは国立新美術館で開催される「国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展―挑戦―」の連動企画となるものです。

21_21 DESIGN SIGHTは2007年、安藤忠雄が設計した建物で開館しました。21_21 DESIGN SIGHTの創立者である三宅一生と、かねてから日本のデザインの未来について語りあってきた安藤は、三宅の服づくりの根底にある「一枚の布」の考え方をふまえ、「一枚の鉄板」を折り曲げたような屋根が特色の建物を設計。建築の隅々には、日本の優れた技術力や職人の緻密な技が活かされています。

ダニエル・ジョンストン展

ARTLOGUE 編集部2017/10/16(月) - 23:58 に投稿

この度、ヴァニラ画廊ではアメリカのミュージシャンでありアーティストのダニエル・ジョンストンのコレクション展を開催いたします。

ダニエル・ジョンストンは、無垢な表情をしたカエルのような生き物が印象的なジャケットのアルバム「Hi,How are you?」など1980年代から40枚以上ものアルバムを製作し、そのシンプルで美しい楽曲はニルヴァーナのカート・コバーン、デヴィッド・ボウイなど著名なミュージシャンに影響を与え、音楽シーンにおいて神秘的な存在として世界中で熱狂的に支持されています。
2005年にはその半生が綴られたドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』が公開されるなど、アメリカのアンダーグラウンドの象徴としてその名を馳せてきました。