「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止を受けて、第1回「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」が8月16日(金)に開催。「公開フォーラム」の実施も検討。

遠藤 友香2019/08/16(金) - 19:50 に投稿

「あいちトリエンナーレ2019」の企画展である「表現の不自由展・その後」が、いわゆる慰安婦像などの展示で物議を醸し出し、展示中止となったことを受けて、愛知県は第三者委員会「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」を設置し、8月16日(金)に愛知県庁にて初会合が行われました。

同検証委員会は、独立行政法人国立国際美術館 国際美術館長の山梨俊夫氏(座長)、慶應義塾大学総合政策学部教授の上山信一氏(副座長)、美術館運営・管理研究者、青山学院大学客員教授の岩淵潤子氏、文化政策研究者、独立行政法人国立美術館理事の太下義之氏、信州大学人文学部教授の金井直氏、京都大学大学院法学研究科教授の曽我部真裕氏の計6名で構成。大村秀章愛知県知事はオブザーバーとして参加しています。

「情の時代」をテーマに掲げた「あいちトリエンナーレ2019」。津田大介によるアートの祭典は見逃せない!

遠藤 友香2019/08/11(日) - 19:39 に投稿

国内外から90組以上のアーティストが参加する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が、2019年8月1日(木)に開幕しました。芸術監督であるジャーナリストの津田大介氏が、「雑誌の編集者のように、台割を作るような感覚で構成した」という今回の芸術祭は、「感情」「情報」「情け」といった「情」をテーマに掲げており、それを意識しながらアートを鑑賞すると楽しみが広がります。また、参加アーティストの数で男女平等を達成したことや、企画展「表現の不自由展・その後」が中止になるなど、何かと話題になっている芸術祭でもあります。

今回の芸術祭は、愛知芸術文化センターを一番のメイン会場に、名古屋市美術館、そして新たな会場として名古屋の四間道・円頓寺エリアや、豊田市美術館及び豊田駅周辺といった4つの会場を舞台に展開されます。その中でも必見のアートを、会場別にセレクトしてご紹介します。
 

 

富野由悠季の世界

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:31 に投稿
日本にとどまらず世界のアニメファンから絶大な人気を集めるアニメーション監督・富野由悠季の世界初の回顧展を開催します。富野の代表作である『機動戦士ガンダム』は今年で誕生から 40 年という節目を迎えますが、その人気は衰えを知らず、いまだに後続シリーズが発表されるなど、日本を代表する映像作品となりました。 展覧会では、富野の幼少期から大学生までに残した数々の創作の軌跡に始まり、アニメ演出としてデビューを果たした『鉄腕アトム』などの初期作品から、富野の名を不動のものとした『ガンダム』や『伝説巨神イデオン』といった 70 年代後半から 80 年代の作品群、そして現在も劇場版の制作が進んでいる最新作『ガンダム G のレコンギスタ』に至る富野が手掛けたアニメ作品を余す所なく取り上げ、富野直筆の絵コンテやアニメーターによる原画やイラスト原画等の多彩な資料と、名場面を抜粋した映像によって、富野の仕事の全容に迫ります。

「空—模様」日本画展

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
秋は、空気中の水蒸気が少なく太陽光の乱反射が起こりにくいため、空の色が澄んで見えます。このため日本では古くから、天高い青空や、沈みゆく夕日の景、夜空に輝く月の姿は秋の季節に一段と美しく感じられると伝えられてきました。 作家により描かれる画題において、「空」は風景画の基本としてよく挙げられます。基本であるが故に、配色や技法に拘りながら、作家たちは空を描き続けています。この展覧会では、現代日本画におけるさまざまな「空模様」に焦点を当てることで、情緒ある日本古来の自然の美しさをご堪能頂けます。 【出品作家】 齋藤満栄、下田義寬、竹内邦夫、土屋禮一、中島千波、那波多目功一、平松礼二、村居正之、米谷清和 他 【同時開催:桜百景vol.19】 桜の絵画だけの展示室「桜百景」では、「月と桜」をモチーフに描かれた作品10余点をご覧頂けます。 【学芸員による解説】 ①9月21日、②10月19日、③11月16日 ※いずれも土曜、午後2時より開催 ※予約不要、参加費無料(但し当日入館券が必要) 【秋の夕日割引】 9月23日~11月24日の期間中、午後4時以降に入館の方は入館料が割引になります(他割引併用不可)

2019年 夏休み特別企画

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
大人から子どもまで、みんなで一緒に空襲や戦争のことを学び、平和と命の大切さを考える夏休み恒例のイベント。今年は、10日・11日・12日・15日・16日の5日間にわたって、午後の時間帯に開催します。 空襲体験者のお話、紙芝居・朗読劇・発表などの企画、昔の遊び体験や展示クイズなど、盛りだくさんの内容です。今年は「動物」や「戦災孤児」など、子どもたちに関わるテーマを盛り込みました。体験者への質問コーナーもあります。気軽に参加でき、自由研究にも役立つ内容です。お友達・ご家族と一緒に、ぜひご参加ください!  詳しくはチラシをご覧ください。

ぶんきょう写真帖 時を感じる

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
文京ふるさと歴史館では、多くの歴史的な写真資料を所蔵しています。例えば、文京区域で写された台紙付きの古写真、あるいは特別な場面で撮影された記念写真、「区報ぶんきょう」などの取材写真、文京区観光写真コンクールへの応募作品、また昭和52年度から40年あまり毎年同じ場所を撮影している「定点観測」写真など、そのほかにもさまざまなものがあります。 令和元年の文京ふるさと歴史館特別展は、「時を感じる」をキーワードに、そうした館蔵写真資料を展示、あわせて現状との比較なども紹介いたします。

野菜とデザイン

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
「野菜とデザイン」展では、人がまだ気づいていない野菜のぜんぶについて、野菜が持っている機能美から栄養、おいしさまでをデザインの視点で切り取った「ZENB」の世界が体験できます。 「ZENB」は、植物を普段は捨てている部分まで可能な限りまるごと使った、サステナビリティ、おいしさ、健康を兼ね備えた新しい食品を開発し、人と社会と地球の健康につながる新しい食生活を提案するブランドです。 「野菜とデザイン」展では、機能美としての野菜に着目し、野菜をデザインの視点で切り取りながら、人口爆発や食糧不足、普段「食べている部分」と「捨てている部分」の栄養素の対比の展示、新感覚野菜「ZENB」の商品の試食・販売等を通じて、食の新しいあり方を探求していくものとなっています。この機会にぜひ、「ZENB」の世界を体験ください。

声明全文「脅迫と恫喝に、強く反対し抗議」あいちトリエンナーレ アーティスト72名、東浩紀氏は謝罪「深く反省、委託料辞退」

鈴木 大輔2019/08/07(水) - 22:08 に投稿

「あいちトリエンナーレ2019」に参加している72名のアーティストが、8月3日に「平和の少女像」や天皇と戦争など、近年公共の文化施設で展示不許可になった作品を理由とともに展示した「表現の不自由展・その後」が、政治家の介入や不特定多数の脅迫などにより展示中止になったことを受け、共同声明を出しました。

また、「あいちトリエンナーレ2019」で企画アドバイザーを務める東浩紀さんは、ツイッターで今回の騒動について謝罪しました。

 

【関連記事】

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」展示中止に関するアンケート結果とご意見

 

以下、全文紹介します。

 

アーティスト・ステートメント

あいちトリエンナーレ2019 「表現の不自由展・その後」の展示セクションの閉鎖について

2019年8月6日

 

賛否両論、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」展示中止に関するアンケート結果とご意見

鈴木 大輔2019/08/07(水) - 21:59 に投稿

8月3日、「あいちトリエンナーレ2019」で、「平和の少女像」や天皇と戦争など、近年公共の文化施設で展示不許可になった作品を理由とともに展示した「表現の不自由展・その後」が、政治家の介入や不特定多数の脅迫などにより展示中止になりました。

この事態の重要性を鑑みて「表現の不自由展・その後」の展示中止に関するアンケートを実施しました。

調査期間:2019年8月3日~8月6日

有効回答数:4,894

展示中止を評価する:1939

展示中止を評価しない:1672

どちらとも言えない:1283

流れる瞬間、うつろう場所 Place out of Time

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:32 に投稿
香川県では、東京藝術大学との連携事業を平成 13 年度から実施しており、平成 22 年度より、県民に芸術家の創作活動に触れ文化芸術に親しむ機会を提供し地域の活性化につなげるため、県内各所で現代美術の制作・展示を行うアートプロジェクトを実施しています。 今年度は、東京藝術大学及び、同大と国際共同プロジェクトを進めているシカゴ美術館附属美術大学が共同して、公益財団法人四国民家博物館「四国村」にて下記のとおり展覧会等を開催します。 なお、本展は、瀬戸内国際芸術祭 2019 の公式作品となっております。