古伊万里植物図鑑展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
伊万里焼の生産がはじまった江戸時代は、次第に園芸が盛んになり、植物栽培の手引き書が多数出版され、植物に対する賞玩文化が広がりをみせ、伊万里焼のモチーフにも身近な植物が採用されていきます。 今展では、約80展の出展作品にあらわされた植物を、江戸末期に刊行された植物図鑑『本草図譜』を参考に、図鑑形式にてご紹介いたします。

清川泰次 色と色のハーモニー

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
ものを写すことに捉われない、独自の抽象芸術を探求した画家・清川泰次(1919-2000)。 清川は、静岡県浜松市に生まれ、学生時代に独学で油絵を始めました。初期には具象的な作品を描き、二科展や読売アンデパンダン展などで活動していましたが、1950年代に約3年間の渡米を経験し、本格的に抽象表現へ移行します。 その後、清川

親密な空間 宮本三郎

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
洋画家・宮本三郎(1905―1974)は、生涯にわたって、人物を中心に、さまざまな画題に取り組みました。本展ではそのなかから、なにげない室内風景や、穏やかな日常生活の一場面を切り取ったような、「親密」な雰囲気の漂う作品群を中心にご紹介します。 画家と描かれた人物との距離感が、なんとなく近しいもののように感じられたり、あ

ラファエル前派の軌跡 展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
1848年、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派兄弟団は、英国美術の全面的な刷新をめざして、世の中にすさまじい衝撃をもたらしました。この前衛芸術家たちの作品は、観る者の心に訴えかけ、広く共感を呼びました。人々は、社会の基盤が移りゆくなかで、彼らの芸術に大きな意義を見出したのです。その精神的な指導者

向井潤吉 民家と街道

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
かつて江戸を基点につくられた五街道をはじめ、全国各地の街道は、明治以降の鉄道や自動車道といった交通網の整備を経て、現代の私たちの生活においても、さまざまなかたちでその名残を留めています。また、街道沿いの宿場は行き交う物や人の出会いの場として、独特の風情ある景色が醸成されていきました。 洋画家・向井潤吉(1901-199

明治150年記念 日本を変えた千の技術博

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
日本は明治維新により立憲政治や議会政治を西洋から導入し、政治・経済システムを大きく変えました。これは、西洋技術を積極的に導入し、産業構造を大きく変え、変革に沿った新しい教育体制を構築していくなど、科学・技術が日本の社会システムを「一新」していくことでもあったのです。時刻制度や度量衡、そして貨幣価値が変わる。 西洋技術の

音楽とマリー・ローランサン 『椿姫』水彩原画12点特別公開

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
オペラ『椿姫』水彩原画12点特別公開 ローランサンの作品には音楽を表す様々な楽器が描かれています。それはギター、バンジョー、マンドリン、ヴァイオリン、チェロなどの弦楽器、ピアノ、オルガンなどの鍵盤楽器、ラッパや笛などの管楽器ですが、そこに彼女の音楽への関心が見て取れるでしょう。バレエ・リュスで舞台装置と衣装のデザインを

生誕110年 東山魁夷展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
戦後を代表する国民民的日本画家として名高い東山魁夷(1908-99年)。 本展覧会は、東京では10年ぶりの大規模な回顧展です。横浜に生まれ、東京美術学校を卒業した東山は、ドイツ留学の後、太平洋戦争への応召など苦難の時代を過ごします。そして戦後は、独自の風景画を開拓し、おもに日展を舞台に叙情豊かな数々の名作を発表しまし

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
ウィーン世紀末、それは新たな始まりだった― 19世紀末、ハプスブルグ帝国が終焉に向かう頃、芸術においても新たな時代を求める助きが起こり、装飾性豊かな世紀末芸術が、絵画や建築、応用芸術、ファッションなど様々な分野で花開きました。 同展は、モダンデザィンへの萌芽ども言えるビーダーマイヤー時代の銀器や絵画から世紀末芸術を代表