岡⼭芸術交流 2019 プレイベント <br>「A&C」
公益財団法⼈⽯川⽂化振興財団は岡⼭市街地に現代アート作品を展⽰するプロジェクト「A&C(エーアンドシー)」を発表します。
「A&C」は「Art&City」の略で、カルチャーゾーンを中⼼としたエリアにある映画館、美術館、神社のパブリックスペースに、無料で鑑賞できる現代アート作品を⻑期間展⽰する試みです。本プロジェクトは2019年9⽉27⽇から開催される岡⼭芸術交流2019のプレイベントとして実施されます。
前回の岡⼭芸術交流2016から継続展⽰されている『Faceted Development』(作家︓リアム・ギリック、展⽰場所︓城下地下広場シンボルタワー)、『How to Work Better』(作家︓ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス、展⽰場所︓岡⼭ランドリービル壁⾯)とともに、まるで街全体が美術館になったかのように、現代アートとの出合いを体験いただけます。あわせて、アート作品が街に継続的に点在することで「岡⼭=アートの街」という、あらたな都市イメージの創造を⽬指します。
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開催概要
Nomadic Rhapsody-“超移動社会”がもたらす新たな変容-
【本展イントロダクション】
文化は人々の移動によって生まれ、育まれてきました。大航海時代を経て欧州諸国の東南アジア進出により流行したシノワズリとロココの融合、植民地への旅が発想の種となったポスト印象派と様々な表現主義、亡命のために海を渡ったシュルレアリスム、アメリカ大陸を縦断したブルースやジャズ。建築文化もまた、長い歴史の中で人々の移動による交流が起こり、地域間で相互に影響を受け合ってきたと言えます。
デラシネの時代、コンピューターが生活の中心になり、世界への扉が身近になった一方で、地域の不平等や格差、言語多様性の衰退は広がり、地球温暖化、気候擾乱や大地の震えは人々の生活を脅かし、人災によっても人種や民族の離散が起こっています。海外、とりわけアジアと呼ばれる地域で個々に生じているさまざまな事象は、日本が抱えている課題と共通してはいないでしょうか。それらは互いに関連付けられないものでしょうか。建築模型を通じ、その共通点や関連性を是非ご自身の目で発見ください。
【本展の見どころ】
・ファッションデザイナーやアーティストとコラボを手がける小嶋伸也・小嶋綾香(小大建築設計事務所)による複数のプロジェクトを紹介。
鈴木幸永展 「遥かな動物Ⅱ」
伊勢現代美術館で2016年に開催、好評を博した鈴木幸永による展覧会の第二弾。新作約40点を展示する本展は、土壁に描かれた動物の絵画から成る「遥かな動物」、ミイラに仕立てた魚や昆虫、食物から成る「生命の再表象或いはEmber(残り火)」の2シリーズとインスタレーション作品で構成。「すべての動物への賛歌」を提示しながら、「生命とは何か」を観る者に問いかけます。
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開催概要
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会 場:伊勢現代美術館/本館 1F 展示室
会 期:2018年10月12日(金)~12月16日(日)
時 間:10:00~17:00
*入館は16:30まで
休 館:火・水
*祝日の場合は開館、翌平日休館
*臨時休館日:11月12日
料 金:一般 700円、学生(大高中)500円、小学生以下無料
■関連イベント
梅沢和木 × TAKU OBATA<br>超えてゆく風景
梅沢和木とTAKU OBATAは二人とも2000年以降に活動を始めた同世代のアーテイストです。
梅沢和木の作品は、パソコンの中から素材となる画像を探し、それらをコラージュによって一つの平面に凝縮させ、それを印刷し、上からアクリル絵の具などで加筆して作られます。つまり画像と現実を行き来しながら作り出す「絵画」なのです。本展は、会期スタート後の梅沢和木の新作も展示に加えてゆきます。
TAKU OBATAは、デフォルメされているがギリギリ身体の構造を保った人間の動きと、コンピューターがフリーズした水平垂直だけのバグのようにもみえる激しくデフォルメされた衣服、この二つの関係を追求し不思議な空間を作りだす。さらにOBATAは、それをあえて木彫というクラッシックな手法で彫り上げます。
つまり二人の作品は、現実空間とデーターの中の世界を自由に行き来できる私たちの時代精神が作り出したもの。今回の展覧会では、重力や伝統から解放された二人の作品から、「超えてゆく風景」をのぞいて見たい。
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開催概要