クロード・モネ

ストライプインターナショナル石川康晴。岡山のパトロンが描く「瀬戸内アートリージョン」とは。アートと地域とビジネスの関係性 | ARTS ECONOMICS 06

鈴木 大輔2019/02/15(金) - 16:52 に投稿

連載「ARTS ECONOMICS(アーツエコノミクス)」はARTLOGUEが提唱する文化芸術を中心とした新しい経済圏である ARTS ECONOMICS の担い手や、支援者などの活動を紹介する企画です。
アーティストや文化芸術従事者のみならず、ビジネスパーソン、政治家など幅広く紹介し、様々に展開されている ARTS ECONOMICS 活動を点ではなく面として見せることでムーブメントを創出します。
 

 ARTS ECONOMICS バックナンバー 

第一回 アートは ”人間のあたりまえの営み” マネックス 松本大が語るアートの価値とは…

第二回 リーディング美術館の提言をしたのは私だ。参議院議員 二之湯武史の描くビジョンとは

第三回 生粋のアートラバー議員 上田光夫の進める街づくり、国づくりとは

名画の時間

ARTLOGUE 編集部2018/11/22(木) - 14:53 に投稿

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)では、絵画に描かれた「時間」の表現に焦点を当てる「名画の時間」展を12月8日(土)より開催します。絵画作品は時間と共に変化することも動き出したりすることもありません。しかし、絵画に描かれた世界にはいくつもの「時間」が表現されています。わずかな時間を閉じ込めた「瞬間」だけでなく、同時代のモティーフを取り入れることで表される特定の「時代」や、文学作品と交わることで生まれる「物語性」など、その表現方法はさまざまです。形を持たない「時間」とは、絵画においてどのように表現されるのでしょうか。近代において大きく変化した時間の概念は、人々の生活だけでなく画家たちの表現にも影響を及ぼしています。本展覧会は、ポーラ美術館が収蔵する珠玉の作品のなかから、絵画に描かれた「時間」の表現に焦点を当て、画家たちの探究の軌跡を辿ります。

本展では、特別企画としてフラワーアーティストとして活躍する東信(あずま・まこと)がポーラ美術館収蔵の花の絵画とコラボレーションした映像作品「Drop Time」シリーズを展示します。本作は、《菊》(黒田清輝 1912年(大正元年))、《アネモネ》(ピエール・オーギュスト・ルノワール 1883-1890年頃)、秋の

横浜美術館コレクション展

ARTLOGUE 編集部2018/10/28(日) - 20:19 に投稿

2018年7月14日(土)開幕の横浜美術館コレクション展は、会期の重なる2つの企画展「モネ それからの100年」「駒井哲郎―煌(きら)めく紙上の宇宙」と関連し、「モネ それからの100年展に寄せて」と「幻想へのいざない   駒井哲郎展をきっかけに」の2つのテーマで構成します。

 

クロード・モネ(1840-1926)が活躍した同時代の日本では、チャールズ・ワーグマンなどが来日して外国人の視点で日本の風景や風俗を描いた一方、高橋由一や五姓田義松(ごせだよしまつ)など、ワーグマンに西洋のものの見方や絵画技法を学び、対象を忠実に描く画家たちが現れるなど、東西交流による新しい美術が生まれていました。

小林清親(こばやしきよちか)は、文明開化の街を題材に、西洋の遠近法や陰影法を取り入れて浮世絵版画に新境地を拓き、開港間もない横浜から発した宮川香山(みやがわこうざん)の「真葛焼(まくずやき)」は、世界各地の万国博覧会に出品され高い評価を得ました。近代化への活力あふれる時代の日本の美術の一端をご紹介します。
 

所蔵企画展 空の情景 #skyscape_menard

ARTLOGUE 編集部2018/10/27(土) - 02:30 に投稿

空を表す言葉、SNSに投稿される空の写真…。
この数に、いかに私たちが空に魅了されてきたかがわかります。
いつも私たちの上にある空ですが、それはまた、二度とは同じ姿を見せてくれないものでもあります。そんな空を芸術家たちはそれぞれの表現で描きました。
本展では、コレクションから空をあらわした作品をご紹介し、画家たちが描いた空を手掛かりに、空の名前や土地々々の空の特徴、画家の制作の秘密に迫ります。
美術館を出たら、あなたの空の見え方も違ってくるかもしれません。

松方コレクション展

ARTLOGUE 編集部2018/10/17(水) - 02:30 に投稿
日本で美術館の建設を模索するなど、日本における西洋美術の受容の歴史に大きな足跡を残した実業家・松方幸次郎(1865-1950)。本展では「松方コレクション」の意義を再検討するとともに、20世紀初頭のヨーロッパの美術品蒐集をめぐる動向に新たな光をあてます。 松方コレクションの形成と散逸、そして同コレクションを基礎として

揺らめく光、移ろう自然の色彩をカンヴァスに留めるには? ー 光と色彩の科学で自然の美を描いたポール・シニャック

はこしろ2018/08/14(火) - 17:45 に投稿
8月15日が、何の日か知っていますか?今から約80年前、ポール・シニャック(Paul Victor Jules Signac, 1863~1935)という画家がフランスにおりました。8月15日は彼の命日。シニャックが残した作品、その足跡を辿ります。

「デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」上野の森美術館 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/11/26(土) - 21:26 に投稿

モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」ともいうべき巨匠たちの名画が一挙集結する【デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~】が上野の森美術館で開催中。

デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts,通称DIA)は、アメリカ合衆国ミシガン州・デトロイトに位置し、古代エジプト美術から現代美術まで65,000点以上の作品を所蔵、年間約60万人が訪れるアメリカを代表する美術館のひとつです。1885年に創立して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを誇るまでに成長したデトロイト美術館は、アメリカでゴッホやマティスの作品を初めて購入した公共美術館でもあります。
このデトロイト美術館が存続の危機に陥ったのが、2013年7月のデトロイト市の財政破綻でした。市の深刻な財政難により、収蔵する美術品の売 却の可能性も取り沙汰されました。しかし、国内外からの資金援助により、美術品は売却されることなく存続しました。危機を乗り越え、今なお美術 館のコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派の作家による作品を中心に、本展では、数々の傑作の中から、選りすぐりの52点を紹介します。

増田セバスチャン×クロード・モネ Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙

ARTLOGUE 編集部2018/07/05(木) - 14:47 に投稿

増田セバスチャンがインスタレーションで

表現する≪睡蓮の池≫の世界

 

色の魔術師・増田セバスチャンが“モネ”の世界に出会う。膨大なマテリアルが織りなす、奇想天外な立体点描画。モネの世界に入り込む大型インスタレーションが箱根に登場します。

 

「銀座」から「箱根」へ。モネの小宇宙が拡張します。

2017年の夏、POLA MUSEUM ANNEX(銀座)で開催され大好評で会期を終えた“Point-Rhythm World -モネの小宇宙-”が、2018年7月、ポーラ美術館(箱根)にやってきます。

19世紀後半に描かれたモネの≪睡蓮の池≫。カラフルな東京のポップアートの旗手、増田セバスチャンは、ポーラ美術館で収蔵されている当作品にインスピレーションを受け、世界中から集められた現代の素材で点描を織りなします。不朽の名作≪睡蓮の池≫に入り込むような大型インスタレーション作品で、モネの世界を新たな視点から体験して下さい。

12月までの会期中に、新たな演出が追加され「モネの小宇宙」は拡張されていく予定です。ご期待ください。

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/06/13(水) - 17:59 に投稿

スイスの大実業家エミール=ゲオルグ・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画蒐集に情熱を注いだ、傑出したコレクターとして知られています。17世紀のオランダ派から20世紀の巨匠に至る作品、とりわけ印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ、世界中の美術ファンから注目されています。

本展では、ビュールレ・コレクションからアングル、ドラクロワ、ドガ、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、ピカソら著名な作家の作品64点をご覧いただきますが、その内約半数が日本初公開です。特にモネ、ルノワール、セザンヌといった印象派・ポスト印象派の作家の傑作が含まれています。ビュールレ・コレクションが、ヨーロッパ以外にまとまって貸し出されたことはほとんどなく、2020年にはチューリヒ美術館に移され、管理されることが決まっています。本展はビュールレ・コレクションの全貌が日本で見られる最後の機会です。

高さ2メートル×幅4メートルの大作モネの《睡蓮の池、緑の反映》は、これまでスイス国外には一度も出たことがありませんでした。この門外不出といわれたモネの傑作「睡蓮」が見られる貴重な機会です。

プーシキン美術館展──旅するフランス風景画

ARTLOGUE 編集部2018/06/14(木) - 13:45 に投稿

2005年 マティス《金魚》、2013年 ルノワール《ジャンヌ・サマリーの肖像》、

そして、2018年 春、モネ《草上の昼食》。

 

モスクワのプーシキン美術館は、珠玉のフランス絵画コレクションで知られます。なかでも、19世紀後半から20世紀初頭にかけて収集された近代絵画は、世界的に見ても極めて質の高い名品が揃っています。2005年、2013年に開催された大規模な「プーシキン美術館展」に続く本展では、17世紀から20 世紀の風景画65点が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。

初来日となるモネの《草上の昼食》では、同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。新緑がまぶしい季節、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」をどうぞお楽しみください。