国画会90年 孤高の画家 渡辺貞一 -私の信仰は絵を描くことですー

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
洋画家・渡辺貞一(1917-1981)は青森市に生まれました。兄の死をきっかけに画家を志すようになり、18歳で上京し川端画学校で学びました。以来、真摯な態度で制作に打ち込み、1941(昭和16)年には第16回国展に初入選するなど着実に画業を歩んでいましたが、自らも病に倒れ帰郷を余儀なくされました。その後二度に渡る出兵を

富山ガラス大賞展2018

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
本展は、富山市が過去4回にわたり開催してきたガラス芸術の国内公募展の応募対象を海外にまで拡大して開催する国際公募展です。日本をはじめ世界中の独創的で表現豊かなガラス作品は、現代ガラスの魅力を見せてくれます。本展では世界46の国と地域、1,110点の応募のうち、入選作品54点を展示し、世界各地の現代ガラス芸術の最新の成果

イサム・ノグチと岡本太郎―越境者たちの日本―

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
イサム・ノグチと岡本太郎は、1950年、日本アヴァンギャルド美術家クラブの主催により東中野のレストラン「モナミ」で開催されたイサム・ノグチの歓迎会において、初めて出会いました。日米の間で自己のアイデンティティに関する葛藤と向き合い引き裂かれながらも、彫刻家として世界的に活躍したイサム・ノグチと、青年期の10年間をパリで

あざみ野コンテンポラリーvol.9 今もゆれている

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
本展は美術という枠や社会的評価にとらわれず、様々なジャンルのアーティストが行っている表現活動に目を向けたシリーズ展「あざみ野コンテンポラリー」の第9回として開催します。今回は、「風景」をモチーフとした5人の気鋭のアーティストたちによる作品を紹介します。 この展覧会は、歴史・記憶の忘却に抗う「風景」、視覚のずれや亀裂を丹

仙厓礼讃 Admiration for Sengai

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
ユーモア溢れる「禅画」で知られる禅僧・仙厓(1750-1837)。現在伝わっている作品のほとんどは、住持職を引退し、寺の境内の一隅にあった虚白院(きょはくいん)という隠居所で過ごした四半世紀の間に制作されています。しかも、隠棲は還暦を優に超えてからのことでした。実は住持職を引退した後の仙厓には、“ご隠居さん”として悠々

幽玄なる世界―吉野石膏日本画コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
近代絵画コレクションとして著名な吉野石膏コレクションのなかから近代日本画の優品を紹介します。 2008年創設の公益財団法人吉野石膏美術振興財団は、美術分野の活動支援など、文化活動による社会貢献を目的として吉野石膏株式会社によって設立されました。その創業地である山形県では、複数の美術館へのコレクション寄託によって作品公

欲しいが みつかる うつわ展 笠間と益子

ARTLOGUE 編集部2018/08/31(金) - 02:30 に投稿
笠間焼や益子焼と聞くと民芸調の昔ながらのスタイルをイメージする人が多いかもしれません。 本展では、笠間と益子を活動の拠点とする60人の作家の作品により、作家の個性や現代の感覚が取り入れられた新しいスタイルのうつわを紹介します。 「使ってみたい」「飾ってみたい」など、欲しいうつわにきっと出会えます。

〈占い〉おとめ座の時期のポジティヴ・アート:占い師 ルーシー・グリーンの星占い的アート鑑賞のススメ

ルーシーグリーン2018/08/30(木) - 17:02 に投稿
さて、今回は「しし座」をピックアップしようと思います。 …ってことは「しし座生まれの人」だけが楽しめる記事なのかな?と思われたのではないでしょうか? ここで言うしし座というのは季節のことだと考えてもらえるといいと思います。 星占いではしし座の季節は毎年だいたい7/22~8/22の期間を指します。今ですね。 このしし座の季節には「しし座的なこと」を取り入れることで行動力が増したりその人らしさが輝くと占うことが出来るのです。 なので、あなたがなに座さんであれ、どうぞ最後までお付き合いくださいませ〜!

クラフトブルー~目に見えない生命のアート~ インディゴ・アーティスト Tatz Miki(タツ・ミキ)トークイベント

ARTLOGUE 編集部2018/08/30(木) - 02:30 に投稿
タツ・ミキ氏は2001年、瓶の中で発酵するインディゴ染料の宇宙的な佇まいに魅せられ、独学で染料作りを始めました。以来、染料の中に住まう微生物たちとともに、生きたブルーを作り続けています。 今回のイベントでは、デニム、ジーンズでおなじみのインティゴの歴史を紐解き、染色の世界今まさに起ころうとしている大きな変化について実

西湖憧憬 ―西湖梅をめぐる禅僧の交流と15世紀の東国文化―

ARTLOGUE 編集部2018/08/30(木) - 02:30 に投稿
「金沢八景」という名称は、中国の「瀟湘八景」に由来しますが、中世以来内海が広がる金沢の風景は杭州の西湖のイメージにも重ねられました。鎌倉幕府滅亡後も、金沢の風光は古都鎌倉の栄枯盛衰の郷愁をまといながら室町時代の禅僧たちを魅了しました。万里集九(1428~1507)は鎌倉の禅僧の案内で金沢称名寺を訪れ、金沢北条氏がかつて