collection1 ゴヤ、理性のねむり “ロス・カプリチョス”にみる奇想と創意

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
変革の時代に生きたスペインの巨匠フランシス・デ・ゴヤ(1746-1828)の最初の版画集『ロス・カプリチョス』(1799年出版)全80点を紹介します。暴力的なまでの想像力―奇想と創意―にみちた『ロス・カプリチョス』は、ゴヤの創作にかける情熱と芸術的な本質を体現した作品であり、近代的絵画の到来を預言するものでもあります。聖と俗、美と醜、理性と狂気ーー残酷な現実と魅惑的な空想とが渾然一体となったゴヤの芸術をご堪能ください。

四季探訪―研ぎ澄まされる四季絵の伝統―

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
本展では、四季絵の伝統をくみながらも、江戸時代ならではの感性で季節の表情をとらえた作品を展示します。 蕪村の句に「秋きぬと合点させたる嚔(くさめ)かな」という、『古今集』の秀歌をもじった-句がありますが、その軽妙なユーモアは、展示作品のひとつ、女郎花(おみなえし)に気をとられて落馬する高僧のあられもない姿を英一蝶(は

新たな表現をめざして 創作版画が歩んだ道のり 和歌山県立近代美術館コレクションを中心に

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
日本では、職人による分業体制で制作される浮世絵という木版画の伝統がありましたが、明治維新以降、西洋文化に触れるなかで、近代的な美術表現としての版画制作が追求されるようになりました。本展では、和歌山県立近代美術館が所蔵する国内屈指の創作版画コレクションを中心に、近代日本に花開いた創作版画の名品を一堂に紹介します。

アール・ヌーヴォーの伝道師  浅井忠と近代工芸

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
浅井忠(1856-1907)は、黒田清輝と並んで明治期の日本洋画を代表する巨匠です。佐倉藩士の長男として江戸木挽町に生まれ、1876(明治9)年、国澤新九郎の画塾彰技堂に学んだ後、日本初の西洋美術学校である工部省工部美術学校に入学しました。そこで、バルビゾン派の影響を受けたイタリア人画家アントニオ・フォンタネージの指導

近代西洋絵画名作展 印象派からエコール・ド・パリまで 笠間日動美術館・三重県立美術館コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
19世紀後半から20世紀にかけて、フランスを中心に展開した美術界の変革はその後の近代芸術の行方を切り開く画期的な出来事でした。印象派をはじめフォーヴィスム、キュビスムなどそれまでの数百年にわたる芸術の常識を覆し、新しい時代の幕開けを告げたのでした。それは自然の再現だけが美術の役割ではなく、人間性を解放した作家自身の個性

おさるのジョージ展 「ひとまねこざる」からアニメーションまで

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
世界中で愛される絵本の貴重な原画 好奇心いっぱいで愛らしい騒動や冒険を巻き起こすおさるのジョージは、1941年にアメリカで誕生し現在まで世界中の人々を魅了してやみません。本展では、日本初公開となる約200点の絵本原画や制作のためのスケッチを中心に、レイ夫妻の制作にまつわる様々な資料などを展観。アニメ版の絵コンテや設定

どうぶつ家族たちの物語 はしもとみお木彫り展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
はしもとみおは幼い頃から動物たちが大好きで、その命を暖かい眼差しで見つめてきました。幼少期に飼っていた小犬がわずか1カ月で亡くなってしまったことで、将来は動物の命を助ける獣医さんになろうと心に決めていたといいます。しかし、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災で突然の被災、この体験が彼女の気持ちを大きく変えました

打田翠展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
瑞浪市で制作している打田翠さんは、ひとつひとつ丁寧に作品と対峙します。つきつめられたフォルムと焼成によって引き出される景色は、深く繊細なグラデーションを持ち、唯一無二の存在感を放っています。その存在はうつわでもあり、オブジェともいえるでしょう。楽焼・炭化焼成・白磁焼締の作品たち…酒器・抹茶碗・花器・オブジェの他に皿・鉢

ボストン美術館所蔵版木による墨摺絵展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
今回展示する「墨摺絵(すみずりえ)」とは延宝(1673~1680)頃に絵本の挿絵として人気をよんだことから一枚の絵として発展した浮世絵です。当時の版画は墨一色だったため墨摺絵と言われました。 遊女や役者、力士などが描かれ、当時庶民の娯楽として楽しまれた浮世絵のはしりとも言われる画をお楽しみください。

特別展「キリシタン―日本とキリスト教の469年―」

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
平成30(2018)年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が正式に世界文化遺産へと登録されました。 本展はそれを記念し、西南学院大学博物館(福岡県福岡市)と合同で行う特別展です。 キリスト教が如何にして日本に根を下ろそうとしてきたのか、その歩みを辿っていきます。 そこでは、受け入れる立場にあった日本側の試行