クリエイティブ・アイランド ─創造的都市の本質とは何か─

ARTLOGUE 編集部2018/11/09(金) - 16:57 に投稿

パリのシテ島やベルリンのムゼウムス・インゼルなど、世界の都市の島と類する文化・経済拠点の集積地である大阪・中之島。

その一端を担うアートエリアB1開館10周年を機にスタートした、新たなプロジェクト「クリエイティブ・アイランド・ラボ 中之島」では、中之島エリア全体を、持続可能な芸術文化環境をそなえた「創造的な研究所」として見立て、様々な思考実験を繰り広げます。

このプロジェクトのシンボルイベントとして、創造的な都市と芸術との関係を主題に、その思考と実践について語り合うシンポジウムを開催します。
第1部では、2020年に香港の西九文化区に開館を予定している、世界最大規模の現代美術館「M+」の副館長兼チーフ・キュレーターであるドリュン・チョン氏をお招きし、芸術を通じた都市の創造性について基調講演を行います。

第2部では、中之島で先鋭的な文化事業を行ってきた大学、企業、NPOの代表者、中之島に誕生する新たな美術館のキュレーター、世界各地で都市を舞台にアートプロジェクトを行ってきた美術家、文化政策研究者が集います。

香港と大阪・中之島の「水辺の都市」という共通点も踏まえながら、大阪・中之島で創造的な地域を形成する可能性について、対話を繰り広げます。

中之島線開業・アートエリア B1 開館 10 周年記念事業 鉄道芸術祭 vol.8<br>「超・都市計画 ~そうなろうとする CITY~」

ARTLOGUE 編集部2018/11/09(金) - 14:57 に投稿

鉄道芸術祭vol.8では、アートエリアB1開館/中之島線開業10周年を記念して、沿線開発という「都市計画」の産物である当館の出発点に立ち返り、「鉄道と都市計画」をテーマに開催します。

産業革命以後、鉄道は近代都市計画の要でありつづけてきました。その沿線開発に伴って日常環境が向上した一方で、都市風景や生活様式の画一化と私たちの感性の均質化をもたらしたともいえるでしょう。

そこで本展では、異なる三組の表現者による「超・都市計画」を試行します。

加納俊輔、迫鉄平、上田良によるユニットTHE COPY TRAVELERSは、風景や人々のふるまいを観察・採取・コラージュした平面表現によって、都市の混沌や多層性を表出させます。日本初紹介となるオランダ出身のオスカー・ピータースは、巨大な木製コースター型の立体表現によって、鉄道や道路などの軌道を連想させる都市の空間構造を出現させます。ゲーム作家の飯田和敏は、仮想現実の世界においてこそ可能な都市の浮遊体験を実現させると同時に、都市生活者のあり方にも言及します。三者三様の手法と表現を手がかりに、さまざまな課題を抱える都市とそこに住む人々の現実を、創造的観点から超越的にとらえた「都市の鳥瞰図」を創出します。

〈アーティスト〉

広河隆一写真展「戦場の子どもたち」<br>翻弄される命を見つめた 50 年の記録<br>パレスチナ、イラク、アフガニスタン、コンゴ、チェルノブイリ、福島

ARTLOGUE 編集部2018/11/08(木) - 18:53 に投稿

丸木美術館では、広河隆一写真展「戦場の子どもたち」が開催中です。1967年に中東の取材を始めて以来、2017年で50年を迎えたフォトジャーナリスト広河隆一の活動の軌跡をたどる写真展。彼は、人間の生存と尊厳が脅かされている場所を「人間の戦場」と呼び、そうした場所で生きる子どもたちの悲しみと喜びの姿を写してきました。 

2004年には、フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANを発刊。被ばくした子どもたちを支えるチェルノブイリ子ども基金や、福島の子どものための保養施設「沖縄・球美(くみ)の里」を設立するなど、ジャーナリズムの枠に多岐にわたる活動も続けています。 

そのDAYS JAPAN写真学校で写真を学び、世界報道写真賞「人々の部」の1位を受賞するなど、現在、国際的に活躍している1985年生まれの若き写真家・小原一真の[Exposure/ Everlasting -30年後の被曝に向き合うために-]も同期時に開催しています(11月25日まで)。

50年の歳月を重ねてきた写真家と、これからキャリアを積み上げていく写真家の邂逅という点も見どころです。ぜひ、この機会にご覧ください。 

小原一真写真展「Exposure/ Everlasting ー30年後の被曝に向き合うために」

ARTLOGUE 編集部2018/11/08(木) - 18:05 に投稿

戦争や核などの社会問題に対し独自の方法で表現活動を続ける写真家・小原一真が、チェルノブイリの今を見つめ、30年後の未来を考える特別展示を原爆の図丸木美術館で開催中です。チェルノブイリ原子力発電所事故は1986年に起きた世界最大の原子力事故と言われています。小原は2015年から2年間、延べ7ヶ月に渡り、ウクライナに滞在し二つの作品を制作しました。「Exposure」では、立ち入り禁止区域で発見された被曝した中判フィルムを用いて、事故直後に母親の胎内で被曝した女性、マリアの見えざる障害を描いています。4分から8分の長時間露光によって作られた抽象度の高いそれらの白黒写真は、目に見えない彼女の障害を見るための想像力を喚起し、「Everlasting」では、廃炉作業を担う作業員の通勤風景、そこで暮らす若者たちの恋愛、結婚、出産を記録しながら、世代を超えて永遠のように引き継がれていく原子力産業、そして、そこで生きていく人々を描き出しています。

出場決定! ARTLOGUEが「TechCrunch Tokyo 2018」スタートアップバトルのファイナリストに選ばれました!!

ARTLOGUE 編集部2018/11/08(木) - 14:20 に投稿

ARTLOGUE が11月15日、16日に渋谷ヒカリエで開催される「TechCrunch Tokyo 2018」スタートアップバトルのファイナリストに選ばれました。

TechCrunchはアメリカ発のテクノロジーとスタートアップのメディアであり、「TechCrunch Tokyo」は日本最大級のスタートアップイベントです。

今年から日本以外のアジア・パシフィックでもライブ配信(同時通訳)が予定されています。

「TechCrunch Tokyo」スタートアップバトルにアート系スタートアップとしては初の出場だと思いますし、アートを広めるためにも頑張りますので是非とも応援のほどよろしくお願いいたします。


TechCrunch Tokyo 2018 
https://jp.techcrunch.com/event-info/techcrunch-tokyo-2018/


 

ジョーン・ジョナス「Simple Things」

ARTLOGUE 編集部2018/11/07(水) - 21:01 に投稿

ジョナスは1936年にニューヨークに生まれて1960年代に活動を開始して以来、約60年間に渡りパフォーマンス・アートの可能性を追求し続けている女性アーティストです。日本への旅行でポータブルヴィデオカメラ(ポータパック)を購入した事を契機に、1970年代前半から本格的にニューメディアと身体表現との融合を実践してきました。