人間国宝・桂 盛仁 金工の世界-江戸彫金の技-
桂盛仁(かつら もりひと/1944生)は長年に亘り練馬区に在住し制作を続けている、人間国宝に認定された金工作家です。
江戸時代初期から続く彫金の一派、柳川派の流れを汲み、明治・大正・昭和期にかけて、煙草入れなど装身具の彫金で大人気を博した二代豊川光長、桂光春を輩出した流派で、伯父である光春を継いだのが盛仁の父、桂盛行(かつら もりゆき/1914~96)となります。
父、盛行のもとで修行した桂盛仁は、打ち出しや彫金、象嵌、色絵等の技法を駆使し、日本伝統工芸展などで高い評価を得てきました。宮内庁買い上げ、文化庁長官賞を受賞するなど研鑽を積み、2008年に重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)に認定されています。
昨今、明治期の卓越した工芸作品を“超絶技巧”と称し、ロストテクノロジーとしての評価がなされてきていますが、そうした工芸の技術が脈々と受け継がれてきていることは、柳川派、そして桂盛仁の金工を見ると明らかです。
本展は、桂盛仁の初期から近作までを通観するとともに、桂のルーツである、盛行、そして、光長、光春の作品も併せて展示し、今に生き続ける江戸彫金の技を再認識するものです。
山王美術館 10周年記念展 「コレクションでつづる フランス近代名画展」
山王美術館は、2019年8月に開館10周年をむかえます。
春・夏季のコレクション展では、10周年を記念して「コレクションでつづる フランス近代名画展」を開催いたします。
19世紀から20世紀にかけてのフランス美術は、印象派以降、象徴主義、ナビ派、フォーヴィスムと、さまざまな主義や美学のもと、多様に展開していきました。画家自身の感覚にもとづく、独創的な絵画をめざした芸術運動により、革新的な絵画表現がうみだされ、ルネサンスからはじまる西洋絵画の価値観が大きく変革することとなりました。同時代に活躍した、ミレー、ルノワール、モネ、ボナール、ヴラマンクをはじめとする画家たちにより、西洋絵画史に多彩かつ豊かな実りがもたらされたのです。
本展では、当館においても非常に重要な位置をしめる、これらの作家たちによるフランス近代名画の数々を一堂に展示いたします。展覧会をつうじて、あらためて芸術にふれる喜びを実感いただきますとともに、山王美術館コレクションへの愛着を深めていただければ幸いです。
【開館時間】
11時~17時(最終入館 16時30分まで)
【アクセス】
大阪メトロ各線「なんば駅」30番出口
阪神近鉄「大阪難波駅」西改札
JR「難波駅」 よりすぐ
山王美術館
館のご紹介
ホテル館内に併設された瀟洒な美術館。藤田嗣治、梅原龍三郎、佐伯祐三ら洋画家、また横山大観、川合玉堂、小林古径ら日本画家、さらに板谷波山、河井寛次郎らの陶と、明治~昭和にかけて活躍した近代日本美術界を代表する名匠の作品を、洋画、日陶磁器と幅広く収蔵。館内は、洋画、日本画、陶磁器の3展示室にて構成されており、年2回作品入替の上、収蔵品展の開催を予定している。
開館時間
11:00~17:00(入館は16:30まで)
料金
一般:1000円、大学・高校生500円
※学生証を提示ください。
休館日
毎週土曜日・日曜日
アクセス
■JR難波駅より徒歩約1分
■地下鉄四ツ橋線「なんば駅」北改札口 30番A出口直結
■地下鉄千日前線「なんば駅」西改札より徒歩約1分
■地下鉄御堂筋線「なんば駅」北西or北南改札より徒歩約5分
■阪神・近鉄「大阪難波駅」西改札より徒歩約5分
■南海「難波駅」3F北口or2F中央口より徒歩約7分
ルーヴル美術館の銅版画展 カルコグラフィーコレクション
数多くの名画を所蔵し、世界屈指の美術館として名高い「ルーヴル美術館」。
そこには、私たちが見る機会の少ないデッサンや版画などを扱うグラフィック・アート部門があり、その所蔵数は10数万点ともいわれています。
中でも、特に歴史が古いのは銅版画「カルコグラフィー」です。
このルーヴル美術館カルコグラフィー室は、ルイ14世の治世下に起こった重要な出来事を世に広めるために「王の版画原版収集室」として設立され、1797年「国立カルコグラフィーコレクション」が誕生しました。
19世紀、20世紀には現代作家による新作を加え、コレクションはさらに充実し拡大し続けています。
これらは長きにわたるルーヴルの歴史、栄華の象徴たるヴェルサイユ宮殿、ルネサンスから現代までの絵画の記録など、ルーヴルが収集し蓄積してきた知と情報、そしてなじみ深い名画の数々をわかりやすく伝えてくれます。
本展ではルーヴル美術館カルコグラフィー室の銅版画コレクション約13,000点の中から、日本での特別公開のために、当時の版を使い刷られた銅版画約130点を展示します。
パラミタミュージアム
館のご紹介
Paramita Museumは、自然豊かな鈴鹿山脈を背景に四季折々に美しい町・三重県菰野に2003年3月開館しました。池田満寿夫の陶彫「般若心境シリーズ」をはじめとする多彩なコレクション群と、魅力あふれる企画展を両輪に、展覧会を開催してまいります。美術館併設のParamita Gardenでは、地元鈴鹿に植生する山野草が彩る里山での散策をお楽しみいただけます。
館名の「Paramita・パラミタ」は梵語の「はらみった・波羅蜜多=迷いの世界である現実世界の此岸から、悟りの境地である涅槃の彼岸に至ること」に由来しています。
開館時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
料金
一般=1,000円
※4枚セット券=3,000円
大学生=800円
高校生=500円
中学生以下=無料
休館日
年中無休(但し、12月28日~1月1日、展示換え期間を除く)
アクセス
【自動車】東名阪四日市I.C.で降りて国道477号(湯の山街道)を湯の山方面へ約6.5km。
【電車】近鉄「四日市駅」下車、近鉄湯の山線に乗り換え約25分「大羽根園駅」下車。西へ300m。
国立公文書館
館のご紹介
国立公文書館は、国の歴史資料として重要な公文書や明治政府が江戸幕府から受け継いだ貴重な古書・古文書などを永く保存し、利用するための施設です
開館時間
■展示(東京本館、つくば分館)
館HP等をご確認ください。
http://www.archives.go.jp/
■閲覧室
9:15~17:00
料金
無料
休館日
■展示(東京本館、つくば分館)
館HP等をご確認ください。
http://www.archives.go.jp/
■閲覧室
○東京本館閲覧室
日曜日、月曜日及び祝日
年末年始(12月28日から翌年の1月4日まで)
その他法令により休日に定められた日
○つくば分館閲覧室
日曜日、土曜日及び祝日
年末年始(12月28日から翌年の1月4日まで)
その他法令により休日に定められた日
アクセス
○東京本館
東京メトロ東西線「竹橋駅」下車[1b出口] 徒歩5分
○つくば分館
つくばエクスプレス「つくば駅」(つくばセンター)からバス約30分