明治の写真展 「華 はなのかげ 影」 華族たちの絵画主義 ピクトリアリズムを追って

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
「華影(はなのかげ)」とは、華族(徳川慶喜や昭武をはじめとする旧大名や公家)の写真愛好者によって明治35年(1902)頃から明治41年(1908)頃にかけて刊行された、同人誌とも言える写真集の名称。 掲載写真は全てコロタイプという技法で印刷されており、刊行の趣旨や目的などの記載はなく、発行年月日や発行者などの奥付情報も無い。 公にすることを目的とはしておらず、発行部数も少なく、限られた人の間で回覧されていたと思われる、大変希少な写真集。 明治40年(1907)からは、写真家小川一真(おがわかずまさ)(日本でのコロタイプ印刷の第一人者)と、洋画家黒田清輝(くろだせいき)(東京美術学校教授)による印画評と採点が加えられ、絵画的な写真作品の追及(ピクトリアリズム)を目指して、優劣を競い合いながら写真を楽しみ、技術の向上をはかっていた華族たちによる作品、87点を展示。

江戸の園芸熱 -浮世絵に見る庶民の草花愛-

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
江戸時代の市井の人々が園芸を好んだ様子は、浮世絵にも多く見られます。 さらに当時、当館の所在する墨田区に当たる地域には、墨堤、亀戸天神、亀戸の梅屋敷、小村井の梅屋敷、向島百花園など、花に関係する多くの観光名所がありました。 本展では、園芸関係の浮世絵を通して、江戸時代の園芸や園芸道具、歌舞伎に取り上げられた花々、江戸時代の花名所などを紹介します。

コレクションの<現在(いま)> ― 絵画・彫刻・版画

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
企画展の開催や作品展示をきっかけに目黒区美術館がコレクションに加えてきた作品の中から、1980年代以降の現代美術を取り上げます。 現代彫刻の青木野枝、多和圭三。鉛筆による細密絵画の篠田教夫(しのだ のりお)、寺崎百合子。版画の井田照一。写真の山中信夫の作品ほかを紹介します。 また、「色」をテーマにしたシリーズ展覧会『色の博物誌』の「緑―豊潤な影」(2001年)、「黄―地の力&空(くう)の光」(2004年)の出品作家・鈴木省三の絵画を特集展示します。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:30 に投稿
2年に一度、奇数年の秋にスロバキア共和国の首都で開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)」。 本展では26回目の開催となるBIB2017から、グランプリをはじめとする受賞作品および日本からの出品作品を中心に紹介します。 BIBが各国内の選考を経て参加する形式であることをふまえて、参加49か国の中から今回特に興味深い傾向が見られる国々をピックアップし、特集展示とします。