Modified Paradise

ARTLOGUE 編集部2018/12/16(日) - 18:30 に投稿

INTERSECT BY LEXUS - TOKYOでは、12月14日(金)〜12月28日(金)までの期間限定で、アーティスト・尾崎ヒロミ(スプツニ子!)氏とファッションデザイナー・串野真也氏による新たなアートユニット<ANOTHER FARM>の始動にあたり、初の発表作品となるインスタレーション『Modified Paradise』の展示イベントを開催中です。

『Modified Paradise』は、「テクノロジーの進歩と生命、人間の関わり」をテーマに、遺伝子組み換え蚕から生まれる「光るシルク」の西陣織を使った動物をモチーフとした立体作品や、新作のドレスなどの展示を予定しています。

神に捧げた刀― 神と刀の2000年 ―

ARTLOGUE 編集部2018/12/14(金) - 02:31 に投稿
元は「膝丸」とも呼ばれた源義経奉納「薄緑丸」(うすみどりまる)、徳川家廉の愛刀『ソハヤノツルキ ウツスナリ」写宮入昭平作、重要文化財「北条氏網奉納太刀」をはじめとする刀剣を関連資料とともに展示。なぜ刀が神聖なのか。古代にまで遡り、文字資料とともに実際に発掘された考古学資料を通して、その問に答えていきます。

ARS ELECTRONICA in the KNOWLEDGE CAPITAL vol.09<br>「PLAYWARE アルゴリズムでつくる遊び展」

ARTLOGUE 編集部2018/12/13(木) - 18:43 に投稿

オーストリア・リンツ市の世界的なクリエイティブ・文化機関「アルスエレクトロニカ」とのコラボレーション企画第9弾「PLAYWARE アルゴリズムでつくる遊び展」は、国内外の3 組のアーティストが参加し、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル「The Lab.みんなで世界一研究所」に作品展示を行います。

展示は、カナダ・モントリオールを拠点に活動し、遊び心のある遊具によって、都市を人々が参加できる場所に変えるアーティストグループ デイリー・トゥレジュール、独自のプログラミング/アルゴリズムを用いてインタラクティブな作品を制作し、コンピュータから生まれる新しい遊びを創り出す藤木 淳、そして、アルスエレクトロニカのR&D 部門であるアルスエレクトロニカ・フューチャーラボが参加します。

また、1月 16日(水)、17日(木)には、参加アーティストとアルスエレクトロニカメンバーによるトークセッションや、スペシャルプログラムを開催し、世界的なアーティストと直接交流できる機会を提供します。

状況のアーキテクチャー展

ARTLOGUE 編集部2018/12/13(木) - 18:19 に投稿

京都市立芸術大学は、1880年の開学より日本の芸術文化の火床として世界への発信基地であり続けてきました。そしていま、2023年に予定された郊外から都市部への移転を控え、改めて「芸術であること」「大学であること」「地域にあること」の意味を問い直しています。それはアートの視点から大学や地域を捉える作業であると同時に、大学や地域の視点から、独りよがりなアートを捉え返す作業でもあります。

このような問題意識から、モノゴトを多方向から捉え、その視差から世界を多元化する状況の発振に携わるアートマネジメント人材の育成を目指すプログラム「状況のアーキテクチャー」では、2016年から3年間、《物質:大学所有アーカイブの創造的な活用法を探る》《生命:ケア×アートで新たな生存の技法を探る》《社会:地域コミュニティのコアを担い得る芸術大学の活用方法を探る》という3つのテーマを掲げて活動を行ってきました。それは、芸術・大学・地域をつなぐ役割としてのアートの可能性を検討する多様性に満ちたプロジェクトを通して、身体や集団を通じて多様な知と技術を結びつけること、社会の生な現場に巻き込まれながら渦を作ることの二つを交差させ、クリティカルかつ創造的なビジョンを発振させる実験場を作り上げる試みでもあります。

松井沙都子「モデルハウス」

ARTLOGUE 編集部2018/12/13(木) - 17:59 に投稿

家は日常生活の背景であり、多くの人にとってほとんど意識に上ることがないものかもしれません。しかし家は、社会に生きる人の生活を映し出すものであり、それをつぶさに見つめることは、社会の一端に触れることに他なりません。私はこうした考えに基づき、作品制作を通じて、自身の暮らしてきた現代の日本の家について考えてきました。本展ではこの一環として、家をモチーフとしたインスタレーション作品を展開します。

本展を構成するのは、現代の日本の家に用いられるような木材を下地に、落ち着いた色味の壁紙と床材、そして温かい光を灯す照明器具を組み合わせた、立体的な造形物です。それはまるで現代の日本の家そのもののようですが、実在する家を再現したものではなく、住むための機能もありません。そこに現れるのは、今日の私たちにとってなじみ深い、穏やかで感じの良い住環境と、似て非なる空間です。本作を通じて、かつて抽象画が具象画からエッセンスを抽出したように、具体的な家からエッセンスを抽出し、抽象的な「家」を成立させることを試みます。

Partition——パーティション

ARTLOGUE 編集部2018/12/13(木) - 17:39 に投稿

時間は私たちを逸脱します。楽譜を用いた作曲家の仕事は、分節で囲い込みながら時間を捉えるための絶望的な試みです。しかし実際には時間は彼らを越えていきます。それは、ランプの光がそのガラスの牢屋から逃げていくように、作曲家が仕立てようとする囲いを通り過ぎていくのです。

フランス語におけるパーティションという語は、通念的に楽譜を表しますが、しかしながら本来は分離や分割を意味します。音楽におけるパーティションはしたがって、分節化に関係するものです(ところで、音楽の「曲」はフランス語で音楽の「部分」——morceau de musiqueとも言います)。

この展覧会は、パーティションというアイディア(フランス語においてこの言葉がない方する二つの意味において)を、山角洋平、松延総司、バンジャマン・ラフォールとセバスチャン・マルティネス・バラ、そしてオドレー・タイヒマンの仕事の巡り合わせの中で展開します。