平山郁夫没後10周年記念展「群青の世界」

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
日本画家、平山郁夫が2009年12月に逝去し、早くも10年の歳月が経とうとしています。 平山郁夫は、日本文化の源流を求め、仏教伝来の道でもあるシルクロードをくまなく旅し、平和をテーマとした数々の名作を残した戦後の日本画壇を代表する画家です。 また画業のかたわら、敦煌やアンコールワット、バーミヤンなど危機に瀕した世界各地の文化財保護活動にも尽力し、ユネスコ親善大使などを歴任、79歳の生涯を駆け抜けました。 2019年3月から、平山郁夫シルクロード美術館では、没後10年の節目にあわせ、その画業を振り返り、これまで展示していなかった秘蔵品や、月刊誌の表紙絵、制作資料などを織り交ぜながら、平山郁夫のいまだ知られざる絵画世界をご紹介いたします。

『プリーツ・マシーン』2 :中嶋興×松澤宥 ― 写真上の部屋

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
1969年、中嶋興は松澤宥の「ψ[プサイ]の部屋」へ赴き、写真撮影を行った。「ψの部屋」は松澤が制作していたアトリエであるとともに、それ自体も作品として考え得る部屋である。完成と未完成が混淆した制作物の群れで埋め尽くされているこの部屋で行われたのは、単なる撮影ではない。松澤とこの部屋へと向けられた2日間に渡る中嶋の執拗な関心は、半ば仕組まれ、半ば偶然行われたパフォーマンスへと生成し、その記録写真として結実している。およそ1500枚に及ぶこの写真群* は、松澤と一つの部屋へと差し向けられた1500のパースペクティヴであるだけではなく、中嶋と松澤と「ψの部屋」によるパフォーマンスというひとつの出来事の諸断片である。アーカイヴはいかにこの出来事と膨大な写真群を思考できるのだろうか。印刷物と展示(動画・写真)を通じてこの問いにこたえたい。 ※慶應義塾大学アート・センターでは写真を中心とした中嶋興資料を所管している。

アキバタマビ21第76回展覧会「Para-monument」

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
【展覧会詳細】 「Para-monument」 会期:2019年4月7日(日)~5月18日(土) 開場時間:12:00~19:00(金・土は20:00まで) 休場日:火曜日 【出品作家】 新井夏菜/一井すみれ/望月美葵/大和春子/渡壁遥 【イベント】 ●4月7日(日) ◎パフォーマンス 14:00~(30分程度) 望月美葵、渡壁遥によるパフォーマンスを上演します。 ◎トークショー 15:00~16:30 ※美術家で多摩美術大学名誉教授の堀浩哉氏をお迎えして、出展作家とのトークショーを開催します。 堀浩哉|ほり・こうさい 1947 年富山県生まれ。美術家。多摩美術大学名誉教授。1969 年に「美共闘」(美術家共闘会議)を結成、議長を務める。2010 年、東京・秋葉原のアーツ千代田3331 内に多摩美術大学運営のオルタナティブ・スペース「アキバタマビ21」を開設し、プロデューサーを務める(2012 年まで)。第41 回ヴェネツィア・ビエンナーレ、「ユーロパリア・ジャパン’89」(ゲント現代美術館)、「今日の日本」(ルイジアナ近代美術館、デンマーク他巡回)、釜山国際アートフェスティバル、「センチュリー・シティー」(テート・モダン)、越後妻有アートトリエンナーレなど、国内外の展覧会に多数参加。近年の展覧会に「堀浩哉展─起源」(多摩美術大学美術館)、「ミニマル/ポストミニマル」(宇都宮美術館)、釜山ビエンナーレ、「1968年激動の時代の芸術」(千葉市美術館)、「ニューウエイブ現代美術の80年代」(国立国際美術館)など。 ◎オープニングパーティ 17:00~

アナ・メンディエタ (スタンディング・ポイントⅡ)

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
慶應義塾大学アート・センターでは2011年より毎年1回、現代美術の展示をおこなってきました。昨年からは新しいシリーズ「スタンティング・ポイント」を開始し、同時代を生きるアーティストの作品から、現代社会におけるアートの可能性を考えています。 2回目となる今回は、キューバ生まれの芸術家アナ・メンディエタ(1948-85)の写真作品を紹介します。メンディエタは自然に深く身を浸し、ときには一体となりながら制作しました。さまざまな方法で自然のなかに作り出された人型は、メンディエタ自身の身体の痕跡にほかなりません。大地に深く根ざす彼女の作品は、西洋物質文明の覆う現代社会への挑戦だとみることもできるでしょう。

林忠正 ― ジャポニスムを支えたパリの美術商

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
本展は、林忠正の孫の夫人で歴史作家の木々康子氏の所蔵品を中心に、万博などとの関わりや、日本そして西洋の美術・工芸品を介して培われた交友、さらにはコレクションがたどった運命に注目し、林忠正の生涯にわたる活動を概観するものです。林は、浮世絵をはじめとする大量の日本美術・工芸品を国外に流出させた人物として、ときに批判的に語られることもあります。しかし本展が、芸術を介した日欧文化交流に尽力した林の功績を再考する機会となれば幸いです。

大浮世絵展

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
「浮世絵 Ukiyo-e」の歴史の中でも、キラ星のごとく輝いた人気絵師である喜多川歌麿、束洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の五人にフォーカスし、国内のほか欧米の美術館、博物館、個人コレクション等からその傑作だけを集めました。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画、国芳は勇壮な武者絵と機知に冨んだ戯画と、絵師のエッセンスを凝縮した内容は、「誰もが知っており、そして誰もが見たい」ものになっています。ぜひ、本展覧会にご期待ください。

キスリング展 エコール・ド・パリの夢

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
コール・ド・パリを代表する画家、キスリング(Kisling 1891-1953)。ポーランドのクラクフで生まれたキスリングは、美術学校を卒業後、19歳でパリに出ました。モンマルトルやモンパルナスで、ピカソ、ジョルジュ・ブラック、モディリアーニ、パスキン等、多くの芸術家と知り合います。初期はキュビスムの影響も受けましたが、キュビストのように現実世界から離れることには抵抗し、すぐに主題を写実的に表わすようになります。そしてイタリアやフランドルの古典的な絵画に積極的に学び、1920年代の絵画に見られる秩序への回帰の動きに同調していきました。 風景画、静物画、裸婦などにおいて独自のスタイルを発展させていきましたが、なかでも肖像画にその特徴が最もよく表れています。丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと、静謐なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、キスリングはエコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられるのです。本展では1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、時代の寵児となったキスリングの画業を滞米時代の作品を含む約60点の作品により振り返ります。

進撃の巨人展FINAL

ARTLOGUE 編集部2019/03/30(土) - 02:31 に投稿
圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちの戦いを描いた、ダークファンタジーバトル漫画『進撃の巨人』。2009年に連載を開始し、2013年にはテレビアニメ化されました。 2014年には、上野の森美術館で初めてとなる原画展「進撃の巨人展 WALL TOKYO」が開催され、その後の巡回展を含め、約25万人を超える動員を記録しました。 2019年夏、「進撃の巨人展FAINAL」として、5年ぶりとなる原画展が開催されます。原画の世界を体感できるコンテンツや、キャラクター音声ガイド、前回を超える数の原画展示など、物語の核心に迫る衝撃の体験が、六本木を襲います。 今もなお熱烈なファンを抱えるこの作品の集大成として、歴史や世界観を存分に体験することができる原画展となります。 【先行公開日程】 7月5日(金)~7月7日(日) 前期日程:7月8日(月)~8月4日(日) 後期日程:8月5日(月)~9月8日(日) ※先行公開日程には日時指定があります。 ※前期と後期日程には日時指定はありません。 ※先行公開日程と前期日程の展示内容は同一、後期日程のみ一部展示内容が異なります。