美術館4コマ漫画『ミュージアムの女』<br>「チラシの誘惑」「あやしいお荷物」第21話~第30話<br>by 岐阜県美術館©︎宇佐江みつこ

岐阜県美術館2017/04/14(金) - 01:51 に投稿

美術館には必ずいる監視員さん。そんな監視員さん達の日常を描いた美術館4コマ漫画『ミュージアムの女』の連載です。

『ミュージアムの女』  目次


第21話「訪れる人々」
第22話「チラシの誘惑」
第23話「おちつく空間」
第24話「記念に一枚」
第25話「悲しき誤解」
第26話「ツウになるコツ」
第27話「あやしいお荷物」
第28話「プライスレス
第29話「展示室の住み心地」
第30話「きいて監視リーナ♬

 

『ミュージアムの女』第1話から第10話 はこちら

『ミュージアムの女』第11話から第20話 はこちら

現代美術の祖 マルセル・デュシャン 《泉》 100周年 キックオフ・イベント「#Fountain 100 リチャード・マット事件」

ARTLOGUE 編集部2017/04/08(土) - 10:57 に投稿
アルフレッド・スティーグリッツ撮影《泉》(マルセル・デュシャンによるレディメイド)1917/『ザ・ブラインド・マン』第2号(1917年5月)所収

2日間限定、トイレに何かが!
合言葉を言うと・・・。

 

1917年4月9日、いまからちょうど100年前のこの日、アメリカ、ニューヨークでは第一回の独立美術家協会展(いわゆるアンデパンダン展)の際、いわゆる「リチャード・マット事件」が起こります。29歳の若き芸術家、マルセル・デュシャン(1887-1968)がR. Mutt (リチャード・マット)という偽名を使って男性用小便器を「作品」として出品し、展示を拒否されたのです。当時の便器自体は失われたものの、《泉》はレディメイドの代表作として20世紀美術に最も影響を与えた作品として名を残しています。

インタビュー:森村泰昌 No.01 <br>by NIIZAWA Prize

ARTLOGUE 編集部2017/04/04(火) - 19:02 に投稿

森村泰昌(もりむら やすまさ)さんは、1951年大阪市天王寺区に生まれ、育ち、そして今も大阪で制作を続けている日本を代表する美術家です。
京都市立芸術大学を卒業後、1985年にゴッホの《包帯をしてパイプをくわえた自画像》(1889年)に森村さん自身が扮した《肖像・ゴッホ》(1985年)で遅咲きながら実質的なデビューを果たし、初めて展覧会評も美術雑誌に載ったとのことです。
1989年にはベニスビエンナーレ/アペルト88に選出され国際的にもデビューを果たし、その後は美術に”なる”をテーマに、一貫してセルフポートレートの手法で西洋美術の名画、日本美術の名画、ハリウッドスター、20世紀の偉人などに扮して作品を作り続けています。

本稿は、NIIZAWA Prize by ARTLOGUEの「NIIZAWA 2016」受賞を機会に、森村さんへインタビューをしました。

 

インタビュー:森村泰昌 No.01

 

「コンタクト・ゴンゾ フィジカトピア展」ワタリウム美術館 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2017/03/23(木) - 23:01 に投稿

前殴り、走る、
ぶつかり、転び、
ひざ破裂、驚き、
立ち上がりながら息を吸い、
背中に何か分からないが衝撃を受け、
また転び、歯が割れたりする。
だいたい3 秒位の出来事にこれらが全て収まる。
そこに色や形や光、もしくは思考や 時間の全てがある。
作品にメッセージや解答が無いことは予め伝えておきたい。
強いて言えば怠惰な身体が瞬間的に危機を迎え「リアクト」するということか。
「フィジカトピア」とは物理的な事実のみが理性や言語、
社会正義に対して優位を誇る瞬間的な空間である。
我々が高く手をかざせばフィジカトピアが立ち現れる。
殴られてるのに笑える。 Punching,
サイトより

美術館で浮遊散歩「新宮晋の宇宙船」兵庫県立美術館

松宮 宏2017/03/23(木) - 22:36 に投稿

美術館で浮遊散歩
小説家、松宮宏のアート&デザイン散歩。ストリート目線で作品を鑑賞。感性第一。
今回は兵庫県立美術館ではじまった
風と水の彫刻家「新宮晋の宇宙船」
屋内空間で風と光を感じるアート、和みの空間です。

平成28年度 芸術選奨受賞者紹介。美術、芸術振興、メディア芸術部門

ARTLOGUE 編集部2017/03/12(日) - 23:09 に投稿

文化庁は3月8日、平成28年度(第67回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の受賞者を発表しました。

美術、芸術振興、メディア芸術の受賞者と授賞対象作品、贈賞理由をご紹介します。

 

文部科学大臣賞

美術

鴻池 朋子 (アーティスト) 
授賞対象:鴻池朋子展「根源的暴力 Vol.2」ほかの成果

「クラーナハ展―500年後の誘惑」国立国際美術館 フォトレポート 33枚

ARTLOGUE 編集部2017/03/08(水) - 15:55 に投稿

ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。大型の工房を開設して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。
日本初のクラーナハ展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2017年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場となるはずです。
サイトより

「これぞ暁斎!世界が認めたその画力」Bunkamura ザ・ミュージアム フォトレポート 34枚

ARTLOGUE 編集部2017/03/08(水) - 15:30 に投稿

ゴールドマンコレクション
これぞ暁斎!世界が認めたその画力


河鍋暁斎(かわなべきょうさい)(1831-1889)は、幕末から明治を生きた天才絵師です。幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び 19 歳の若さで修業を終え、さらに流派に捉われず様々な画法を習得し、仏画から戯画まで幅広い画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げて海外でも高い評価を得ています。
本展は、世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵の 作品によって、日本初公開作品を含む約 180 点で、多岐に渡る暁斎作品を一挙公開し、暁斎の全体像をご紹介します。
サイトより