野生展:飼いならされない感覚と思考

ARTLOGUE 編集部2017/10/27(金) - 12:49 に投稿

21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年10月20日より企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」を開催します。展覧会ディレクターには、思想家で人類学者の中沢新一を迎えます。中沢は、各地のフィールドワークを通じて、時代や領域を横断し、学問の垣根を超えた研究を行ってきました。

人間の文化と生活には、心の土台となる「野生」の能力が欠かせません。私たちのもつ本能であり、知性でもある野生は、創造力に大きな刺激を与えるきっかけになります。たとえば、明治時代の日本が生んだ大博物学者、南みなかたくまぐす方熊楠は、偶然の域を超えた発見や発明、的てきちゅう中を「やりあて」と呼び、それを繰り返すことで、粘菌学の領域をはじめ神話学や民俗学にも優れた足跡を残しています。南方のような思考の跳躍は、ものづくりや表現の歴史においても、度々その例を見いだすことができます。

理性や合理性ばかりが前面にあらわれる現代においても、野生の感覚と思考は、いまだ失われていません。中沢は、「私たち人間の内に潜み、『まだ飼いならされていない心の領域』こそが、今まさに大切になってきている『野生』のすみかである」と言います。

現代における野生とはなにか。自身の内に潜む野生をどのように見いだすのか。見たことのない物事の意味をどのように理解し、表現するのか。

人工知能美学芸術展

ARTLOGUE 編集部2017/10/27(金) - 11:58 に投稿

このたび当会は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて、2017年11月3日から2018年1月8日まで、世界初の総合芸術展としてAIアート展を開催します。

名称 人工知能美学芸術展
テーマ 人工知能に美意識は芽生えるか

養老アート・ピクニック

ARTLOGUE 編集部2017/10/27(金) - 11:56 に投稿

養老公園でアートを楽しむ ピクニック! 

 

1300年もの歴史を誇る名瀑、養老の滝と、現代アートの聖地とも言える養老天命反転地。この2つの景勝を有する養老公園に、新しいイベントが誕生します。舞台はなだらかな芝生の広場。いくつものテントが並び、賑やかな催しが繰り広げられます。無心に体を動かして汗を流すこともあれば、楽しい驚きに目を見張ることもあるでしょう。時には誰かに思いを馳せたり、新しい発見に心躍らせるかもしれません。色鮮やかな紅葉を渡る秋風に吹かれながら、過去と現在を繋ぎ、生命と健康を繋いで未来を垣間見ます。たった2日間だけの、だけどどこにもない養老アート・ピクニックに、ようこそお越しください。

総合ディレクター 赤松正行

過去16億円以上の資金調達実績! OIHシードアクセラレーションプログラムにARTLOGUEが参戦!

ARTLOGUE 編集部2017/10/26(木) - 23:36 に投稿

本日、大阪市長定例記者会見及び大阪市HPにて発表されましたが、大阪市の平成29年度グローバルイノベーション創出・シードアクセラレーションプログラム(OIHシードアクセラレーションプログラム)に株式会社アートローグ(大阪市・代表取締役CEO鈴木大輔)が選定されました。

OIHシードアクセラレーションプログラムはこれまでの3期で16億円以上の資金調達実績のあるスタートアップ支援プログラムです。

先達ベンチャーに負けないようにARTLOGUEもアートベンチャー、ソーシャルアントレプレナーとして、アート・文化芸術の行く末の一助になれるように事業の拡大と、それに先立ちまずは本プログラムを通じて資金調達を目指して邁進したいと思います。

メンターには存じ上げている方もいらっしゃいますが、改めてご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

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学園前アートフェスタ2017 ーメメント・森ー

ARTLOGUE 編集部2017/10/25(水) - 22:13 に投稿

学園前アートフェスタが、今秋も奈良市学園前で開催されます。2015 年に始まり今年で3回目となる「学園前アートフェスタ」。郊外の住宅街を舞台に、住民自らが運営する新しい形のアートプロジェクトです。

今年のテーマは「メメント・森」です。 これはメメントモリ(ラテン語で「死を思え」という意味)をもじったタイトルで、人々に「森を思い出しましょう」と呼びかける言葉になっています。

学園前に限らず、戦後日本に新しくできた郊外の住宅街は、森や林を切り開き造成され、発展して来ました。 しかし今や日本社会に少子高齢化、人口減少の波が押し寄せ、空き家の増加、環境の荒廃など、平和で良好な環境を保つのが難しくなりつつあります。 このまま行けば、郊外の街はもとの森に戻って行くことになるのかもしれません。
しかし、森こそ、再生する命のシンボルと言えるでしょう。緑生い茂る森は、清浄な空気と水の源、生と死の循環の場でもあるのです。