ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

ARTLOGUE 編集部2017/12/07(木) - 08:08 に投稿
ヤン・ブリューゲル1世、ヤン・ブリューゲル2世《机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇》
1615-1620年頃 Private Collection

 

受け継がれた一族の魂。

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

本展は、2012 年にイタリアのコモ市で開催されたのを皮切りに、以後、作品の入れ替えを行いながら、イタリアやフランス、ドイツ、イスラエルなどを巡回し、この度日本で開催されます。

16、17 世紀のヨーロッパにおいて最も影響力を持った画家一族のひとつであったブリューゲル一族。一族の祖であるピーテル・ブリューゲル1 世は、雄大な風景やヒエロニムス・ボス風の版画の下絵で人気を博しました。彼の革新的な点は、現実世界を冷静に見つめ、人間の日常生活を何の偏見もなく、ありのままに表現することにありました。この観察眼は、彼の2人の息子へ、更にその子孫たちへと受け継がれ、一族の絵画様式と伝統を築き上げていくことになります。

開館35周年記念 日中国交正常化45周年記念特別展「唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢」

ARTLOGUE 編集部2017/12/07(木) - 06:18 に投稿

本展では、中国甘粛省の慶城県博物館が所蔵する約60点の作品の展示により、唐代胡人俑の魅力をご紹介します。

今回の展示では、2001年に甘粛省慶城県で発見された唐時代(618-907)の穆泰(ぼくたい)墓(730年)から出土した胡人俑(こじんよう)の数々を日本で初めて紹介いたします。胡人俑とは、唐時代のシルクロード文化を象徴するものの一つであるエキゾチックな風貌の胡人(ソグド人などの異民族を指す中国における名称)を表現した陶俑(副葬用の陶製人形)です。とりわけ、穆泰墓出土の胡人俑は鮮やかな彩色と極めて写実的な造形により、胡人の姿が生き生きと表現されており、唐代胡人俑を代表するものの一つです。

斬新な魅力に満ちた唐代胡人俑の最高傑作を通して、シルクロードを駆け巡った胡人たちの息吹を感じていただければ幸いです。なお本展に併せて、国立国際美術館との共催による同館所蔵の現代の人物彫刻約10点を展示する連携企画「いまを表現する人間像」展、ならびに特集展「中国陶俑の魅力」なども同時開催します。

 

篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN

ARTLOGUE 編集部2017/12/06(水) - 11:39 に投稿
ジョン・レノン オノ・ヨーコ 1980年

 

写真家の篠山紀信(1940 - )は、1950年代後半から現在に至るまで、作家、アイドル、俳優、スポーツ選手ら国内外の著名人の写真を撮り続けたほかに、日本の芸能、ヌードと自然、都市と建築など様々なテーマに取り組んだ作品を発表してきました。特に彼の撮影した人物たちは、時にセンセーショナルな形で世間の注目を集めつつも、その明快な美しさと強力なインパクトによって多くの人々を魅了しています。50余年にわたる活動を経て今なお彼の創作意欲はとどまるところを知らず、日本を代表する写真家としてパワフルな活動を続けています。

没後40年 熊谷守一 生きるよろこび

ARTLOGUE 編集部2017/12/06(水) - 09:06 に投稿
熊谷守一 《雨滴》 1961年 愛知県美術館 木村定三コレクション

 

97年、自分の思うままに 生き、描いた画家の軌跡


没後40年を記念して、画家、熊谷守一(1880‐1977)の回顧展を開催します。

熊谷守一は、明るい色彩と単純化されたかたちを持つ作風で知られます。晩年は花や虫や鳥など身近なものを描きたくさんの作品を生み出しました。飄々(ひょうひょう)とした味わいを持つエッセイでも知られ、『へたも絵のうち』(原著は1971年、現・平凡社ライブラリー刊)は、現在もロングセラーの文庫となって若い層にも読み継がれています。

その作品は一見ユーモラスで、何の苦もなく描かれたように思えます。しかし、若い時期から晩年までの制作を詳しくたどると、暗闇や逆光など特殊な条件下でのものの見え方を探ったり、スケッチをもとに同じ図柄を複数の作品に用いる方法をつくり上げたりと、さまざまな探究の跡が見えてきます。穏やかな作品の背後には、科学者にも似た観察眼と考え抜かれた制作手法とが隠されているのです。

ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより

ARTLOGUE 編集部2017/12/06(水) - 07:45 に投稿
デイヴィッド・ホックニー 《23, 4歳のふたりの男子》C.P. カヴァフィスの14編の詩のための挿絵より
1966年 エッチング、アクアチント/紙 34.5×22.3cm Tate: Purchased 1992 ⓒ David Hockney

 

ヌード ─人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきました。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなりました。

ARTISTS AS CATALYSTS 触発される身体展

ARTLOGUE 編集部2017/12/05(火) - 13:27 に投稿

世界最高峰のクリエイティブ・文化機関

「アルスエレクトロニカ」とのコラボレーション第8弾

ARTISTS AS CATALYSTS 触発される身体展

テクノロジーによる「身体の拡張」に取り組む2人のアーティストが登場

 

一般社団法人ナレッジキャピタル(代表理事:宮原 秀夫)ならびに株式会社 KMO(代表取締役社長:小田島 秀俊)は、オーストリア・リンツ市の世界的なクリエイティブ・文化機関「アルスエレクトロニカ」とのコラボレーション企画第8弾「ARTISTS AS CATALYSTS 触発される身体展」を、2017 年 12 月 20 日(水)から 2018 年 2 月 25 日(日)まで、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル「The Lab.みんなで世界一研究所」にて開催します。

YANG FUDONG THE COLOURED SKY: NEW WOMEN II

ARTLOGUE 編集部2017/12/05(火) - 13:06 に投稿
THE COLOURED SKY: NEW WOMEN II (彩色天空 : 新女性 II) 2014 年 
ビデオ ・インスタレーション、カラー、音声 Video installation, color, sound 15 分 48 秒 / 15 min 48 sec 
© Yang Fudong. Courtesy Fondation Louis Vuitton

 

 

YANG FUDONG

THE COLOURED SKY: NEW WOMEN II

SELECTED WORK FROM THE COLLECTION

 

ディアスポラ・ナウ! ~故郷(ワタン) をめぐる現代美術

ARTLOGUE 編集部2017/12/05(火) - 13:01 に投稿

あなたは「ディアスポラ」を知っていますか。 「故郷」に戻れずに生きる人々の思いについて、感じ考えたことはありますか。 作品に込められたメッセージを感じとることができたとき、あなたの胸に「故郷」を追われ た人々の思いが迫り、あなたの生き方を問う作品たちを前にしたとき 「ディアスポラ」は他人事ではなくなるでしょう。 紛争や災害などに巻き込まれ、故郷を追われて戻れずにいる人々。 彼らに寄り添い、奪われた故郷と世界に向けてメッセージを発信しつづける 現代美術のアーティストたちの作品を紹介します。

 

没後50年 藤田嗣治 本のしごと -文字を装う絵の世界-

ARTLOGUE 編集部2017/12/05(火) - 12:56 に投稿
藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press

 

没後50年 藤田嗣治 本のしごと -文字を装う絵の世界-

Léonard Foujita Private on Works

 

2018(平成30)年は藤田嗣治の没後50年にあたります。これを記念して西宮市大谷記念美術館では、藤田の画業の中でも挿絵を中心に紹介する展覧会を開催いたします。