開館30 周年 絵本のひきだし 林明子原画展

ARTLOGUE 編集部2017/11/28(火) - 19:23 に投稿
『こんとあき』(1989 年)林明子・作、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵

 

絵本作家・林明子さんが1976 年に初めて手がけた物語絵本『はじめてのおつかい』が誕生して40 年が経ちました。本展では、林さんの代表作『はじめてのおつかい』『こんとあき』から最新作『ひよこさん』までの絵本原画のほか、林さんがイラストレーターとして活動していた時の貴重な作品や、角野栄子さん作『魔女の宅急便』に添えた挿絵など、約200 点の原画や資料を展示します。林さんが描く温かく懐かしい絵本の世界をどうぞお楽しみください。

エリック・カール展 The Art of Eric Carle

ARTLOGUE 編集部2017/11/28(火) - 19:14 に投稿

ぽん!とたまごからちっぽけなあおむしがうまれてからおよそ50年。アメリカを代表する絵本作家エリック・カール(1929- )は、小さなあおむしとともに長く豊かな道を歩んできました。本展は、いまなお輝きを失わないエリック・カールの世界を、原画を中心に、初期の素描・版画、立体や最新作のコラージュも交えた約160点の作品、資料により振り返るものです。カールに出会ったばかりの子どもたち、親として再会を果たしたおとなたちに、色彩豊かなその世界が開かれることでしょう。

 

Part I エリック・カールの世界

『はらぺこあおむし』をはじめ、色鮮やかな作品を世に送り出してきたカール。生きものや自然、家族などのテーマにより、シンプルで繊細な原画の数々をお楽しみいただきます。


Part II エリック・カールの物語

他のアーティストからの影響や、絵本を超えたさまざまな創作活動に触れながら、「色の魔術師」と呼ばれるカールの人生をたどります。

 

長島有里枝&ミヨ・スティーブンス-ガンダーラ 「Forever is Composed of Nows」

ARTLOGUE 編集部2017/11/28(火) - 18:43 に投稿
長島有里枝《Backstreet Billiards》1997、写真乳剤、スケートボード
©Yurie Nagashima / MAHO KUBOTA GALLERY

 

MAHO KUBOTA GALLERY では11 月21 日より 長島有里枝とミヨ・スティーブンス-ガンダーラの二人のアーティストによる展覧会「Forever is Composed of Nows」を開催いたします。

「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展

ARTLOGUE 編集部2017/11/28(火) - 15:00 に投稿
Image taken in Greenland by Fujiko Nakaya, 1994

 

「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展

Greenland by Fujiko & Ukichiro Nakaya

 

 

銀座メゾンエルメス フォーラムは、霧のアーティストとして国際的に活躍する中谷芙二子と、その父・宇吉郎の展覧 会「グリーンランド」を開催いたします。「雪は天から送られた手紙である」という言葉で有名な科学者、中谷宇吉郎 は、1936 年に世界で初めて人工的に雪の結晶をつくり出したことでも知られています。科学の真理を大自然と人間 との協働作業のなかに見出した宇吉郎の姿勢は、霧を媒体とした芸術表現を試みる芙二子に、強く影響を与え続け ています。

マリメッコ・スピリッツ  パーヴォ・ハロネン/マイヤ・ロウエカリ/アイノ=マイヤ・メッツォラ

ARTLOGUE 編集部2017/11/24(金) - 16:33 に投稿
AD新村則人 / D庭野広祐
(Pattern Design: Maija Louekari [Kirsikankukkasade])

 

マリメッコの力強いパターンとユニークな色使いは、1951年以降何十年にもわたって世界中の日常を豊かなものにし、人々がそれぞれの道を歩み人生の喜びを享受できるよう勇気づけました。無駄を削ぎ落とした馴染み深いマリメッコのグラフィカルなパターンは、まるで建築物のような存在感を放つ一方で、自由で有機的な解釈を垣間見ることができます。また、随所には自然の中で過ごす心地よさやフィンランドの伝統的な装飾がふんだんに表現されています。マリメッコは、両極端なこれらの要素の間に存在するたくさんの興味深いニュアンスの集大成であり、常に生まれ変わり続けています。

ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる

ARTLOGUE 編集部2017/11/24(金) - 13:53 に投稿
《ジャガー》2015 年

 

初期作から最新作まで約250 点を紹介する初の全国巡回展

 

野生の匂いと息づかい。自らをたのみにたくましく生き抜く自信と気高さ。
2017 年秋から冬にかけ、長崎県美術館の展示室は「いきものたち」の気配と音に満たされます。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展で連続受賞を果たすなど、その活躍がますます注目される画家・絵本作家のミロコマチコ。本展では、展覧会のために描き下ろした絵画をはじめ絵本原画、立体作品、人形、家具ブランドとのコラボレーションなど多彩な作品約250 点によって、その魅力に満ちた世界を余すことなくお伝えします。
『オレときいろ』(2015 年、金のりんご賞)、『けもののにおいがしてきたぞ』(2017 年、金牌)などブラティスラヴァ世界絵本原画展の受賞作はもちろん、出来たての絵本『まっくらやみのまっくろ』の原画も展示。イベントやワークショップも充実!またとないこの機会をお見逃しなく!

 

便利堂創業130周年記念 「至宝をうつす-文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ-」

ARTLOGUE 編集部2017/11/23(木) - 02:56 に投稿
便利堂による法隆寺金堂壁画原寸大撮影風景 昭和10年(1935)

 

企画趣旨

わが国は先人たちの確かな意思によって伝えられた文化財-いわゆる「伝世品」が数多く遺されている世界でも稀有な国です。その中には、「日本書紀」や「源氏物語」など、オリジナルは失われても「写本」という形によって現存するものが少なからずあります。古代から長い年月にわたり、貴重な文字資料や優れた絵画作品は臨写や模写など人の手によって繰り返し写しが作られ、伝え遺されてきたのです。これらは、大切なものを写して後世に伝えたいという先人たちの思いの賜物です。これは日本が誇る「写本文化」と言えるでしょう。

「石内 都 肌理(きめ)と写真」

ARTLOGUE 編集部2017/11/23(木) - 02:47 に投稿
《Mother's #35》2002年 ©Ishiuchi Miyako

 

横浜の地に暗室を設けて早くも40年の歳月が過ぎた。暗室から生まれた写真はヴィンテージプリントとなり、時間と空気をたっぷり吸って粒子の粒を際だたせる。横須賀からスタートした写真の行方は、固有の気風をのせて歴史と身体と遺されたもの達が一体となり、肌理(きめ)を整え、未来へ向けて発信する。

石内 都

 

石内都(1947年生まれ)は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。

多摩美術大学で織りを学んだ石内は、1975年より独学で写真を始め、思春期を過ごした街・横須賀や、日本各地の旧赤線跡地の建物などを撮影した粒子の粗いモノクローム写真で一躍注目を集めました。